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ポリファーマシーに対する介入

2023-05-26 | 闘魂症例検討会

みなさん、こんにちは。

 

ポリファーマシーに対する介入としてdeprescribing(脱処方)がある。

 

脱処方(deprescribing)とは、個々の患者における治療目標、心身機能、余命、治療介入の価値、患者自身の好みなどを配慮した上で、今後、予想される有害性が利益を超えるような薬剤を見つけ出し、その処方を中止することである。

 

 

たとえば、高齢者に対するベンゾジアゼピン系薬の長期投与は転倒リスクとなる。

 

高齢者におけるベンゾジアゼピン系薬の脱処方は、転倒のリスクを減らし、認知機能と身体機能を改善させるというエビデンスがある。

 

骨粗鬆症と転倒骨折の既往があるケースでベンゾジアゼピン系薬を内服中の場合は、第一にベンゾジアゼピン系薬が脱処方の対象薬剤となる。

 

 

写真:本島南部、豊見城市の風景です。

 

 

これを実践するだけで、楽しく食事をして、健康的に若々しく、やせることができます。高血圧や糖尿病も予防するので、コロナウイルスにもかかりにくくなると思います。「病気にならない食事の極意」よろしくお願いします。

 

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