みなさん、こんにちは。
徳田:「その他のうつ病性障害」はさまざまなカテゴリー群を含んでいますが、基本的には大うつ病以外で抑うつ症状を呈する群が軽症うつ病です。
レジデント:かなりヘテロな病気ですね。
徳田:気分障害の患者さんは複雑なのです。
英語では、Depression not otherwise specified(Depressio . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
レジデント:食欲低下や体重減少はなし、ということですので、うつ病とまではなっていない印象です。
徳田:そうですか。うつ病の有病率について考えてみましょう。どの程度の頻度と思いますか?
レジデント:そうですね。数パーセント程度でしょうか?
徳田:セッティングによって異なりますが、内科系プラ . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
ストレスの多い現代社会で、うつ病の患者さんが増えてきている。
しかし、多くのうつ病患者さんが、その診断がなされないままでいるということが起きている。
原因不明の身体症状(medically unexplained symptoms: MUS)を呈する患者さんでは、かなりの割合でうつ病を持っている。
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みなさん、こんにちは。
大学医学部を卒業したばかりの研修医は、医師としても杜会人としても未熟であり、最初に出会った指導医の影響を直接受けやすい時期でもある。
医学知識や技術のみならず、態度や言葉使いまでかなりの影響を受けることになる。
指導医の責任は重大であり、研修医の社会人としての将来にかなり影響を与えることを自覚して指導にあたる必要があ . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
今回はビジネス界でよく引用されている高度のパフォーマンスを達成できるチームの条件を紹介する。
これは医療チームでも適用できる内容。
1) チームのメンバーが共通の目標を認識し、それにむけて行動する。
2) チームのメンバーがお互いに信頼関係を構築するように努める。
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みなさん、こんにちは。
現代の病院診療体制の主流であるチーム医療は、医療の安全性と効率とを両立しうる有効な可能性を持つ。
医療内容をチームのメンバーで2重3重のチェックをすると、医療事故は減らせる。
どんなに注意しても、人間個人のミスをゼロにすることは不可能である。
しかし、仮に200回に1回医療ミスが生じ . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
指導医は研修医のロールモデルであり、ともに働く臨床医であるべきである。
臨床には従事せず、指導のみおこなう医師は実践的で有用な教育は困難である。
すぐれた指導医とは、効果的な臨床医を指す。
それでは効果的な臨床医とは何か。
名著Effective Clinician(1973)でT . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
臨床医学の父オスラー先生は、1889年39歳でペンシルバニア大学を去った。
このときの卒業式での講演(平静の心Aequanimitas)において、医師にとり沈着な姿勢に勝る資質はない、と述べた。
これはむしろ指導医の資質と考える。
状況の如何にかかわらず冷静さと心の落ちつきを失わないことを意味する。
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