300年間世界の数学者を悩まし続けた「フェルマーの最終定理」が証明されるまでの道のりを歴史上の数学者の足跡をたどりながら解説してくれる本書。本質的な数学理論に関する部分は途中で理解できなくなってしまったが、様々な数学者が難問に立ち向かうドラマは無類の面白さだ。ガウス・オイラーといった大数学者は、この最終定理に魅せられつつも、それにのめり込むことはなかったという。この問題が自分の手におえない難しい問題であることを直感的に理解したからのようだが、この問題にのめりこんで一生を棒にふった多くの数学者が存在したことを考えると、彼らの数学上の大きな業績の背後には、そうした危険を察知する直感のようなもののおかげもあったのだと不思議な感じがする。また、そもそもの問題提起をしたフェルマーが自分の解答を残さなかったこと、結局この定理が正しかったこと、この定理が非常に難しい問題だったこと、これらの全てが必要条件となって織り成されたドラマはまさに奇跡というしかない気がする。(「天才数学者たちが挑んだ最大の難問」 アミール・アクゼル、早川書房)
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