ついこの間「永遠の0」を鑑賞したが、はっきり言って期待倒れであった。特攻物の共通した問題を感じてしまった。命をかけて祖国のためにたたかった彼らの犠牲は尊いのだが、そんな風に彼らを追い込んでいった時の天皇制政府や、天皇の命令のもとに兵士を駆り立てていった軍部の責任が描かれていない。そういう意味で、非常に不満を感じざるをえなかった。
そんなこともあって、現在上映されている映画の内、「利休に聞け」か「武士の献立」がよさそうだとおもっていたのだが、結局「武士の献立」に落ち着いた。主演は上戸彩である。加賀藩の料理番の家に父親に見初められて嫁に行き、まったくやる気のない夫(次男坊)に料理指南をして、一人前の料理人に仕立てる話しなのだが、かなり史実にもとづいた話らしい。出てくる料理の数々といい、上戸彩の美しさといい、見て得した気持ちになれる映画だ。「永遠の0」が期待倒れであっただけに、十分満足することが出来た。
「永遠の0」は、此方です。 http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/a62e3858ebb67548afc865a016043dd3
コメント欄を汚してしまいました。 m(_ _)m