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ウィリアムのいたずらの、まちあるき、たべあるき

ウィリアムのいたずらが、街歩き、食べ物、音楽等の個人的見解を主に書くブログです(たま~にコンピューター関係も)

利用者の出力から業務を分析していく方法ってとこかな。。。

2007-01-26 13:46:15 | 開発ネタ

 利用者指向として、利用者の入出力から分析していく方法を、いろいろと書いてきました。
 その一方、DOAやオブジェクト指向の図を業務をまとめたシートと、入出力についてまとめたシートをつかってつくるというシリーズの話もかいてきました。

 じゃあ、この2つがむすびつくと、

 利用者指向として、利用者の出力から分析して、
   DOAでも、オブジェクト指向でも、
   どっちにでも展開して、プログラムまで落とし込める

 ということになります。

 ということで、この2つを結びつける、利用者指向で、業務をまとめたシートと、入出力についてまとめたシートを作る方法を書きましょう。




■その前に、前回のDFDの確認とAsIs、ToBeモデル作成との関係を考える

 で、実は、手順は前回のDFDの確認と似た手順なのですが、そもそも、それと、AsIs、ToBeモデルの作り方と、どうつながるのかが良く分かりません。
 そこで、それをまとめて置きます。

 DFDの確認手順は、こうでした。
(あ)まず、外部に対して出力になっているものを取り上げます。
(い)その外部出力の具体的内容を考えます(というか、帳票・画面なら入手します)
(う)その外部出力を出すために必要な情報が、入力されているかどうか、確認します。
(え)出力をもとに、出力するイベントを順番に並べます
(お)それに、データ入力のイベントを加えていき、入力する前に出力することが
   ないかどうか確認する。


 一方、AsIs,ToBeモデルを作るときは、こうでした。

(1)利用者を体系づけて分けます
(2)今回対象の利用者について、システム利用(入出力)場面を考えます
●ToBeモデルの場合は、ここで利用者の入出力の最適化を考えます。
(3)利用者が利用する一場面をとって、入出力を、まず出力から確認します
(4)利用者からの入力を受け取ってから、利用者への出力まで、システム内のプロセスを考える
●ToBeモデルの場合、4は、外部入出力をかえずに、システム内の最適化をします。
(5)利用者への出力ごとに、シナリオをつくる
(6)利用者の範囲を広げていく


まず、実は、(1)の利用者の体系付けに関しては、どんな場合でも初めにやることです。
で、作成の場合、(2)場面を考えて→(3)入出力(出力から考え入力へ)→シナリオへ
といっています。

 そして、出来上がったものを確認する(DFDの確認)の場合、
入出力の(あ)出力から、(う)入力を考えて
  →(え)場面が尽くされているか確認して、
    →(お)場面のシナリオが書かれているかというのを確認しています。

つまり、どちらも、出力から考えていますが、なぜかというと、何を出力するかというのが、まさしく、要求になるからです。したがって、その要求が全部出ていれば、出力はきまっていることになります。それに対し、入力は、あくまでも、出力の必要情報を収集するための入力です。




■利用者指向で、業務をまとめたシートと、入出力についてまとめたシートを作る手順

 ということで、シートを作成する場合は、AsIs,ToBeモデルを作るのと同じなので、基本的な順番は同じなのですが、途中、DFDの確認方法を応用したり、もっと具体的な話になります。

(1)利用者を体系づけて分けます

(2)今回対象の利用者について、システム利用(入出力)場面を考え、業務シート作成
   →入出力を集め、その場面を考えていきます
   →入力や場面はある程度適当でも大丈夫、まちがっていたら、あとで直せます
     →出力は要求として確定しているはず。そうでないと困ります
   →利用する場面で1シート、具体的な入出力画面1つにつき、1シートとなります。  

(3)利用者が利用する一場面をとって、入出力を、まず出力から確認します
  ここから、DFDの考え方が入ります
  (3-あ)まず、外部に対して出力になっているものを取り上げます。
  (3-い)その外部出力の具体的内容を考え、入出力のシートに書きます。
  (3-う)その外部出力を出すために必要な情報が、入力されているかどうか、確認
    →(2)で、入力場面の業務シートは作成しているはず。
     なかったら、追加します。
     また、入力を、入出力のシートに書きます。
  (3-えお)(3-う)までで、入出力のシートはできているので、それに対応する
     業務シートがなかったら追加、完成させます。
     そして、(2)で、利用する場面の子アクティビティとして、入出力の業務を
     入れます。

  *あ~おは、「DFDの確認手順」のあ~おに相当します

(4)利用者からの入力を受け取ってから、利用者への出力まで、
   システム内の業務を追加します
   →モデル部分を追加します

(5)利用者への出力ごとに、シナリオをつくります
   →シナリオ上、各利用場面をまとめた上位のシートができてきます。

(6)利用者の範囲を広げていきます。





具体的な内容については、長くなりそうなので別の機会に書きます。



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