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うっかり鉄道 能町みね子

書評誌の年末恒例の今年の「雑学本」ベストワンに輝いた鉄道マニアの著者によるエッセイ集だが、とにかく面白い。最初に我が家にとても近いJR鶴見線の話が書かれていて、こんな近くにこんな楽しそうな場所があるのかとビックリし、次の岳南鉄道の話もすぐにでも行ってみたくなるほどの面白さ、そしてその次の「平成8年の奇跡」と「平成22年の死闘」の2編は本書の白眉ともいうべき内容。趣味を楽しむってこういうことだよなぁと思う。読み終えて早速著者の他の作品を検索、あと数冊は読みたい本が見つかって、嬉しくなった。(「うっかり鉄道」 能町みね子、幻冬舎文庫)

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