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古希のリアル 勢古浩爾

つい先日著者の本を読んだばかりだが、本屋さんでもう1冊面白そうな本を見つけたので読むことにした。内容は、前に読んだ本とほとんど変わらない。識者・有名人による「思いつきレベルの指南本」の「何かしないと損と脅迫するような記述」や「上から目線の自慢話」が数限りなくあるからだろうが、著者による世の中の「定年本」「老後指南本」へのいちゃもんはとどまるところを知らない。少し気になるのは、ターゲットにされた人からの反論があるのかどうかだ。予想としては、反論するのも大人げないとか、実は思い当たる節があるとかで、あまり反論などない気がする。それでも反論する気概のある人がいたらそれはそれで立派だと思う。著者の本はこれからも楽しみだ。(「古希のリアル」 勢古浩爾、草思社文庫)

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