ひとつの国があると、
必ず、国民は、犠牲を強いられる。
納税の義務が一番有名だ。
その他、俺たちが、学校に行くのも、ひとつの犠牲だろう。
労働も犠牲だが、
でも労働が楽しい場合もあり、
それによって、お金を得られるのも楽しみだ。
土地収用法・・・・も、
当人にとってみれば、嫌なもんだ。
国家や地方自治体のために、
私有財産を、奪われるからだ。
（ただしお金は得られる）
でも、私有財産を、原則認めない共産主義国家に比べたら、
天国だし、
そもそも私有財産制だって、
国家が守ってくれるから、存立できるものだ。
もしも国家の保護がなければ、
俺たちの土地は、存立できるだろうか？
少なくとも、暴力で奪おうとする者が、
多数、現れるだろう。
また、土地収用法がなければ、
１本の道路だって、作れなくなるだろう。
すると、今の日本の物流の流れがマヒし、
経済全体もマヒするかもしれない。
とすれば、
土地収用法・・・・も、
公共のために利用される限り、
絶対に必要だ。
この問題で、一番揺れたのが、
「三里塚闘争」だ。
大地一人の青春時代、
この問題で、
大揺れに揺れていた。
つまり成田空港を作る際の、
農村の人たちとの、土地をめぐる争いだ。
左翼系の学生たちが、
農民たちと共同で戦っていた。
でも、大地一人、大きな矛盾を感じるんだ。
だってさ、
左翼系の学生たちって、
そもそも私有財産制を認めない共産主義を信じるとすれば、
彼らの言うとおりの社会ができれば、
日本全国で、「三里塚闘争」が起きる事になる。
だろ？
今、2015年・・・
沖縄の辺野古で、
国家と地方住民の戦いが起こっている。
でもさ、大地一人の知る限り、
辺野古の建設予定地に一番近い人々は、
基地建設に賛成している人の方が、
多いと聞いている。
なぜなら、米軍基地ができれば、
経済的に潤うし、
自然破壊以外には、
別に悪いこともないからだ。
（米軍による犯罪も起こるだろうが、
でも人がいれば、犯罪はあるのは当然だし、
米軍による犯罪は、沖縄人による犯罪よりも、少ない・・・という統計がある）
辺野古に反対する有力勢力には、怪しい人も多い。
内地から駆けつけている活動家も多いし、
何より、普天間基地の地主たちも、加担していると
週刊誌に書いてあったんだ。
彼らは「借地」により、
厖大なお金をもらっている。
それが辺野古移設でパーになるんだからね。
マスコミは、「沖縄人は反対」と言っているが、
この問題、調べれば調べるほど、ウソが多い。
ウラには、沖縄人の金に絡む黒い欲望も見え隠れする。
むろん、国家のために犠牲になることはつらい。
しかし国家がないと、今の日本の平和はないし、
米軍のおかげで、平和を維持している部分も、
決して否定できない。
もはや、辺野古以外に考え直すことはありえないし、
前の沖縄知事も、賛成したわけだし、
そろそろ、今の知事も、年貢の納め時ではないだろうか？
