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オンライン講演 動物園のお仕事

「動物園の飼育員さんは何をしているのか?」というオンライン会議を見つけ面白そうなので参加してみた。ただ飼育しているだけではなく生態学の研究をしたり自然保護の一翼を担ったりというのは何となく知っていたが、1時間半レクチャーを視聴してその辺りのことが大変よく理解できた気がする。動物園の役割はレクリエーション、教育、研究、自然保護の4つが主なものとのことで、解説と議論はその中の「教育」に焦点を当てて現在の動物園が抱える問題を中心に行われた。学校教育の場では、課外授業の場として動物園に行くところが減っている、先生自身が動物に触れられないので動物に親しむという教育目的が逆効果になってしまう、先生の負担が大きく働き方改革に逆行するので学校で動物を飼えないといった問題が発生しているとのこと。特に、ふれあい広場のようなところについて「触られるのは動物にとってストレスではないか」とか、動物への愛着が強すぎて動物を擬人化して扱いに不満を持つクレームが増えているらしい。どの分野でも同様の悩みが深刻化しているように思え、問題解決の難しさを改めて感じた。
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