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燃えるフィジカルアセスメント

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頸静脈圧の測定

2018-08-08 | 勉強会
 
みなさん、こんにちは。
 
 
 
 
頸静脈圧の標準的なゼロ点は胸骨角(ルイ角)です。
 
 
どの挙上アングルでも、静脈圧測定ではこの高さをゼロ点とします。
 
 
そこで、頸静脈脈波の頂部の高さから胸骨角までの「垂直」距離を測定します。
 
 
 
 
「頸静脈圧は胸骨角より5cm」というように表現します。
 
 
正常値の上限は胸骨角より4.5cmです。
 
 
 
 
図:頸静脈圧の測定




 
(上記図内の訳:height of observed venous distension: 静脈拍動の頂上。height of sternal angle:胸骨角の高さ)
 
 
 
 
静脈圧が仰臥位の胸骨角より低い場合は、仰臥位として拍動を観察します。
 
 
このときは、患者の手背静脈を用いて、まずベッドの高さまで下げたあと、徐々に挙上させ、右心房からの垂直距離をみながら「虚脱」する高さを診て、これを静脈圧とします。
 



写真   おやつの三か条:オハナにて

 

 

 

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