3年ぶりに行動制限がなかった大型連休。都道府県をまたいだ移動は感染拡大前の水準近くまで戻り、各地の観光地は大勢の人出でにぎわっていた。
新型コロナウイルスの新規感染者数は徐々に減少する傾向が続いていたが、連休の後半からは沖縄で過去最多となり(→こちらの報道)、東京では5日連続で前の週の同じ曜日を上回っている。(→こちらの報道)
感染者数は増えつつあるように見えるが、連休の影響が出てきているのだろうか?
そして今後の見通しは…?
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2022年2月以降、おおむね減少傾向だったが----、連休以降、増えつつあるように見える。
感染者数が増えているように見えるのは大型連休の期間中に検査数が減ったことにより、確認される感染者数が一時的に減ったことの反動という側面もあるかも知れない。
また、大型連休で観光地に行って地域で感染が広がることが起きてもおかしくない。都市部に戻ってきたあと新たな感染の火種になる可能性もある。
現在3回目のワクチンの接種率は5月11日の時点で、重症化リスクが高い高齢者では88%、全体でも54.9%になっており、大型連休のあとで一時的に感染者数が増えるとしても、ワクチンの接種が進み感染対策が続く中では、感染者数の大幅な増加はないだろうという見方もある。
一方でコロナ対応の病床の使用率は5月9日現在で、人口当たりの感染者数が最も多い沖縄県では46.9%、東京都では15.7%などであるが、感染者数の増加によって病床のひっ迫につながらないか注意する必要がある。
感染者数がどのように推移するか注意深く見ていかなければならない。
今回の連休で人と人との接触が増えたことが感染の増加につながっていくのか、少なくとも今週末くらいまでは見極める必要があるだろう。
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