けんちん汁

　朝晩、心地よく過ごし安くなりました。夕餉の支度に、けんちん汁はいかがでしょう。人参、ゴボウ、大根、里芋、レンコン、油揚げを用意します。鍋に水を入れ、出汁の素、酒、醤油を少し(半量をめやすに)、塩を一つまみ入れて火にかけます。そこに、野菜と揚げを入れて煮ます。野菜が煮えたら、味を見て、塩か醤油を足せば出来上がり。簡単でしょ？
　このやり方は、とてもおいしくて、初めて考えて作った時は、ガッツポーズが出ましたよ。もちろん家族からも、称賛を得ました。
　まず、野菜がおいしくてびっくりすることでしょう。特にゴボウの香りがよく、お料理の腕を上げたと、家族に言われること間違いありません。
　出汁はこだわらないでも、このおいしさは味わえます。帰宅時間がバラバラのお宅は、おつゆを作って置いて、家族が帰宅したら、その都度煮るように、野菜を少し小さめに切って、各自のお椀に入れて置くといいですよ。煮返す度に、味が落ちてしまいますから。早めに作って置きたい方は、野菜の煮え方を考えて、半煮えの状態で、やめておき、家族が揃ったら、火を入れるようにすれば大丈夫です。
　さあ、我が家も今日は、けんちん汁にしましょ。

ムートンのお手入れ

　秋の気配を感じる頃となり、季節ものを入れ替える、忙しい時期になりました。今日は、ムートンのお手入れです。
　出してみて、何年も使っているムートンが、毛並みがぐちゃぐちゃっている時は、ありませんか？　そんな時、犬の毛並みを整える、ワイヤーのブラシを買います。そして、スプレーに水とお酢をティースプーンに一杯いれて、ムートンの毛に、吹き付けて、ブラッシングします。絡まっているところは、少しずつ丁寧に。毛並みが戻ってきたら、タオルで毛並みに沿わせて拭き、日陰に置きます。
　驚く程きれいになります。シーズン中でも、気になった時は、いつでもやってみるといいでしょう。毛並みにつやも出て見違えるようになります。
　「若いころに毛皮のコートを買ったけど、いま、着ている人もないので、どうしたらいい？」という方がいます。旅行好きの方には、寒い国に旅行すれば？とアドバイスし、古すぎて、っていうひとには、思い切って、ソファにかけて使ったり、布団にしては？ってアドバイスしています。
　短いコートならば、思い切って袖をとって、ベストにして、毎日着るのが素敵です。難しく考えないで縫い目をほどき、表からみえないように、洋裁用のボンドで、始末すればいいですよ。

大阪の皆さん

　先日用事があって、大阪に行きました。　伊丹空港から、　モノレール、阪急電車と乗り継いで、梅田に出ました。　阪急電車内に、乗ったとたん大阪弁があちこちから、聞こえてきて、大阪にいるんだなあと、実感しました。大阪の電車内は、楽しい。高校生が友達とわいわい、おしゃべりするのはどこも一緒ですが、　あっちでもこっちでも、みんなおしゃべりしています。　特別のことではないみたいに、自然体で、ゆったりしているように、感じられます。　梅田は、人であふれていました。　景気が悪いと、いわれていても、歩いている人は、東京の人とくらべると、明るく見えました。
　次の朝、ホテルを出て、歩いていると、難波おこしの店を見つけ、ひとつ買い求めました。　ほかにお客がいないので、おかみさんに、若い頃、阪急沿線に、住んでいたことを話して、　「大阪の人の表情が明るいですね。」　と言ったところ　、　「大阪の人は、このくらいの事、負けてたまるかと、いつも思っているのですよ。」　と、教えてくれました。　
　いつも胸に、モチベーションを持ち、おしゃべりをどこでもしている。　だから、　明るいのでしょう。　東京の人は一人が好きなのか、偶々なのか電車内でのおしゃべりは、ほとんど見受けない。行動そのものが一人なのでしょう。　寝ている人、本を読む人、イヤホンで何か聞いている人がほとんどです。私は、時々電車内で、隣の人に、話しかけるときがありますが、　みんないやな顔もせず、話に載ってきます。　きっかけがあれば、　東京の人だって、袖すり会うもーではないでしょうか。　
　人と話たからって、辛い事が解決するわけじゃない。　でも、大阪の皆さんの、元気で明るい顔が、きっと大阪をまた盛り返すに違いないと思えました。