で、前のブログで、書きたかったネタというのは、こいつ
OpenDocument普及促進団体が発足
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0603/04/news011.html
これは、なにかというと
(以下斜体は、上記記事より引用)
大手企業や団体が参加して、官公庁などにおけるオープンソースのオフィス文書フォーマット普及を目指す団体「OpenDocument Format(ODF)Alliance」が3月3日、結成された。
ほー、オフィス文書フォーマットの普及ねえ。。
参加しているのはIBM、ジャストシステム、Novell、Opera Software、Oracle、Red Hat、Sun Microsystemsといった企業や、OpenOffice.org、米マサチューセッツ州ハイテク委員会など、世界約35の企業・団体。
いちばん、普及しているマイクロソフトははいってないんだ。
PDFのAdobeは??
もう、この時点で、なんか、あやしーにおいがするが。。
まあ、会の設立目的をみてみましょう。
技術の進歩と電子化の進展に伴い、公共機関ではさまざまなアプリケーションを使って文書を作成するようになっているが、こうした記録は相互に互換性がないばかりか
ここまでは、ほんと。言っていることはただしいが。。
将来的に使えなくなってしまう恐れがあるとODF Allianceは指摘。
ちょっとまったー!
それ、一昔まえの話だよ。。
昔はたしかに、物理的な構造で保存していた。なので、アプリがなくなったら、開けないという危険はあった。
しかし、現在は、うぃりあむのいたずらのような、ワーカーさんにすら、
・論理構造のXMLで書けば、
論理構造のXMLを物理構造に変換する機能があれば、
論理構造で保存している限り、使えないという危険はない。
・物理的なフォーマットで書く限り、どこまでいっても、
使えなくなる可能性はある。
そのアプリがなくなればそうだし、フォントがなくなっても使えない。
っていう知識はある。
だから、ほんとーに、「将来的に使えなくなってしまう恐れがある」問題を解決したければ、
・論理的な構造で保存し、
・アプリは「汎用的に」(=任意の)論理的なXML構造を物理構造にマッピングする機能
を持っているように→これは、最近のOFFICE製品やDTPにはある。
することを普及しなきゃいけないのに。。(画像、線画だと、若干はなしは違うけど)
この問題に対処するため政府機関などに対してオープン標準のファイル形式の利用を働き掛け、重要な情報や記録が、どのアプリケーションやエンタープライズプラットフォームで作成したものであっても、将来にわたって利用できるようにすることを目指す。
そーやって、標準とはいえ、特定のフォーマットを普及することで、この問題が、解決すると、本気で思ってる??
オープンなファイルでも、物理構造ばりばりだったら、将来どころか、プラットフォーム変わっただけで利用できないよ!
フォント=おおさか
とかいったら、どーするの?(おおさか=まっくのふぉんと)
OpenDocument FormatはXMLベースのオフィス文書フォーマットで、テキスト、プレゼンテーション、表計算のフォーマットで構成される。
は?ちょっとまった。
表計算のフォーマットって、それもろに、物理構造になっちゃうよ。
シートどこの行がどこで、列がどこという指定。
(=ワープロの何ページのたて何ミリ、横何ミリという指定となんら変わらない)
そしたら、そのデータ、表計算ソフト以外で使えなくなっちゃうよ、
機械的には、関係がわかんなくなっちゃうから。。
あと何年もして、仮にケータイが主流になっちゃったら、表計算ソフトが存在するかどうかなんて、わかんないよ??
結局、はっきり言って、そんなことはわかっていて、
これって、ただ単に、マイクロソフトに対抗してるだけでしょ。。
でもねえ、エラーい人って、そーやって、競争するの好きだけど、
そんなことやってると、消費者から見捨てられると思うよ。
今、主戦場は、もはやパソコンではない。
ケータイやPDAも含んだ市場になっている。
その市場において、マイクロソフトは優位には立っていない。
したがって、その市場で、ででてくるアプリでも、いままでのデータが使えるような構造(これは、論理構造を、ケータイ用に変換しないとできない)を考えないと、世の中、ケータイに移って、マイクロソフトともども、これらの会社もおいてきぼり、食っちゃうと思うよ。
もはや、マイクロソフトですら安泰でないほど、ケータイがでて、コンピューターアプリ市場は動いているということを、エラーい人はわかってない。
やっぱ、王様は裸だ。大丈夫か、この業界(>_<!)
