政府は、南スーダンの首都ジュバで国連平和維持活動(PKO)に従事している陸上自衛隊の施設部隊について5月末で活動を終了し、撤収させる方針を決めた。

 次の派遣は、北部方面隊第5旅団(帯広市)中心の第12次隊が予定されていた。

 南スーダンは事実上内戦状態にあり、情勢悪化を懸念する国連の報告もあった。PKO参加5原則の柱である紛争当事者の停戦合意は崩れているとの指摘もあった。

 撤収の判断は当然であり、遅すぎたと言える。

 政府はまず、約350人の全隊員が無事に帰国できるよう、撤収までの安全確保に万全を尽くす必要がある。

 ただ、撤収決定は唐突な感が否めず、理由も釈然としない

 派遣期間5年を超え道路整備などの活動に「一定の区切り」がついたとして、治安悪化が要因ではないと言う。あくまでも危険を認めぬ姿勢は不誠実ではないか。

 昨年7月にジュバで起きた政府軍と反政府勢力による大規模な銃撃戦の状況を伝えた日報の問題も隠蔽(いんぺい)疑惑が払拭(ふっしょく)されていない。

 都合のいい説明で今回の派遣に関するさまざまな問題にふたをすることがあってはならない。国会で徹底した検証をすべきだ。

 ジュバの銃撃戦について当時活動中だった北部方面隊第7師団(千歳市)中心の第10次隊は、日報に「戦闘」との表現を使った。

 参加5原則が崩れる戦闘状況だったことを認めず、「戦闘ではなく武力衝突」と苦しい説明をしてきた政府にとって都合の悪い文書だったことは否めないだろう。

 稲田朋美防衛相は日報公表後、「憲法9条上の問題になる言葉は使うべきではない」と答弁した。

 現地の報告を直視せず、国会の追及を避けるため「戦闘」を「衝突」と言い換えていたと受け取られかねない重大発言だった。

 また、防衛省は昨年末に日報を「廃棄した」と説明していた。実は統合幕僚監部で保管されていたことが判明した後も約1カ月間、稲田氏への報告がなかった。

 いずれもPKO活動の正当性を揺るがしかねない事態である。事実経過などを徹底解明する必要性に何ら変わりはないだろう。

 政府は現在の第11次隊から、安全保障関連法に基づく「駆け付け警護」の新任務を付与している。

 残る期間中、武力行使につながる恐れのあるこの任務は凍結し、撤収準備に専念すべきであることは言うまでもない。

http://www.asyura2.com/17/senkyo222/msg/243.html

(略)

視聴者も唖然の極右独演会をテレビ局は垂れ流し続けたのだが、その最中に突然、「南スーダンPKO撤収」の速報が入る。理事長と記者との質疑応答が始まろうかというタイミングで、テレビ画面は一斉に安倍首相のぶら下がり会見に切り替わってしまった。こんどは籠池に代わって安倍が電波ジャックという錯乱の金曜日だった。

(略)

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♫アフリカの南スーダンの問題は、多分メディアの情報とは全く違うものだったのではないでしょうか?

印象操作され、国連も関係していましたが。何が本当の問題なのかが、少しも伝わることはありませんでした。

何か良い方向で動き出していると、私には思えます。それがこの上の記事にもあるように、撤収は唐突感があり、釈然としない物、そして阿修羅の記事にあるように、

政府の不作を隠すかのようにして、電波ジャックのようにして流すということで、解ると思います。

悪い方向ではないと、思います。政府は撤収しなければならなくなった理由をいうことは、ないですね。