著者の作品が現在直木賞候補作になっているが、本書はその前作にあたる。著者の本はこれで3作品目だが、登場人物の心理描写の的確さには作品を読むたびに感心させられる。内容は、4組のカップルの結婚式の顛末を老舗の結婚式場の1日という形で綴ったもので、4組の結婚式の流れとそれを仕切るブライダル・プランナーの語りが時間の流れに沿って交互に描かれ、最後にある事件を通してその5つの話が1つにまとまるというもの。但し、5つの話は、それぞれ別々に語られても普通に成り立つような感じで、しかもそれぞれが大変面白い。また、5つがそれぞれ違った味わいを持っているというのも素晴らしい。おそらくこの作品はすぐにでもTVドラマ化されるだろうと思う。ブライダル・プランナーの体験を取材すれば、この類の話は他にもいろいろありそうなので、多分、全11話の面白いドラマになるだろう。(「本日は大安なり」 辻村深月、角川書店)
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