ソフト・システムズ方法論やソフト戦略思考に書かれている、ソフトシステムズ方法論について、メモメモ。
ちなみに、ここ
ソフトシステム方法論「SSM」とはなんだ(1)
http://www.atmarkit.co.jp/farc/rensai/ssm01/ssm01.html
にも説明がある。
■SSMとは
認識の違いを理解した上で、考え方を修正していく(そして、アコモデートできる落としどことをみつける)方法論
認識の違いを理解するために、意図的活動モデルを使う
認識から変革への学習サイクルを循環させる(そうして考え方を修正していくんだね)
■SSMのステージモデル(7ステップ)
はじめに、こんなふうにかんがえたようだ(リンク先もこれが載ってる)
現実世界 システム思考 1、問題状況がある ↓ 2.問題状況を表現する → 3、関連する意図的活動システムの基本定義 ↓ 4、基本定義に名づけられた概念的活動モデル ← 5、モデルと現実世界の比較 ↓ 6、変革(システム的に望ましく、文化的に実行可能) ↓ 7、行為(問題状況を改善するための)
■もっといいアプローチ
上記の方法より、こっちのほうがいいよと、チェックランドさんがいっている。
○文化的探索 ○論理的探索 現実世界の問題状況 ↓ ↓ <文化としての状況理解> 課題・論点 ・介入の分析 ↓ 社会システム分析 ⇔ 関連システム→活動モデル→状況☆ 政治システム分析 ↓ ↓ モデルと現実世界の差異★ ↓ 変革:システム的に望ましく、文化的に実行可能 ↓ 行為(問題状況を改善するための)
以下、こっちの方法論の、論理的探索、文化的探索のやり方を書きます。
(リンク先は、前者の7ステージに基づいたやり方が書いてあります)
■論理的探索の方法
上記の右側の手順。以下の4段階。1~3が☆に該当、4が★に該当
1.関連システムの選択
2つの関連システムがある
基本課業型システム:現実社会に対応
論点主体型システム:概念化されたもので、実社会に存在しなくてもOK
→メタファーを使うといいらしいよ・・・まじ??
2.関連システムの名前付け
名前をつける→基本定義をする
*基本定義は入力→変換→アウトプットのプロセスとして表現するみたい。
3.関連システムのモデル化
・基本定義を、CATWOE分析、XYZ分析して、さらに詳細化していく。
その手順は、以下のとおり
3-1.CATWOE(「きゃとふー」でいいの?)分析を考慮して基本定義を記述
CATWOE分析(以下を決める)
・顧客(C)
・行為者(A)
・変換プロセス(T)
・世界観(W)→変換プロセスは、なぜ必要か
・所有者(O)→やめさせることができる人と考える
・環境制約(E)
3-2.XYZ分析によって、主活動を定義する
Zを達成するために
Yによって
Xを行う
3-3.関連する他の活動を洗い出す
3-4.まとめて、サブシステムに(活動群により)
3-5.判定基準を定義&(サブシステムに)追加する
3つの基準がある
・可動性:ほんとにアウトプットを生産できる?
・効率性
・有効性:目標にあっている?
3-6.モニターして、コントロールを(サブシステムに)追加する
モニター:監視して
コントロール:制御する
4.モデルと現実世界との比較
異なった利害間でアコモデートできる落としどことをみつけるために、比較する。
比較方法は、以下のようなものがある。
・インフォーマルな議論
・公的な質問
・モデルを動かし、シナリオを記述
・現実世界のモデル化
■文化的探索の方法
上記の左側の手順。以下の4段階
1.文化としての状況の理解
リッチピクチャーを書く
・状況を伝える
・関係性は対処療法的なものは挙げない
・文章による説明(凝縮した表現)
2.介入の分析
役割分析:以下の3つの役割を特定
・依頼者(クライアント)
・問題解決者
・問題所有者
3.社会システムの分析
社会システム=継続的に変化する、以下の3要素の相互作用
・役割
・規範
・価値
4.政治システムの分析
異なる意見がアコモデーションにたどり着くまでのプロセス
→最終的には、「権力の配分」
ってかんじならしい。聞き間違い、勘違いがあるかも。あったらごめん。