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システム開発の要求仕様の出し方には、大きく2通りあって、UMLは、一方は有力だが他方は無理がある

2005-07-25 15:16:09 | 開発ネタ

 昨日の話のつづき

 システムを作り上げるときは、2つの方法があるんだけど

の2つの方法とは?について




 この2つというのは、要求仕様を出すときの問題なんだけど、

 1つは、UMLなどで、前提となっている、ユーザーからヒアリングをして、業務を分析する方法。
 いわゆるシステム分析手法というものが使える場合。

 この場合は、ヒト・モノ・カネを分析対象にできる。
 そこで、UMLが使える。担当するヒトやシステムをアクターとして、業務内容をユースケースないしは、アクティビティ図におとす。
 さらに、要求がまとまったら、クラスにおとしていくことができる。




 もうひとつは、ベンチャーのような新規事業開発で多いんだけど、業務の手順すら、まったくわかんない場合。たとえば、ホリエモンが、「放送とITの融合」っていったけど、なにをやるか、どうやるか、さっぱりわかんない。
 この状態で仕事が来た場合。

 この状態の場合、ユーザーは、いろいろケチ、注文をつけるんだけど、まったくやり方は、出てこない。で、このやり方を待っていると、たいてい、いつまでたっても出てこない。なので、SE側で、業務からシステムから、一切合財をまとめないといけないケース。

 たぶん、みかままさんの書いている、テスト設計の方針は千差万別の”JaSST'05版「クイズ100人に聞きました」”システムが、はっきりしないけど、これっぽい例かも。。。つまり、なにを、どうしたらいいの?というのは、さっぱり決まっていない。ここで、仕様を待つと、地獄がくる。

 だって、だれも、見たこともないもん、どーやって、仕様をきったらいいか、本当のところ、だれもわかんないもん。

 ということで、こういう開発の場合は、SEが業務フローをつくり(上記の場合は、業務ではないので、業務フローはないけど)、仕様をつくり、プロトタイプを見せて(業務の場合は、業務フローをまずみせて)ユーザに、いいたいことを言わせないといけない。

 あ、ちなみに、この場合、@ITのコメント、

要求や仕様のあいまいさをなくすための、レビューやウォークスルーのような静的なテストも大切です。

を、真に受けてやると、たいへんな事態におちいり、開発は失敗します。

 だって、みんなみたことないもの、要求なんて、わかるわけないし、仕様もわかるわけないじゃん!だれかが作って見なけりゃ・・
 なんで、創造が創造をよび、空想的仕様で、ありえないような仕様に発散する危険性大です。

 作る「前」にレビューやウォークスルーをするのは、前者のようなシステム開発(業務分析可能な場合)で、後者の場合は、プロトタイプを作った「後」にします(=つまり、みかままさんの態度はただしい。だれか、はやく、いってあげればいいのに。。こーいう場合は、仕様は、出る出るっていってるけど、口だけだよ!って)




 で、こういう後者のような場合、どうやってプロトをつくるか?
  というか、それ以前に
 業務のフローをつくっていくか?っていうことなんだけど、

これが、昔のブログで書いたはなしで、こんなかんじっすね。

(1)モノの流れをおさえる
   (モノをあげて、それのCRUDをおっていくいと、流れがでてくる。
(2)次にカネの流れをおさえる(カネが関係ない場合は、省略)
(3)で、モノとカネだけで、情報の流れ(必要データ)を確定してしまう
  →ここで、その情報を流すためのプロセスを考えて、DFDにもっていって、さらにERを作ってしまう

っていう、データ中心指向に持っていってしまう方法なわけ。

 DFDまでもってくれば、あとは、そのまま開発してもいいし、DFDからユースケースにもっていって、オブジェクト指向にしてもいいし。。。

 つまりね、ヒトを登場させないわけよ。

 ホリエモンみればわかるでしょ!従業員のことなんて、出てこないでしょ。買収するときに。。。
 基本的に、ビジネスを組み立ててる、えらーーい、かたがたは、従業員なんて、どーでもいい話なのよ。っていうことで、まず、サービスの流れと、それで、どうカネを回収するかという部分から押していくことになる。

 なんで、アクターがでてきたり、スイムレーンに分けてかくような、UMLくんは、使いにくいのよ。お偉いさんたちのビジネス構築にはね。ヒト、従業員の分担は、でてこないから(そういうのは、下々管理職のしごとと思っているんだろーな)

 で、プロトにもっていくか、業務フローと、システム概要をだして、ユーザーとのウォークスルーやレビューにもっていくわけ。




 う、まだ昨日の答えに行き着いてないけど、ここで、お仕事しないとまずそうなんで、いったんここで、きって、続きは覚えていたら、またいつか書くぞ!
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