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上石神井さよならレボリューション 長沢樹

著者の作品は4冊目。最初に読んだ「消失グラデーション」ですごい作家が出現したという印象が強く残っていて、たまたま本屋さんでこの作家の作品を見かけたので読んでみることにした。本書は、高校の部活を舞台にした学園ミステリーだが、登場人物のキャラが類型的なのは良しとしても、主人公が盗撮写真を同級生に売りつけるといった明らかな犯罪行為を繰り返し、それを洒落た行為のように記述しているのが気になってしょうがなかった。(「上石神井さよならレボリューション」 長沢樹、集英社文庫)
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