夏の夜に、脱皮が・・・・≪NO.５８≫

息子ふたりが、小さい頃、
よく、虫やザリガニや、おたまじゃくしを
捕まえてきて、飼ったことがありました。

わたしは、姉妹で育ったので、男の子の
興味は、面白いものでした。

バッタを何匹か持って来た時、
さっそく、容器に土と木と草を入れてきてもらい
草むらをつくって、そこに、バッタをいれました。

餌は、キュウリでした。

ある夜、寝るころにバッタをみていた子供たちが、
バッタのお尻から、何かでているというので、
見にいきました。

「バッタのお産かもね。」と言いながら、見ていたところ
すこしずつお尻の白いものが、増えてきました。

それはバッタの脱皮でした。

すっかり、脱皮し終わった頃には　、

気がついたら、
子供たちは、回りで寝てしまっていて、
私ひとりが夢中で見ていました。(笑)

夏の夜のひそやかな、出来ごとでした。

もしもし亀よ、亀さんよ ≪NO.57≫

みどリ亀の、水を変えてやりました。
公園で、よその犬の鼻先にいた亀を、拾ってきて
きた時は、すでにタワシ程でした。
それがどんどん大きくなって、水槽も変えました。

この亀はエビが大好きで、えさをいれて、
うっかり、エビの袋を手にすると、欲しいと
ねだってくるのです。

その動きかたは、亀と思えないほど。

以前光が入らないように、夜新聞誌で覆って
やりました。

すこし、ずれていたので、直そうとして、
新聞誌をガサっと、動かしたら、
たぶん、寝ていたのかもしれないけど、
すごい早さで、身体の向きを変えて、
わたしもびっくりしました。

亀も敵だとおもったのでしょうか。

亀があんなにすばやく　
動くなんて、知らなかったです。

しかし、このまま飼っていていいのか、
川にたくさん捨てられているらしいので、
仲間といっしょの方がいいのか・・・

亀さん答えて。