◎末松太平事務所(二・二六事件異聞)◎ 

末松太平(1905~1993)。
陸軍士官学校(39期)卒。陸軍大尉。二・二六事件に連座。禁錮4年&免官。

◎「奉仕」という気持/私に欠けていること◎

2006年09月04日 | 末松建比古
9月2日「靴の日ウオーク」の続き。
正規コースを離れて、慰霊像に立寄った。供花が活き活きとしていた。前日あたりに「慰霊像護持の会」の方が訪れたのだと思う。
観音像の手前に、蜘蛛の巣がかかっていたので、上に登って除去した。それ以外は清潔に保たれていたので(ウオーキング大会の途中でもあるし)清掃奉仕はしなかった。

「慰霊像護持の会」の役割は「奉仕」が全てである。当番表に従って慰霊像を訪れ、清掃と供花をする。
事件から70年が過ぎ、当初からの「護持の会」メンバーは、北島弘氏だけになった。現在の代表世話人は、今泉章利氏である。故今泉義道少尉(護持の会の創始者)の次男。亡父の遺志を受け継いで「奉仕」を続けている。現役で会社勤務しているから、精神的にも体力的にも大変だと思う。

白状すれば、私には「奉仕」という気持が殆どない。それなりの行動を「しないわけではない」けれど、奉仕という概念ではない。
慰霊像護持の会の「奉仕団」は、二・二六事件関係者ではない「有志」の協力が不可欠になっている。このような「有志」の方々に、私も感謝しているのだが、自分自身には「奉仕」という気持がない。情けないことである。せめて、慰霊像を訪れた時だけは、環境整備を心掛けたいと思う。
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