大地一人が発見した「漫才、恐怖の法則」がある。
漫才ファンの方々は、どうぞ有料版でご覧ください。
ネット相談・・・・多数載っている。
知識に関することは、
とても便利で、
大地一人も重宝している。
しかし人間関係に関する相談は、
「ものすごく危険だな」
と、いつも思っている。
たとえば、妻の夫婦関係の相談があったとしよう。
大地一人、冷静に考えて、
「これは離婚しかない」と思うのは、ほぼ皆無だ。
しかし、回答者の答えを読むと、
逆に、9割くらいが「別れちゃえ!」
なんだから、笑っちゃうよな。
じゃあ、なぜそうなるかと言うと、
まず前提として、
夫婦関係がうまく行ってる読者は、
回答なんかしない。
そもそも、相談内容が20行くらい書いてあったとして、
それで、二人の夫婦関係が、わかるもんだろうか?
しかも一方的な内容だ。
少しでも誠実な人なら、
怖くて回答なんか、できないはずだ。
じゃあ、回答する人は・・・というと、主として2タイプある。
(ただし回答する人は、自分の心理に気づいていないかもしれない)
・・・という女性たちで、
こういう女性たちは、
言わば、「ウップン晴らし」のために、
主として、回答しているわけだ。
そして、離婚した自分を正当化したいために、
うまく行ってる夫婦も、「別れた方がいいわよ」
と言いたいわけだ。
「不幸な仲間」を作りたいのである。
実は、驚くべきことに、
こういう回答者にとっては、
相談内容なんか、どうでもいいのだ!
とにかく、過去につきあった男が憎いわけで、
「あなたの旦那はひどい」と言いながら、
本当は、「昔の彼、よくも、私をひどい目に遭わせたわね!」
という怨念が、心の中に渦巻いているわけだ。
それを解消したいがために、
長々と、「別れちゃえ」という回答文を載せるのだ。
それは、昔の男への「怨念文」だったのだ!
また繰り返すが、別れてさびしい今の自分を肯定するためには、
相談内容などはどうでもよく、
「とにかく離婚させ、仲間を作れば、スッキリする」・・・という心理なのだ。
シマウマが群れる心理と同じだ。
相談内容を読んでみると、相談者には、善人たちが多そうなので、
こういう回答者たちのウラの心理に気づいているんだろうか?
・・・そういうことを考えると、大地一人、大いに、心配になってくるんだ。
男女は別れるのは、ま、いい人生経験になる。
勝手に別れても、何らかのプラスはあるだろう。
でもさ、残された子供が心配だぜ。
ネット回答者のオナニー的なウップン晴らし回答によって、
母子3人が、路頭に迷い、無理心中・・・なんてことも、
世間には、珍しくないだろう。
もう一度繰り返すが、
相談内容を冷静に判断して、
「これは離婚しかない」というのは、ほぼ皆無だ。
人生相談とは、「知恵の輪」に似ている。
「もうダメだ。もう別れるしかない」
と思っても、実際に運命鑑定をしてみると、
たいていの場合は、
うまい解決方法があるもんなんだよ。
日本人は、
何事も、水に流すのが得意だ。
それもいいだろう。
でも、忘れちゃならないこともある。
たとえば・・・・
歌手の美空ひばりは、
今でこそ、歴史的国民的大歌手であるが、
かつては、暴力団関係の弟をかばって、
全国的に、公的施設での公演をボイコットされた。
善悪は別として、そういう「信念の過去を持つ女」であることは、
忘れてはならないと思う。
野球評論家の江川卓は、
天才投手だったことは100%間違いないが、
かつてはドラフト制度に反旗をかかげ、
「空白の一日」などという「ふざけたトリック」を使って、
読売巨人軍と契約を結んだ・・・という黒い歴史を持っていること
・・・・これは絶対に忘れちゃいけない。
酒井のり子の可愛さと魅力は、
大地一人も、100%認めるが、
彼女は、覚せい剤を常用し、
警察の任意同行を拒否し、
尿検査が怖くて、逃走していたことは、
忘れちゃいけない。
ただし彼女の父親や弟が暴力団関係であることは、
また別の問題であり、
彼女は別の人格として、考えてあげるべきだ。
永六輔は、偉大な作詞家であることは大いに認めるが、
彼がTBSラジオで、「浩宮」と呼び捨てにしていたことは、
忘れてはならない。
また歌手・坂本九の歌い方を、
あくまで拒絶していた「執念深い男」であることも、
忘れてはいけない。
ただし愛妻家で、ボランティアも熱心だ。
久米宏のニュースステーションでの活躍は、
大地一人、認めるし、日本人が政治に目覚めるキッカケを作ったことは感謝する。
ただし彼は、東京オリンピック開催に反対し、
「最後の一人になっても、断固反対する!」
と高らかに宣言した男であることは忘れてはならない。
オスマン・トルコ帝国はかつて、アジアばかりでなく、
ヨーロッパも一部支配する巨大帝国であった。
しかし、20世紀初頭、国がなくなりかけた。
そのときケマル・アタチュルクが登場し、
今のトルコは、何とか存続した。
モンゴルもそうであり、
かつて世界史上最大のモンゴル大帝国を作った。
その後、ロシア(ソ連)や中共の攻勢により、
領土が削られたが、しかし、なくなることはなかった。
オスマン・トルコ(その前のセルジュクトルコ)も、
モンゴルも、かつて大帝国だったからこそ、
今も(そして将来も)領土を保っているんだと思う。
歴史とはそういうもんだ。
・・・以上、
「大きな出来事は、必ず歴史に残る」
・・・という話でした。
というわけで、江川は、なかなか監督になれない。
原辰徳の次は、ゴジラ松井だろう。
八百綱・千代の富士も理事長になれないだろう。
歴史は、いつまでも覚えている。
今の人生、
つらいこともあるだろうが、
マジメに生きていれば、
それが必ず来世に生きるだろう。
歴史とはそういうもんさ。