晴耕雨読、山

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登山口で富士に会えたものの雁ヶ腹摺山

2022年09月14日 | 

以前から気になっていた山、山梨県の雁ヶ腹摺山に行く。「がんがはらすりやま」と言う山名は、渡り鳥である雁が腹をこするように越えた山と理解していたら近くに渡る鳥道があってのことらしい。昔の人もよく考えて名付けたものだ。周辺には似たような牛奥ノ雁ヶ腹摺山、笹子雁ヶ腹摺山もある。この山の鳥道は大峠のようで、そこの登山口へ中央道大月ICから40分。集落を抜けてからの林道のほうが幅広く走りやすい。林道と言えば狭く、対向車が来れば待避エリアまで後退など苦労するのが一般的。舗装路の凹みを避けての運転以外は今までで一番快適である。路肩駐車して開けた前方を見ると富士山、急いでシャッターを切る。案の定、すぐ雲に覆われてしまった。旧五百円札の裏に印刷された富士山の撮影地として人気の山である。かすかな望みを抱いて出発。山腹を回り込みながら緩やかに登る。途中、長短の木橋で沢を渡り、木の根や岩の少々の登り。30分ほどで大きく左折、道は大きくジグザクしながら頂をめざす。やや傾斜が増し、木の根、滑りやすい道にはクサリ、岩を越えて前方を見ると小さな草原。その上方に山頂が見えた。着いて振り返るもののガスが立ち込め、晴れても雲の中で富士山は看板で想像するのみ。同様に富士山が綺麗に見えるというこの先の姥子山もやめて下山。曇り、晴れの予報の日だったから、登山口で見れただけでも良しとしょう。またの機会は雪を被った秀麗富士の時期がいい。12月から4月まで林道が冬季閉鎖のため紅葉の11月、それとも新緑の5月頃か。考えつつ、わずかの秋色を探しながら登山口に戻った2022年9月14日(水)/(大峠の路肩に10台程度の駐車スペース)大峠1560m 08:40~09:10左折標識09:15~09:50雁ヶ腹摺山1874m 10:10~ 11:10大峠