「ああ、なんて、今日はツキがないんだ」
・・・そういう日はあるもんだ。
若いころは、
BAD LUCK!
と思った。
でも、年を取ると、
「ああ、これはGOOD LUCKなんだ」
と思えてくる。
なぜなら、
ツキがないということは、
「何かができない」
ということだが、
その何か・・・は、
表面上はいいことのように見えるが、
真の姿はわからないのである。
サザエさんのマンガにこういうのがある。
ワカメちゃんが、
ネコを抱いて、
曲がり角を曲がろうとする。
その直前、下駄の鼻緒が切れた。
ワカメちゃんは舌打ちする。
「今日はなんて、ついてないんだろ!」
しかし、道路の角の向こう側には、
獰猛な犬が待ち構えていた。
人生とは、そういうもので、
「何かができない」
「失敗する」
・・・ということも、
視野を広げると、
実は、とても大切なことなのだ。
王選手は二本足で三振ばかりしていたので、
一本足打法にして、ホームラン王になった。
失敗したとき、
「やった!そのうち、いいことがあるんだな」
と逆に思えばいいのである。