怠るな!

残しておきたいことと残しておいてはいけないこと

一言一句

2014年12月18日 08時57分01秒 | たわごと
落語は伝承芸だった
今はいろいろな形態があるようだが
昔は録音技術もなかったので
師匠がいう通りをまねをして覚える
そうして一つの話を代々伝えていく

他派の門もたたくことは結構あったようだ

枝三郎師匠も米朝師匠に話をつけてもらうことがあったと聞いた

そして師匠にもよるが一言一句なぞらないと
しかられることもあったようだ

「今、何いうた……」というのを
「何いうた、今…」と言い間違えても
しかられることがあったという

一言一句間違えずにそらんじなければならない世界が古典落語

なのかもしれない。いやそれを経ないと落語にならないのかもしれない

結果を問われているようだが
どうやら課程を問われてるような気もする

もちろん場面によっては語の順序次第で
ニュアンスが異なることがあるが
そうではない箇所でも
一言一句間違えないように練習することが
とりもなおさず落語の芸力に結びつくんだと思う

さあ今日もいちにち「河豚鍋」に挑戦してみよう
何が見えてくるか?

外は雪