脆弱な高齢者の場合には、「敗血症」などの重篤な急性疾患があっても食欲不振などのような非特異的な症状だけが前面に出ることも多く、発熱を認めない食欲不振だけの敗血症も脆弱な高齢者ではあり得る。
病歴で必ず聴取すべきことは、妊娠の可能性や飲酒歴、生活歴、服薬歴である。
「食欲不振」を来たしうる薬剤としては、非ステロイド性消炎鎮痛剤、ジギタリス剤、抗菌薬、抗癌剤、抗結核薬、抗パーキンソン病薬、テオフィリン、抗うつ剤(とくに選択的セロトニン再取り込み阻害剤)などがあげられるが、あらゆる薬剤でおこりえると考えた方がよい。
他科・他院で処方されている投薬内容は、必ず漏らさずに聞き出し記載する必要があるといえる。
患者さんに服用中の薬を全て持参してもらい、薬剤部にチェックしてもらう方法も有効である。
食欲低下の原因疾患で問題になるのは「体重減少」を伴う場合であり、その鑑別の多くは体重減少の項と重なる。
写真:浦添市の夜景
これを実践するだけで、楽しく食事をして、健康的に若々しく、やせることができます。高血圧や糖尿病も予防するので、コロナウイルスにもかかりにくくなると思います。「病気にならない食事の極意」よろしくお願いします。
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