前に労働生産性について、一般コンサルと現実のずれを書いたけど、
コンサルや学者、知識人、年寄りと現実がずれているのは、
AIとかについてもそうだよね…
ちょっと前に、学者さんやコンサルとかは、
「将来、AIは仕事を奪うことになる」
と言って話題になった。これは2つの意味でずれている
一つは、この言葉の背景に、仕事が奪われる=なくなるというのが、悪いことのようにとらえていること
もう一つは、「AIが」仕事を奪うとしているが、自動化すれば仕事はなくなる=奪われるととらえていいなら、AIじゃなくても、今の技術で仕事は奪われることになるということ。
順番に説明する
■そもそも、最近の若い世代は仕事を続けようとは思っていない。
年寄りは、仕事を続けられることは良いことと考えている。だから、仕事が奪われることが問題なのだ。実際、政権は年寄りが動かしているが、その年寄りたちは、70歳定年制のように、仕事を長く続けられるようにしようとしている。
しかし、この背景を考えると、仕事が好きで続けたいのではなく、お金がないから、仕方なく仕事をしているということに気付く。
若い人たちは、その問題にストレートに対応する。お金さえ入ってくれば、別に仕事をしなくていいのだ。だったら、お金をためて、早期リタイヤ、いわゆるFIREを目指す。
仕事をしないで済むには、・・・これは、労働生産性のところでやった。
1.金融業を行う
2.ぼったくる
個人の場合、1は金融業というより、金融資産の運用により、不労所得を得て仕事をしないようにすることを考える。FIREの中心的考えはこちらだ。
2のぼったくる・・・のには限界があるので、労働のわりにお金がもらえるようにするようにする。この究極が「ビジネスの自動化」となる。
■自動化するにはAIは要らない
っていうか、今のAIは中途半端で、実際的には、今の制御技術やソフトウェアの技術でAI使わないで作ったほうが、自動化はしやすい。
RPAなどが今でもあるように、ビジネスの自動化なら、今でもできる分野もあるというか、している人いるよね。
税理士などは、AIで仕事が奪われるといわれる業種だけど、税理士などは、いまでも自動化できそうだ。
お客さんから伝票を持ってきて、それを仕分けするところは、税理士ではなくても、入力代行をしてもらえばいい。入力代行で、田於票を電子化された仕訳データにすれば、その仕訳データを会計ソフトウェアに読み込めば、総勘定元帳、試算表、決算処理、税務申告書作成などは、ソフトウェアがやってくれる。税務署に持っていくのは電子申請で、お客さんにはメールあるいはクラウドで各種帳票を受け渡し。。。
とすれば、基本的な業務は、いまでも自動化できそうだ。AIはいらない。
実際税理士は進んでいることるは結構電子化し、空いた時間を営業=社長さんとのお付き合い等に使っていることが多そうだ。
ってことで、今の人たちは、仕事を奪われることを心配するよりか、早く奪ってほしい、仕事しないで早く引退したいと思ってる。
そのうえ、将来AIが発展して仕事を奪うんじゃなくって、もう仕事は奪われていて、むしろ世間は「今の技術で」ビジネスモデル全体を自動化して、しごとをしないようにしようとしている
・・・ってな感じで、コンサル、学者、偉い人、年寄りの感覚と、今の若い人の感覚はズレているのだ。。。