澤田ふじ子の『公事宿事件書留帳』シリーズ第22巻『冤罪兇状』を読んだ。『公事宿事件書留帳』シリーズもかなり読んできたが、最近は少しご無沙汰していたところである。第22巻は2015年3月の発刊で大野図書館には7月に入ったばかりの本である。『思案の外』、『冤罪兇状』、『呆けの商案』、『辻饅頭』、『お福の奇瑞』、『隠居のそば』の6篇がおさめられている。本の表題になった『冤罪兇状』は京都東町奉行の腕利き同心が、罪のない飾り職人を押し込みの犯人に仕立て上げ処刑してしまったことを訴えられ、公事宿「鯉屋」の主・源十郎と用心棒件相談役の田村菊太郎が調べ上げ、真犯人を明らかにするとともに、冤罪で罪なき人を陥れてきた同心を懲らしめるという話だ。『公事宿事件書留帳』シリーズでは、命を奪うということはしない。そこのところが良いのである。
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