中国の王毅外相は、28日、国連総会で一般討論演説を行い、アメリカとの貿易摩擦を念頭に、「国際貿易は元々、ウィンウィンであるべきものだ。中国は脅しには揺らがないし、圧力にも屈しない」
中国への制裁を強化し続けるアメリカを念頭に、「一方的な行動は他国に損害をもたらす」と保護主義を批判した。
一方、26日の安全保障理事会の演説でトランプ大統領は、「中国は私の政権に不利に働くよう、11月の中間選挙の選挙戦に介入している」「中国との貿易問題に正面から取り組んでいる初めての大統領だから中国は私に勝ってほしくないのだろう」と批判するなどアメリカと中国の対立はエスカレートしている。→米国の圧力新戦略
また、トランプ大統領は、26日の演説の後、中国の習近平国家主席について「もう友達でないかもしれない」とも述べ、通商をめぐり対立する中国を強く牽制した。→こちらの報道など
現実には、企業の米国向け製造拠点を中国から移転も出始めているとの報道もある。さらなる、移転も出てくると思われる。→こちら
このままエスカレートして、貿易戦争は第4弾が出るのか? 次に待ち受けるのは、金融戦争、資産凍結?→こちら
<追記>
中国は、9月30日、繊維製品および鉄鋼製品を含む金属の輸入関税を11月1日から引き下げると発表した。税率は従来の11.5%から変更し、8.4%とする。木材・紙製品、鉱物、宝石用原石については従来の6.6%から5.4%に変更する。1500を超える品目の税率が、平均で10.5%から7.8%へ低下する見通しだという。→こちらの報道
中国政府は、米国など主要貿易相手国との貿易問題が深刻化する中、輸入拡大策を講じる方針だが、効果はあるのか?
参考:米中の制裁経緯 →こちら
中国の貿易額(国別)→こちら
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