※ゆっくり家を出て 徒歩5分の「志村消防署」でバスに乗る。乗車直前にマスク着用。新型ウイルス対応の《市民マナー》に従う。都営大江戸線「練馬」から「麻布十番」へ。東京都シルバーパスのお陰で 本日も交通費不要である。
賢崇寺の急坂を 息を切らして登る。実は昨夜も(居酒屋の後で)暗闇の急坂を往復しているが 理由後述。
※画像参照。昨日撮影。左側の写真は《二十二士の位牌》である。向って右隣の牌には 二十二士の戒名が刻まれている。
昨日の法要では 波多江多美江様と小林ルリ子様からの御供物が(今年も)届けられていた。波多江たま様(対馬勝雄中尉令妹)は昨年逝去されたが その志は御遺族に受け継がれていた。
※用件を済ませて 二十二士の墓を訪れる。昨日の賑わいが嘘のような静けさである。
昨日 賢崇寺のロビーでは 岩井秀一郎著『渡辺錠太郎伝 二・二六事件で暗殺された「学者将軍」の非戦思想』小学館刊が販売されていた。初版第1刷発行が2020年2月4日という新しい本である。帯封に「渡辺和子の父は 最愛の娘の前で なぜ撃たれたのか?」と記されている。
◎2月26日に行われた法要を正確に記せば「二・二六事件全殉難諸霊八十五回忌法要」ということになる。
※即ち「二・二六事件における殉難諸重臣、殉職五警察官、並びに自決の野中・河野両大尉、刑死の香田・安藤両大尉および相沢中佐を含めた二十二霊に併せ、その後に物故せる事件関係諸霊を招霊し、追悼法要を執り営む」という集まりなのである。末松太平の霊は《その後に 物故せる事件関係者》としての招霊である。
※「《殉難重臣》斉藤実招霊 高橋是清招霊 渡辺錠太郎招霊 松尾伝蔵招霊 《殉職警察官》村上嘉茂左衛紋招霊 土井清松招霊 小館喜代松招霊 清水与四郎招霊 皆川義孝招霊 《二十二士》野中四郎招霊 河野寿招霊 相沢三郎招霊 香田清貞招霊 安藤輝三招霊・・・ 。
末松太平の霊が招かれるのは79番目である。
※法要の主旨を考えれば 賢崇寺のロビーで「渡辺錠太郎伝」が御披露目されたことに不思議はないわけである。
※二日続きの賢崇寺。その理由は 皆様の推察どおりの忘れ傘。降雨の気配もないのに何故か長傘を持参していた。白状すれば 賢崇寺の前に訪れた整形外科でも 会計窓口に財布を忘れて電話連絡されている。一日二度の忘れ物。何かの予兆でなければ幸いである。(末松)
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