◎末松太平事務所(二・二六事件異聞)◎ 

末松太平(1905~1993)。
陸軍士官学校(39期)卒。陸軍大尉。二・二六事件に連座。禁錮4年&免官。

◎ひとつの終幕・最終章◎

2011年11月06日 | 末松建比古


それぞれの人生を舞台に例えるならば、私の周辺でひとつの幕が閉じた。
そういう書き出しで、10月5日から10日まで4回掲載した。

2011年11月5日(土)。
亡母(末松太平未亡人)の“四十九日法要”と“納骨”が、滞りなく完了した。
喪主(私)の考えもあって、参列者は7人だけ(私夫妻+私の長男+弟夫妻+妹夫妻)に限定した。これで「忌明け」である。

2011年9月22日(木)。末松敏子(行年98歳)逝去。
2011年9月25日(日)。葬儀、告別式。

当ブログの「ひとつの終幕・序章」は、わかる人にはわかる筈のニュアンスで「報告」したつもりである。
喪主(私)の考えもあって、葬儀は「家族葬」に徹することにした。本当の意味での「血縁者」だけの集いである。だから、例えば「私の妻の実姉夫妻」にも声をかけていない。供花も「施主」一対だけに拘った。近代的な斎場に相応しい、シャレた雰囲気の葬儀になった。
化学の進歩のお陰(?)で、通夜も告別式も御棺を閉じずに執行された。通夜だけの弔問者も(葬儀の際と同様に)御棺を花で飾る儀式を体験できたのが良かった。

広義で言えば、末松敏子も“二・二六事件の生き証人”の一人だった。故田々宮英太郎氏から雑誌「史」に「青森第5連隊時代の話を書きませんか」と乞われたこともある。そういう意味で“生き証人がひとり消えた”ことを報告する義務はあるだろう。
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