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心筋梗塞の病因と病態とは?

2018-12-04 | 勉強会
 
みなさん、こんにちは。



心筋梗塞は、心筋の栄養血管である冠動脈の血流が一定時間以上途絶ないしは不充分(虚血)になるために心筋が壊死に陥った病態です。



急性期の死亡率が高く、死亡の多くは発症後数時間以内の早期に発生し、心室細動などの重症不整脈による突然死です。



機械的合併症は入院死亡の約80%を占め、心不全、心破裂(自由壁、心室中隔)、乳頭筋断裂(不全)による僧帽弁逆流などの合併症は致命的となります。


発症早期に心筋梗塞巣の縮小をはかるため冠動脈再灌流療法が推奨されています。



心筋梗塞の90%以上が冠動脈硬化に基づいて発症します。


冠危険因子には高血圧、高LDLコレステロール血症、糖尿病、喫煙、肥満、高インスリン血症などがあります。



心室壁の心内膜側から心外膜側に至る全層が梗塞になった場合を貫壁性梗塞、心内膜側だけに限局する場合を心内膜下梗塞とします。




写真 群星沖縄研修医勉強会:大浜第一病院にて。

 

 

 

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