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肺の聴診

2021-07-21 | 闘魂症例検討会
みなさん、こんにちは。
 
 
 
気管支呼吸音は呼気が大きく聴かれる。
 
肺胞呼吸音は吸気が大きく聴かれる。
 
 
 
末梢肺野で、気管呼吸音のパターンで呼吸音が聴かれるときには、巨大ブラや気管支拡張症などを示唆する。
 
 
 
呼吸副雑音のうち、笛様音(wheezes)はCOPDや喘息などの閉塞性呼吸器疾患などで聴かれるが、上気道付近で聴かれるときには、上気道狭窄病変(腫瘍や炎症など)を示唆する。
 
 
 
いびき様音(rhonchi)は蓄痰を示唆しており、とくに触診で触れる場合(rattling)には、重症の蓄痰を示唆する。
 
 
 
断続性呼吸副雑音(クラックル)は聴かれるフェーズによって分類すると、病変部位を推定することができる。
 
 
 
吸気早期クラックルでは太い気管支の病変(慢性気管支炎)、吸気早期~中期クラックルでは中等度のサイズの気管支の病変(気管支拡張症)、吸気終末クラックルでは間質の病変(間質性肺障害、非定型肺炎)を示唆する。

 

 

写真:南城市知念岬からの眺望

 

 

 

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