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必ずコメントに参ります by iina

永遠の0

2014年01月09日 | 映画
岡田准一が主演。
ことしの大河ドラマ「 軍師官兵衛」黒田官兵衛 役 で主演するからタイムリーに見たものだ。

ゼロ戦を造った者を描いた「風立ちぬ」を見て、次に「ゼロ・グラビティ」を見たので、ゼロのご縁がつづく。

終戦間際に、神風特攻隊に志願して戦死した海軍航空兵の祖父のことを調べて歩く。ところが、評判は芳しくない。
戦地に赴く前に、家族には「必ず帰る」と内々に約束することはあったかもしれない。しかし、戦地でも同じことを公言することは、当時の時代背景を考えると、はばかれることで まったくあり得ない話しだ。
たとえば、北朝鮮で「兵隊に行きたくない」と放言するようなもので、危険思想と見做されてしまうだろう。

2006年に発行された百田尚樹著の小説だから、戦後60年が経ち戦争を知らないこどもたちの時代から平和ボケの時代に移行し、平和を訴えるキャッチ・コピーに「生きて帰る」を使ったのかもしれない。

ただ、主人公の命運はというだけのストーリーに終わらせてないのが秀逸ではあった。この映画を見て、泣けたという若者が多いらしく良しとしよう。

そして、思いのほかCGが本格的だった。

夏八木勲最後の出演作品。


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15 コメント

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linaさんへ (sugiura)
2014-01-09 05:06:34
宮沢賢治の劇場中継のコピーを見ました。若いときの感動が蘇りました。

少しづつ良い映画を見てみようと思っています。新しい映画はlinaさんのご紹介からと思っています。
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おはようございます。 (延岡の山歩人K)
2014-01-09 08:32:31
「永遠の0」=「永遠に戦争はゼロ」という事でしょうか

 >平和を訴えるストーリーにしたと思わざるを得ない。
iina様のご感想、なかなか意味深ですね
どのような内容なのか気になります。

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岡田准一 (らいちゃん)
2014-01-09 09:37:09
今年も映画鑑賞が多くなりそうですね。
今年、黒田官兵衛役で注目を集める岡田准一の演技を早々にご覧になりましたね。
映画に疎い私は岡田准一という俳優を初めて知りましたが、演技派の俳優なのでしょうね。
大河ドラマの官兵衛を楽しみにしているところです。

福沢諭吉のスーパーマンはお札の折紙でしたか。
上手に作られていたので、てっきり切り裂いているのだと思っていました。
iinaさんのブログにお札の折り紙がこんなにあったとは思いもよりませんでした。
どれでもいいから1枚欲しいです。
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コメントに φ(..) (iina)
2014-01-09 10:48:29
(sugiura) さん へ
ブログをアドバンスに移行とは、公告がなくなるだけですか。
有料にしてまで求めたいツールがあるのでしょうね。




(延岡の山歩人K) さん へ
まさしくボッティチェリ 「ヴィーナスの誕生」 の大きな貝殻です。島ノ浦に出掛けたカイがありましたね。
iinaは、ヴィーナスの方を所望したかったです。 (^^ゞ

「永遠の0」は、ゼロ戦を扱っています。それも、終戦間際に特攻隊に志願して戦死した祖父は、生きて帰ると非難されながら
放言していたのに、どうして志願までしたのかの謎を追うストーリーです。
映画の内容には、極力触れぬようにしているため、言葉足らずでした。その後、記事を少しだけわかりやすく編集しました。m(_ _)m

インターネット関連インフラのない所に引っ越しでブログを休眠とは、残念です。寂しくなります。
ときどき、拙ブログをのぞいて息抜きしてください。
そして、相変わらず山登りで体力を増強してお過ごしください。




(らいちゃん) へ
「笑門来福」には、落語が向いていますね。
崩れる笑顔の持ち主・柳亭痴楽は、流暢に綴り方教室をからだを よじって 噺していました。
これほどの個性派の落語家が少なくなりました。

最近ご無沙汰の落語を聴きに出かけようかな。免疫力アップできるとは、嬉しiina~。


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おめでとうございます。 (大野 巖)
2014-01-09 14:16:46
あけましておめでとうございます。
今年もiinaさんにとって幸せな一年でありますようお心よりお祈りいたします。

早々にトラックバック有難うございます。
小生、コメントで申し訳ございません。
本年も昨年同様 よろしくお願い申し上げます。
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外せない作品 (更家)
2014-01-10 07:59:59
映画「永遠の0」は、外せない作品だと思います。

零戦のパイロットだった祖父について調べ始めた孫たちが、かっての戦友を訪ねて回る中で、祖父にまつわる謎が解けてゆく、という物語の飽きさせない展開が良く出来ていました。

確かに、iinaさんのおっしゃる様に、「必ず帰る」と戦地で公言することは、当時の時代背景を考えると、私も、あり得ない話だと思いますので、そこは小説なのでしょうね。

でも、ありきたりの昔の戦争話に終わらずに、今もなお現在とつながっているというストーリーが説得力がありました。

また、CGの零戦の戦闘シーンも、現実感があって非常に良く出来ていました。
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コメントに φ(..) (iina)
2014-01-10 09:14:11
(大野 巖) さん へ
明けましておめでとうございます。
姓名を残してのご挨拶に、どなかたと思いましたが「いわおの部屋」のいわおさんでした。
本名か仮名かまでは問いませんが、ことしもよろしくおつきあいください。



(更家)さん へ
国立科学博物館には、ゼロ戦とともに「はやぶさ」の模型が展示されていましか。
iinaは、相模原市立博物館で模型とプラネタリウムの天空ドームに映す「「はやぶさ」帰還物語HAYABUSA -BACK TO THE EARTH」
を見ました。博物館の真ん前にJAXA相模原キャンパスがあります。
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/5cdbd6e3e599a12826f4d8159a978fc0

戦後60年を経ての百田尚樹著の小説でした。事実と小説の話が混沌として未来につむいでいくことになるのでしょう。
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トラックバックに コメントします (iina)
2014-01-10 09:46:38
(京の昼寝~)さん へ
葬儀の席で、親族に数十年ぶりに再会します。
一部の遠方の親族とは両親が懇親しており、相手の子の成長ぶりを写真や話題を通して知っているためか、葬儀
の席で初対面なのにお互いの動向を知っているため、直ぐに打ち解けます。

また、この映画のように亡くなった者に興味をもつこともあります。ご先祖さま云々・・・。
祖父を追ううちに、ラストに巧妙とおもえる仕掛けが用意していました。テーマは、戦時に「生きて帰る」といった者と
思っていたので意外な結末でした。




(元・副会長のCinema Days)さん へ
ご指摘のように「生きて帰る」を放言した者が、どうして特攻隊に志願したのか肝心要のところが描かれていませんね。
小説に、そこらが書かれているのか仄めかしているのか不明ですが、謎です。

>飛行機乗りとして卓越した技量を持っていたから
部下を束ねる地位に昇格したのも思想面からは落第といわざるを得ません。当時は、技量ではなく「思想」そのものが
重視されたはずです。

現代に受容してもらうために、あえてタブーだった戦時に「生きて帰る」を前面に出したと思わざるを得ません。

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Unknown (ガッキー)
2014-01-10 12:49:31
永遠の0いいですね!
私も原作についてブログにのせました^^
http://nanathuhoshi.blog.fc2.com/blog-entry-3.html

映画は、原作者が泣くほど良い出来だと聞きました。
旦那と見に行きたいと考えているところです♪
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(ガッキー)さん へ (iina)
2014-01-11 09:58:11
「永遠の0」の原作をすでにお読みでしたか。
読後の映画鑑賞も好いですね。

ある種の謎解きめぐりだったのですね。
真珠湾攻撃シーンも、かなりエキサイティングに描写されていました。ひと昔前の「トラトラトラ」などは、大がかりなシーンを
SFXを用いると簡単に造形できてしまうものかと思わされました。
もちろん、お金はかかるのでしょうが・・・。
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