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ウェイン・グレツキー サイン ③ ロサンゼルス・キングス NHL

2010年03月28日 | サイン集
グレツキーのサインの3枚目(当ブログでは通算4枚目)はロサンゼルス・キングス時代の写真に書かれたサインである。このサインは、黒い部分に白色(銀色)のインクで書かれている点がやや希少である。キングスのアウェーのユニフォームの色が黒を基調としているため、その黒とサインの背景部分の黒が呼応して、デザイン的にも大変格調高いものになっているように思える。しかも、3月23日に紹介した最初のサインほどではないものの、最近のグレツキーのサインとしては省略された部分が少ない、かなり丁寧に書かれたサインである点も注目すべきと思われる。まあ、グレツキー・ファンにとっては、白くても黒くてもグレツキーはグレツキー、いくら見ていても飽きない逸品である。

ウェイン・グレツキー サイン ② エドモントン・オイラーズ NHL

2010年03月27日 | サイン集
グレツキー・コレクションの紹介の2つ目は、最近のサインである。使われている写真は、エドモントン・オイラーズに入団した頃、すなわちデビューしたばかりの10代の頃のものだが、サインは私が持っているサインのなかでは最も新しい。
 以前ここでも書いたことがあるが、一般的にスポーツ選手のサインは、新しいものほど簡略化されていく。人気がでてくると、サインの需要も増大するので、多くのファンになるべく多くのサインをということなるから、こうした変化はある程度致し方ないものである。グレツキーのサインも例外ではないが、むしろ彼の場合、サインをねだる膨大なファンへのサインを延々と続けながら、このような丁寧さを保っていることの方が、驚異といってもよいだろう。しかも、多少省略されていても、その特徴をほとんど失っていないという点で、非常に稀有な存在と言える。こうしたファンへのサービス精神は、試合の前に一生懸命ファンにサインをしているイチローの真摯な態度と共通するものがある。一時期、彼のサインは、機械を使っているのではないかとの説もあったようだが、同じものが1つとしてないことは明白で、濡れ衣ということで落ち着いたようである。

ウェイン・グレツキー サイン ① ファースト・サイン NHL

2010年03月23日 | サイン集
バンクーバー・オリンピックでは、久しぶりにレベルの高いアイスホッケーの試合を何試合か堪能できた。最初の開会式の最終聖火ランナーが、NHL史上最高のプレーヤー、ウェイン・グレツキーだったのは、実にカナダらしい演出だったし、閉会式直前のアイスホッケー決勝でカナダが劇的な勝利を収めたことも、やや出来すぎなくらい感動的だった。そういうことで、今回のオリンピックはアイスホッケー好きには、本当に大満足の大会だった。ホッケーに熱中できたことに感謝しつつ、ここでしばらく、私のコレクションの原点ともいうべき、史上最高のホッケープレーヤー、ウェイン・グレツキーのコレクションを順次紹介していこうと思う。
 グレツキーのサインは既にゴーディ・ハウとのダブルサインを紹介済み(2007年6月1日)だが、ここでは私の手元にあるそれ以外のグレツキーの単独サインを何枚か紹介することにしたい。まずは、グレツキーの最初のサインカードである。彼のサインは、もちろん、このサイン以前にも多く存在する。例えば、試合が終わったところをファンが待ちかまえていて、スタジアムから出てきた本人にサインをしてもらったというサイン。こうしたサインは、何百何千とあるに違いない。しかし、このサインは、そうした面前(person to person)でグレツキーがサインしたものではなく、サイン用のカードに何枚かまとめて彼があらかじめサインをし、それを売り出すという形ので最初のサインなのである。300枚限定生産である。面前でしてもらったサインは、もらった本人にとっては、本物のサインであることが、売られているものを買うよりも確実なのだが、第3者にとっては、それが本物であるかどうかを確認する手段がほとんどない。それに比べて、このように、しかるべきところから売り出されたカードは、由来がはっきりしており、価格表リストにも載っていて、偽物の確率が少ないという利点がある。特にグレツキー本人と会うことが困難な海外のファンなどにとってはこうしたサインを集めることが主流になる。このサインは、そうしたサインの最初のものである。また、このサインは、最初のサインであるという点だけでなく、そうした形でのサインの発売の最初であったために、非常に丁寧に書かれているという点でも貴重なものとされている。その後そういうサインが増えてくると、言い方は悪いが、サインがすこしづつ「手抜き」になっていく。そうした「手抜き」がこのサインには全く見られない。それは次に紹介するサインと見比べれれば一目瞭然である。これは、私のコレクションで最も貴重な1枚である。

サンディー・モジャー サイン NHL

2010年02月26日 | サイン集
元NHLプレーヤー、サンディー・モジャーのサイン。カナダ出身の選手で、NHLでは、ボストンとロサンジェルスという名門2チームでプレーをしていた。生涯成績は、5年間のNHL生活で41ゴール、38アシスト、79ポイントというごくごく平凡な選手だ。他の国の出身であれば大選手なのだろうが、カナダやアメリカではこの程度の選手はゴロゴロいるというレベルだ。このように「サイン・カード」が制作されているということは、彼のサインに対するニーズがあるということでもあると思うのだが、本人としては気恥ずかしいのだろうか、サインの仕方、大きさが尋常でないくらいに控え目だ。ここまで小さくて自信のないサインも珍しい気がする。

ショーン・マックイーシャン サイン NHL

2010年02月25日 | サイン集
元NHLのショーン・マックイーシャンのサイン。名前の綴りは「Shawn McEachern」で、名字の読み方が難しい。 既にリタイアしており、現在はマサチューセッツの大学でコーチをしているようだ。生涯の通算成績は2006年に引退するまでの13年間のNHL生活で254ゴール、317アシスト、571ポイント。また、彼の最盛期は2000年のシーズンで72ポイントをあげている。非常に立派な成績だ。プレーしたチームは、ボストン、ピッツバーグ、ロス、オタワで最後がアトランタだった。これだけの成績をあげている選手だから、当然弱小チームでは、中心選手という扱いだ。最後のアトランタでプレーしていた時などは「チームの成績は彼の出来映えに大きく左右される」といったコメントもあった。

ブラッド・メイ サイン NHL

2010年02月19日 | サイン集
NHLのブラッド・メイ選手のサイン。彼は、一般的には試合中に仲間の選手の戦闘意欲をかきたてる「タフガイ」とされており、ユーチューブを見るとファイト・シーンばかりがたくさん登録されている。確かにNHL昇格の初年度はペナルティが300分を超えており、「タフガイ」という感じだが、2年目以降のスタッツをみるとそれほどペナルティ時間は多くない。自分の役割に迷いがあったのか、初年度の記録がNHLになじめずに突出してしまっただけなのか、それとも2年目から「テクニック」で勝負しようと路線変更したのか、そのあたりは判らない。既に40歳近いベテランとなり、ここ2年ほどはまたペナルティが多くなっているのをみると、体力テクニックの衰えから、再び「タフガイ」に活路を見出そうとしているようにも思える。最近4年で4チームを渡り歩いており、こうした選手の典型的な引退直前のパターンのように思われる。

ブレンダン・シャナハン サイン NHL

2010年02月01日 | サイン集
NHLのスーパースター、ブレンダン・シャナハンのサイン。大好きな選手だっただけに、つい先日(2009年11月)の引退表明にはびっくりした。年齢も40歳を超え、プレーを見ていても、数年前にレッドウイングスを離れた頃から明らかにピークを過ぎた感じがしていたので、やむを得ないところではあるが、やはり彼の熱いプレーが見られなくなると思うと寂しい。彼のサインは、既に紹介したようにも思うが、引退を記念して再掲しておく。名門レッド・ウイングスのキャプテンにして稀代のポイント・ゲッター、しかもラフプレーを厭わないガッツと、あくまで紳士的だったグレツキーとはひと味違うスーパースターだった。彼もまたサキックと同様、カナダ人では5人しかいない「トリプル・ゴールド・クラブ」のメンバーである。

エヴァンジェリン・リリー サイン ケイト LOST

2010年01月31日 | サイン集
LOSTで主人公ケイト役のエヴァンジェリン・リリーのサイン。LOSTに登場する俳優のなかでは、最も人気のある俳優の1人だ。役柄のケイトは、当初ドラマで単独の主人公の位置づけだったのが、製作の途中でジャックとのダブル主役のようになったという。そのせいもあって、ジャックよりも話の筋に大きく関わる場面が多いように思われる。サインの方は、やや気の抜けたあまり面白いサインではない。

アンディ・サットン サイン NHL

2010年01月21日 | サイン集
NHL選手アンディ・サットンのサイン。ミシガン工科大学でプレーした後、ドラフトを経ずにAHLで1年だけプレーし、その後NHLに昇格して活躍している選手だ。NHLでは、サンホセ・シャークを皮切りにいくつかのチームを渡り歩き、現在はNYアイランダースに在籍している。ディフェンスのどちらかというと地味な選手だが、身長1.98mということで、ディフェンスに高さと重みが必要なチームに必要とされ、そうしたチームをわたり歩いているという感じだろう。まだ34歳だが昨シーズンはあまり活躍の舞台がなかったようだ。もうひと活躍を期待したい選手である。

ロブ・レイ サイン NHL

2010年01月19日 | サイン集
NHL選手、ロブ・レイのサイン。90年代にバッファロー・セイバースで活躍した選手で、2004年以降はNHLでの成績が記載されておらず、マイナーで1年プレーした後、引退したようだ。1999年には、チャリティーなどの地域貢献で顕著な功績があった選手に贈られる「キング・クランシー・トロフィー」を受賞している。彼の情報はあまりないが、ユーチューブをみると、最も有名な「タフガイ」選手であるタイ・ドミとのファイトの映像が登録されている。彼にけんかを売る度胸も大したものだが、選手としては「悪役」を引き受けながら、実生活ではチャリティーなどに力を入れるというのが、NHL選手らしくて嬉しい。サインも手慣れた感じで、多くのファンの要請に応えてサインを積極的に行っていることが判るし、ファンが喜ぶように大きめのサインであることも、ファン思いであることを示している。

マイケル・オーウェン サイン リバプール サッカー

2009年12月31日 | サイン集
イングランドのスーパースター、マイケル・オーウェンのサイン。若くしてイングランド代表になり、実力・人気ともデビッド・ベッカムの後継者と言われた選手である。その後、人気の方はウェイン・ルーニーの出現で彼に一歩譲っている感じだが、実力の方はまだまだ互角というところだろう。歴代サッカー界のスーパースター50人にも堂々と名を連ねている。サインも実に堂々としていて大変美しいサインである。

マノン・レオム(ローメ) サイン

2009年12月19日 | サイン集
NHLの試合に出場したことのある唯一の女性プレーヤーとして有名なマノン・レオム(ローメ)のサイン(再掲)。今夏にカナダ留学から帰国した親しい人が、彼女の名前の現地での発音は「ローメ」だと教えてくれた。しかし、YouTUBEで彼女の出演したTV番組をみると、アナウンサーが彼女へのインタビューの最初に「名前<RHEAUME>の発音はレオムでいいか?」とたずね、本人自身が笑いながらうなずいているのが確認できる。フランス系カナダ人の名前の発音は同じ国の人でも本人に確認しなければわからないほど難しい。真相は定かではないが、もしかすると、本当はローメなのだが訂正するのが面倒でそのまま受け流した、ということかもしれない。そういえば、勝利数NHL歴代2位のゴールキーパーPATRICK・ROYが名前の発音について「ロアと発音して欲しい」と何度も言っていたのを覚えている。また、フランス系カナダ人の名前の<RICHARD>はリチャードではなく、リシャールと発音する。こうした有名な名前ならば覚えようもあるのだが、とにかく聞いてみなければ判らないのは、多民族国家ならではのような気がする。
 それにしても、留学していた人から、授業で彼女についての話が出たということを聞いたときは、彼女が今でもカナダで慕われてることを確認できたようで、とてもうれしかった。

ジェフ・フリーセン サイン NHL

2009年12月16日 | サイン集
私がNHLを見始めた頃にデビューした選手の引退が相次いでいる。次は元NHLのジェフ・フリーセン。1994年のNHLデビューからずっと見守ってきた選手だが、ついに昨年からどこでプレーしているのか判らなくなってしまった。サンホセ・シャークスからデビューし、弱小チームを引っ張っていたのが記憶に新しい。21世紀にはいってからはアナハイムやデビルスを渡り歩いてやや勢いを失い、2007年からはついにNHLを首になりAHLでプレーしていたようだ。2006年の成績が72試合とほぼフル出場で6ゴールしかあげられなかったのだから致し方ない。年齢による衰えか、どこかの故障か詳しくは判らない。そしてついに昨年から、どこでプレーしているのか判らなくなってしまった。事実上引退してしまったのかもしれない。

マーカス・ナスランド サイン NHL

2009年12月15日 | サイン集
NHLバンクーバーカナックスの元主将マーカス・ナスランドのサイン。オールスター戦に5度も選出され、年間100ポイントを達成したこともある名選手だが、本年5月ついに引退を表明した。私がNHL選手のサインを集め出した頃、ちょうど期待の新人選手だった。その時の期待通り、期待以上の活躍をした選手といっても良いだろう。通算395ゴール、474アシスト。ポジションはレフト・ウィング、まさにポイント・ゲッターの名にふさわしい活躍だった。前にも書いたが、スウェーデン出身で、しかもピーター・フォースバークやセディン兄弟と同じ町の出らしい。

ヘンリー・ヒル サイン マフィアの一員

2009年12月08日 | サイン集
少し変わったサインを紹介する。これは元マフィアの一員だったヘンリー・ヒルという人物のサインである。彼の波瀾万丈の生涯は「グッドフェローズ」という映画になった。アメリカではかなりの有名人らしい。そうした人物のサインが製造されて売りに出されるということは、アメリカらしいという感じがするが、日本人にはなかなか理解しにくいことのように思える。さらに良く判らないのは、彼の経歴をみると、ルフトハンザ強奪事件の首謀者として逮捕され、そのときにマフィアの全貌をFBIに証言するという司法取引を行い、その後「証人保護制度」の適用を受けた人物だということだ。証人保護制度というのは、検察側の証人として組織犯罪の内部告発を行った人物などに対して、組織に消されないように名前を変え、新しい身分証明書・住所・職業を斡旋したりする制度、と理解しているのだが、どうしてこのような人物の顔写真入りのサインが売りに出されるのかが、理解できない。大昔の話なので命を狙われる心配がなくなったということなのだろうか。このサインの製造業者は彼に何らかの謝礼を払ったのだろうが、そうしたことも日本人の感覚では理解しがたいと思う。