山クジラの田舎暮らし

岩手県北の田舎に生息する「山クジラ」です。定年後の田舎暮らしや趣味の山行きのことなど、発信していきます。

『女だてら』麻布わけあり酒場=風野真知雄著

2013-08-10 06:52:45 | 読書

 富士登山の帰りに長男宅に泊まった。行きに持って行った小説(『実朝の首』)は行きの新幹線で読んでしまったので、長男の本棚を見ていると風野真知雄の『女だてらに』があったので、借りてきた(まあ、返す予定はないのでもらったということか)。

 風野の本は『水の城』を読んでいる。最近、注目している時代小説作家である。

 『女だてらに』は「麻布わけあり酒場」シリーズの第1作で、2011年4月に幻冬舎の時代小説文庫より出版されている(書き下ろし)。聞き上手、料理上手の女将・おこうを頼って、わけありの客が集う人気居酒屋。ところが失火でおこうが落命し、彼女にほれていた常連客の元同心・星川、瓦版屋の源蔵、元大店の若旦那・日之助は途方に暮れる。せめてもの弔いに三人は店の再建を誓うが、思わぬことから火事が火付けである証拠をつかむ。

 風野真知雄の作品は読みやすく。今後、読む対象になっていくと感じている。



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