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前回ケースの診断:脳静脈血栓症

2020-10-12 | 闘魂症例検討会

みなさん、こんにちは。

 

頭部MRIでは同部位にMRI FLAIRで高信号領域を認め、
 
 
 
SWIでは静脈血栓症の所見を認めた。
 
 
 
 
脳静脈血栓症に伴う痙攣重責発作と診断し、ホストイン投与、明らかな出血は認めなかったためヘパリンの持続静注を開始した。
 
 
2病日、若干の記銘力低下を認めるがJCS1程度まで改善したためレベチラセタム1000mg内服を開始した。
 
 
3病日、再度問診を取り直したところ、勃起不全に対し海外から輸入されたタダラフィルを内服していることが判明した。
 
 
5病日、内服のワーファリンを開始した。
 
その後記銘力低下も徐々に改善し、第7病日凝固異常検査目的に提出した検体で抗カルジオリピン抗体が14と陽性であった。
 
 
痙攣の再発なく経過良好であったため、第15病日退院した。
 
現在、けいれんの再発なく外来通院中である。

 

 

 

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