goo

展覧会 廃墟の美術史展

第一展示場(2階)は、18世紀以降のヨーロッパ絵画が中心だったが、正直言って似たような作品ばかりで退屈。こんなものかと少しがっかりしたのだが、地下の第ニ展示場が現代アート中心でものすごく面白かった。普通の絵なのに背景に廃墟が描かれていたり、何となく廃墟っぽい装飾だったり、「廃墟」という言葉の定義が一挙に広がったような世界が現れた。特に面白かったのは、渋谷の交差点の俯瞰写真がそのまま廃墟になった細密画の作品。「時間軸を少しいじるだけで現代アートになる。」という解説もしゃれていた。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )