みなさん、こんにちは。今回から数回に分けて、先日放送されましたラジオの中身を掲載いたします。
アーサー アイ・ネット・ラジオ、今回も事前収録です。
5月21日金曜日に収録しております。
今日は、先だってから行われておりました沖縄県におけるまん延防止等重点措置から緊急事態宣言への移行というものが、正式にリリースされ、現在、沖縄県においては、23日、の日曜日から発出される緊急事態宣言に伴う、対応指針が準備中という状況。
その中での収録です。
番組では毎月最終土曜日をウェルネスウイークという特番としておりましたが、昨年より新型コロナウイルスに関連します情報提供として位置づけてお送りしております。
それでは今回も、改めてご紹介いたします。
群星沖縄臨床研修センター、徳田安春先生です。
徳田さん、今週もよろしくお願いします。
徳田 よろしくお願いします。
アーサー まー、なんと。収録のこの日に、いろいろと。
徳田 そうなんですね、ますます厳しい状況になってます。
アーサー そうですね、きょうは徳田さんに、さまざまな変化に伴います状況についてご意見をうかがいながら、進めたいと思います。
まず最初に徳田さんにご意見をいただきたいのが、この4月12日から適用されました、まん延防止等重点措置。
もともと5月31日までの予定だったわけですが、ゴールデンウイーク開けの感染状況を踏まえ、今週に入って、一気に緊急事態宣言の流れになった。
この一連の動向、そして現在の感染者数に関する見解を交えて、ご意見いただきたいと思います。
徳田 この、まん延防止等重点措置というのは、もともと海外ではサーキットブレイカー式ロックダウンということです。
流行の前の時点で、感染者が数人とか、そういった規模で出た時に限定的に行う予備的なロックダウンと。
以前から申し上げていますように、「早く・強く・狭く・短く」行う感染対策がサーキットブレイカー式ロックダウンです。
ですから、もともとの趣旨が守られていない。
これは沖縄だけの問題ではなくて、全国そうなんです。
まん延防止対策だとしてやっているんですけれど。
まん延してからやっているわけですから。
まん延してからでは意味がない。
例えばニュージーランドなどでは、ほんの数人、10人以下の陽性者が出て、ロックダウンしているんです。
これがサーキットブレイカー式ロックダウンですね。
そういったことを瞬時に行うというのがサーキットブレイカー式ロックダウンであって、やり方を最初から間違えている。
まん延してからやるのは緊急事態宣言以外ないんです。
問題は中身なんですね。
1年前の第一波の時の緊急事態宣言と今回の緊急事態宣言を、街の風景とか、人の出入りとか見ると、ほとんど効果がないんじゃないかというのが、みんなの感想じゃないですか？
アーサー 確かにおっしゃる通りだと思います。
特に今回の、まん延防止等の措置に対して、県民への要請事項として県としての公式ページに発表されているのは、昨年、もう1年ほど前と、似たような内容、もしくは全く同じ内容がほぼ踏襲されている。
そうすると、今、徳田さんおっしゃるように、メッセージとして出しているものが同じであっても、実際の人の動きと経済としての動きがリンクしない結果になってしまっている。
そういう判断でしょうか。
続きは次回に。
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