自然の慣性に身をまかせて

自然から得られた重力と遠心力をスキーでいかに推進力に変換できるか楽しんでいる山猿510の記録です。

2012-09-28 21:43:41 | 記事
最近久しぶりに風邪をひき、つらかったけど、結果すこしやせて嬉しかった山猿です。

岳は週刊ヤングジャンプ?でちょくちょく立ち読みしていた時から面白いと思っていた。
あのやさしいタッチがいい。

その岳の映画がテレビで放送するという情報を嫁に教えてもらった。

オンタイムでは見れなかったので、録画しておいたものを見た

チラシとかで小栗 旬君、長澤 まさみちゃんがさわやかでかっこよく、またマムート、マウンテンハードウェアーもいいなと思いながら見てたけど、

今回はあえて、長男と次男と一緒にこの映画を見た。
目的はただ一つ、「山はすばらしく、山は命を落とすぐらい危険な所」であり
お父さんはそこに魅せられた人ということを知ってもらう為に、

どれだけ私の意図が伝わったかは、分からないけど、何人も人が死ぬシーンをみて
少しは感じてくれたと思う。

そして私がこの映画を見て、再度思ったこと
1.山はやっぱりすばらしい
2. 山で命を落としてはいけない
当たり前の事だけど、やっぱり重要。みんな山で命を落としたくて、山に行く訳じゃない
でも命を落としてしまう。それはそれだけ魅力であり、落としてしまう危険がある。


山スキーを始める前は、ニュースで冬山で死者○○と漠然とした情報だけ聞いていただけど
山スキーを始めて、山スキーメーリングリストの人、ブログの人など
パソコン上だけど、知っていた人が実際に死ぬことを何回も知ることとなった。
より死というのが冬山であるという現実を実感でき。ときには悲しく、悔しいと思うことも多々あった。

バックカントリー(BACKCOUNTRY)というと裏山的なパークにでもいったオシャレな軽い感じがする
山スキーは冬山でスキーをするという泥臭い感じがする
そして日本では冬山は危ないという認識ある場所でスキーをするという意味を持つ言葉
私はその日本人が感じる言葉の意味、響きをやっぱり大切にしたいと思い、あえて山スキーの言葉が好きだ。

冬山に行くことを正当化するつもりはない。冬山はやっぱり危険だと思う
でも私は冬山にあえてまた行くと思う。それはそれだけ魅せられる場所だから

三歩の言葉「山はすばらしいのが半分、苦しいのが半分、人生は生きるのと死ぬのが半分。しかしその半分をどうするかは自分次第」を今一度自分にしっかり言い聞かせたい。

私が今まで大きな事故がなかったのは運がいいだけ、仲間に助けられたところもあるからであり、
まだまだ自分次第に出来る能力は足りないと思う。私の山スキーを自分で安全の方向に変えるために特に今必要なモノは
1.体力
2.天候が読める能力
3.セルフレスキュー力
をもっとつけなければならないと思った。無理せず、こつこつとがんばろう。

岳がレスキューした後に言う言葉、「また山においでよ」
あれ、なんかいい。助けられるな。山好きな人にとってあの言葉は

今シーズンも、自分と今まで知り合った全ての山スキーの仲間が何事もなく無事に山スキーできるように祈り
またスキーが大好きで無茶をしてしまう自分に言い聞かせる為にも、あえてこの記事を記載しました。

なにより家族の為にも、命を粗末にしてはいけない。

みなさん今シーズンもよい山スキーライフをしましょうね。 山猿ことGOTOより

追伸:この記事についていろいろ議論はしたくありませんので、私の独断でコメントを消去させてもらうこともあります。
   あらかじめご了承ください。
コメント
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