7月22日開始の「GoToトラベル」(予算 約1.1兆円)、10月開始の「Go To イート」(予算 約616億円)の影響しているのか、コロナ感染者数が増えている。「Go To ~~~」と第3波と関係についての顕著に示すデータはないが、第3波到来に大きく影響していると批判されている。
もともとは、「Go To ~~~」は、日本政府が4月7日、経済財政諮問会議ならびに臨時閣議を開催し、「新型コロナウイルス感染症緊急経済対策」として、2020年度の補正予算案を閣議決定したものだ。補正予算による追加歳出は16兆8057億円で、事業規模は約108.2兆円規模となる。このうち、観光・運輸業、飲食業、イベントなどに関する支援として、新型コロナウイルス収束後に、国内の人の流れや街のにぎわいを創出し、地域活性化を図る官民一体のキャンペーン「Go Toキャンペーン」を実施。この予算として経済産業省に1兆6794億円を計上し、内閣官房、経産省、国土交通省、農林水産省が連携して取り組んでいた。→こちらの報道
「GoToトラベル」は、開始予定(8月上旬)より早め7月22日から開始されることより、新型コロナ感染が収束しておらず、時期早々との意見も多かった。
1か月半にわたる不要不急の外出・往来の自粛、飲食店などの休業要請などで、確かに、新規感染者数は低水準となった。しかし、「緊急事態宣言」を終了を契機に、その後、外出・往来が戻りつつあり、5月25日から約3週間経た6月中旬から、徐々に感染者数は増え始めた。7月18日には、全国の感染者数は、4月11日の最高値715人に次ぐ、661人に達した。7~9月に感染者が急増した。
「第2波」と呼ばれる夏の流行は、強力な制限をかけずに経済活動の緩和を進めたこともあり、新規感染者数が1日当たり数百人レベルより下がることはなかった。
ここに来て、コロナ感染の「第3波」の到来が、日増しにはっきりしてきた、11月18日、全国の新規陽性者数は2179人と過去最多を更新した。1日の新規陽性者が2000人を超えたのは初めだ。11月19日の東京都の新規陽性者数は500人を超えて534人となり、過去最多となった。
「第3波」は、各都道府県にも襲っており、それまでの流行よりも広範囲かつ急速な広がりがあることが分かってきた。また、冬は気温の低下と乾燥で感染が広がりやすいとされている。専門家の一人は「呼吸器の感染症は冬場に最も流行してきた。一般的に夏場より広がりやすい」と警戒感を示す。
日本全体・北海道・東京・大阪の新規感染者数のグラフを見てみよう。
東京都では11月21日、新たに539人の新型コロナウイルス感染者が確認された。1日あたりの感染者としては、19日(533人)を超え、過去最多を更新した。
北海道は第2波以降少なかったが、ここに来て急激に増加している。
こうした中、都は19日に新型コロナウイルス感染症モニタリング会議を開催。都の感染状況を4段階の中で最高レベルの「感染が拡大していると思われる」に引き上げると決定した。一方、医療提供体制については同じく4段階ある中ので上から2段階目にあたる「体制強化が必要であると思われる」にとどめた。
小池知事は「これから忘年会、クリスマスシーズンを迎えることになります。都民、事業者、行政が一体となって、気を緩めないで、感染防止対策を改めて徹底していただきたいと存じます」と述べ、新たにキーワードとして示したのが「5つの小(こ)」と医療従事者への「心遣い」を要請した。
会食時には「小人数で」 「小一時間程度におさめ」 「小声で楽しみ」 「料理は小皿にとりわけ」 「小まめにマスク、換気、消毒をする」と、基本的な対策を改めて訴えた。
これは、9日の政府の新型コロナ感染症対策分科会・尾身会長の会見の「食べるときは左手でマスクを外して、食べる。その時は喋っていません。食べるときはしゃべらない。飲み込んだら、(マスクを再びつける仕草)」、および、神奈川県の黒岩知事も同様の感染防止対策を推奨している方法に続く「小池流」の提案だ。
食事中に「マスクの取り外し、再びマスクをつける」ことをやってみたが、非常に困難だ。
それより、リーダーが時間を図り、「はい、これから食べるのを止め、おしゃべり」「はい、これから食べるのを始め、おしゃべりは止め」マスクの取り外し、再びつけることをやる方法ができないかな?
こんな中、大阪・北海道の要請により、24日、政府は、札幌市と大阪市について、「Go To トラベル」の対象から除外する方針を正式に発表した。→こちら、および、こちらなどの報道
詳細は未発表だが、札幌市・大阪市に向かうトラベルに関しては対象外となるが、札幌市・大阪市から他の地域に向かうトラベルに関してはそのままだ。
「Go To イート」につても見直しが進んでいる。→こちらの報道
東京都に関しては、小池知事↔政府との対立?で、まだ決まっていない。→こちらの報道など また、営業時短要請?「Go To イート」の取りやめ? などは予想できるが、「Go To トラベル」につては、小池知事は政府の施策だと政府に投げ続けるだろう。
まったく「Go To トラブル」だ!
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