「二・二六事件法要」の前日。朝日新聞(朝刊)に、全5段広告「中央公論新社・2月の新刊」が掲載された。新刊の「中公文庫」は、7タイトル。広告のレイアウトは売上の期待値(初版部数)に連動していると思う。末松太平「私の昭和史 二・二六事件異聞」の“最後尾”に不満はない。私自身も(ウオーキング大会の場合だが)いつも“最後尾“からスタートしているのだ。
長い間「法要」に参列していない。施主である「仏心会+慰霊像護持の会」の様子も変っているだろう。参列者の顔触れも予測できない。親しくしていただいていた皆様は、次々に「招霊される側」に逝ってしまわれた。
欠かさず「法要」に参列していた頃に、今泉少尉の葬儀、柳下中尉の葬儀、池田少尉の葬儀、相澤正彦氏(相澤中佐の長男)の葬儀、河野司夫人(“仏心会”会長の未亡人)の葬儀、などに参列した。しかし「法要」に参列しなくなった以降、北島弘伍長の葬儀、白井タケ様(對馬中尉の妹)葬儀、河野進氏(元“仏心会”世話役)の葬儀、などには(あれほど親しかった方々だったのに)参列できなかった。そういう「時の流れ」を超えて参列する「法要」である。前日になっても“迷い”を、完全には払拭できない。
とりあえず“明日の準備”をする。献本相手は曖昧なままで“中公文庫「私の昭和史」上下2冊+謹呈カード”を“中公文庫の封筒”に納めて、5組だけ持参することにした。
明日を控えて“ウオーキング”は自粛。家人の指令で、都営地下鉄「西台駅」近くの“ベーカリー”に行く。数軒先には「文教堂書店・西台店」がある。ガッカリしたのは「中公文庫」の占拠スペース。画像参照。この環境(?)では「目的の文庫本」が置かれている筈がない。(末松)