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民主党のウソ外交

2011年03月31日 21時30分10秒 | 日記
私は、謝罪外交は、何処の国であっても、

友好を築く事は出来ないどころか、

関係を却って損なうと考えています。


この意味に於いて、民主党が、

謝罪外交を続ける限り、

関係を破壊する事しかありません。


以下は、平沼先生のメール通信の転載です。


■平成23年3月31日号


東日本大震災の被害者の御霊のご冥福と

被災者の皆様に平安で安全な生活が一日でも早く戻ることを

心よりお祈り申し上げます。

救援・復旧に不眠不休で取り組んでいただいている

国内外の皆様に心からの敬意と感謝を申し上げます。


民主党政権が31日に、

国会で採択を目指していた「日独友好150周年」決議は、

元々民主・自民・公明の三党で合意されていたものでした。


ドイツの前身であるプロイセンと

1861年締結された「日普友好通商条約」150周年を記念して

日独友好のための決議とされていますが、

与党案では日独両国は

「侵略行為により近隣諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えた」という記述と

「戦争への反省に立ち」という、断罪・謝罪とも取れる記述がありました。


以下は当初の民主党案です。


■日独交流百五十周年に当たり日独友好関係の増進に関する決議(当初案)


今から百五十年前の一八六一年、

我が国は日・ブロイセン修好通商条約に調印し.

日本とドイツの醇身であるプロイセンとの間に公式な関係が樹立された。


一八七一年にブロイセンを中心に統一を達成したドイツは、

我が国が近代化に当たり模範とした国の一つであり、

我が国はドイツから、法学、医学.芸術を始め、

様々な分野で多くを学んできた、

また、浮世絵を始めとする日本の伝統文化も、

ドイツを含むヨーロッパの芸術に少なからぬ影響を及ぼすなど、

日独両国は、友好関係を築いてきた。


両国は第一次世界大戦で敵対したものの、

先の大戦においては、

一九四○年に日独伊三国同盟を結び、同盟国となった。

しかし両国は、その侵略行為により、

近隣諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えることとなった。


あわせて、敗戦の中から両国は奇跡の経済復興を遂げ、

同時に戦争への反省に立ち.

今日、自由、民主主義、人権の尊重という基本的な価値観を分かち合いつつ、

世界の平和と繁栄のために緊密に協力している。

さらに、両国の国民は、

相互の文化と価値観に対する尊敬の念を基礎に、

広範多岐にわたる交流を着実に進めている。


本院は、日独交流百五十周年に当たるこの機会に、

日独両国が国際社会の平和と安定に大きく寄与していることを確認するとともに、

今後とも我が国は、信頼関係に基づくパートナーであるドイツと共に、

国際平和の実現に向けて最大限の努力を継続する所存であることを、

ここに銘記する。

 右決議する。

(以上)


実に不遜であり、どこが日独友好を増進する決議なのでしょうか?

不適切な言葉の羅列に過ぎません。

また大震災直後のこの時期に態々しなければならない決議だとは思えません。

我が党は、記者会見にて決議反対を表明し、

園田幹事長から自民党等にこのような内容は不適切であると強く申し入れを行いました。

更にこの政府の国会決議案は、

皇太子殿下の平成23年1月24日のお言葉の剽窃であり、

殿下のお言葉に込められている日独の歴史を踏まえた格調ある内容に、

無理やり「日独両国は侵略国」という歴史観を押し込んだ醜悪なものです。

一方的な歴史認識を振りかざした、

友好国ドイツとの信頼関係を損ないかねない稚拙な文面です。


皇太子殿下の御心と温かいまなざしは

日独両国の人々の心に染み入るようです。

お言葉のすみずみまで格調に満ちています。


■皇太子殿下のお言葉


日・プロイセン修好通商条約調印150周年記念式典


平成23年1月24日(月)(国立新美術館)


本日,日独交流150周年日本側名誉総裁として,

日・プロイセン修好通商条約調印から150年という節目の日に,

多くの関係者の皆さんと共にお祝いできることを大変うれしく思います。


1860年に来日したオイレンブルク伯爵率いるプロイセン使節団は,

1861年1月24日,徳川幕府との間で日・プロイセン修好通商条約を締結し,

150年の長きにわたる両国の友好と交流の歴史が始まりました。


明治維新後の日本にとって,

1871年にプロイセンを中心に統一を達成したドイツは,

近代化のため模範となった国の一つであり,

我が国はドイツから,法学,医学,芸術を始め,様々な分野で多くを学んできました。


また,日本の伝統文化も,ドイツの芸術に少なからぬ影響を及ぼしてきました。


その後,日独両国は,戦後,

同じような復興と発展の軌跡をたどる中で更に結び付きを強め,

今日,基本的価値を共有するグローバルなパートナーとして,

日独のみならず広く国際社会の利益のためにも,

政治,経済はもちろん,文化,学術分野においても緊密に協力しています。


また,両国国民は,

相互に親近の情と敬意を有し,

国民間の交流も活発に行われています。

日独協会,独日協会,ベルリン日独センター,

ドイツ東洋文化研究協会といった日独交流を目的とする団体が活発に活動し,

また,地方自治体,大学・研究機関,文化機関,企業を始め多くの団体を通じても,

活発な日独交流が行われています。


こうした交流のネットワークを背景に,

観光やビジネス,留学を始めとした様々な目的を持って,

多くの人々が両国を相互に訪問しています。

私自身,短い滞在を含め,3回ドイツを訪問しましたが,

訪れたそれぞれの都市が,

それぞれの異なる歴史や文化を持つ魅力があったこと,

また,訪問した先々でドイツ国民の皆様に

大変温かく迎えていただいたことが今でも深く心に残っています。


また,私は,音楽などを通じドイツの芸術に深い愛着を感じておりますが,

訪問の際に,私たち日本人を魅了してやまないドイツの音楽や絵画に,

本場で触れる機会を得たことをうれしく思っています。


日独交流150周年は,

これまでの両国の交流の歴史を振り返る機会であると同時に,

急速に変貌する世界の中で,

未来に向けて日独の協力や交流を深め,

新たにしていく機会でもあると思います。


日独交流150周年を記念して,

日独両国で様々な行事が行われていますが,

これらの行事を通じ,日独両国国民それぞれが,

これまでの両国間の友好関係に思いをはせるとともに,

こういった行事を契機に,

今後,政治,経済,文化,学術といった幅広い分野で,

交流が更に活発になることを願い,私の挨拶といたします。


Auf ein erfolgreiches Jubilaumsjahr !
Vielen Dank fur Ihre Aufmerksamkeit !

(交流年の成功をお祈りします。御静聴ありがとうございました。)※引用終わり


下手な国会決議などしなくとも、

皇太子殿下のお言葉に友好と友情の全てが包含されています。

何一つ態々付け加えたり、改変しなければならない必要はどこありません。


そして以下が31日に提示された「修正案」です。



■日独交流百五十周年に当たり日独友好関係の増進に関する決議(修正案)


今から百五十年前の一八六一年、

我が国は日・ブロイセン修好通商条約に調印し.

日本とドイツの醇身であるプロイセンとの間に公式な関係が樹立された。


一八七一年にブロイセンを中心に統一を達成したドイツは、

我が国が近代化に当たり模範とした国の一つであり、

日独両国はお互いに影響を及ぼし合いながら、友好関係を築いてきた。


両国は第一次世界大戦で敵対したものの、

先の大戦においては、一九四○年に日独伊三国同盟を結び、同盟国となった。

その後、各国と戦争状態に入り、多大な迷惑をかけるに至り、両国も多くの犠牲を払った。


しかし両国は奇跡の経済復興を遂げ、

同時に戦争への反省に立ち.

今日、自由、民主主義、人権の尊重という基本的な価値観を分かち合いつつ、

世界の平和と繁栄のために緊密に協力している。

さらに、両国の国民は、相互の文化と価値観に対する尊敬の念を基礎に、

広範多岐にわたる交流を着実に進めている。


本院は、日独交流百五十周年に当たるこの機会に、

今後とも我が国は、信頼関係に基づくパートナーであるドイツと共に、

国際平和の実現に向けて最大限の努力を継続する所存であることを、

ここに銘記する。


 右決議する。

(以上)


「両国は第一次世界大戦で敵対したものの、

先の大戦においては、一九四○年に日独伊三国同盟を結び、

同盟国となった。その後、各国と戦争状態に入り、

多大な迷惑をかけるに至り、両国も多くの犠牲を払った。」

「同時に戦争への反省に立ち」

これらの文言が、未来へ向けての友好の増進の決議に、必要だとは思いません。

この部分だけが異質です。適切とは到底思えません。


私は、無理やり文言を調整することに労力を費やすことよりも、

国会決議そのものを取りやめる方がよいと考えます。

とりあえず本日31日の採決は見送られることとなりました。


我が党は与党案の内容のような、国益と日本の名誉を損ない、

外国との信頼関係を自ら破棄するかの如き、

まことに不見識な決議を断じて認めるわけには参りません。



【ご参考】
■「日本会議 国民運動関連情報」 平成23年3月31日(木) 通巻第416号
…………………………………………………………………………………………………………
日独友好150年国会決議、31日の衆院採決は見送りに。

引き続き「国会決議は不要」との要望活動継続を!!


日本会議議員懇が奔走し31日の採択に自民、たちあがれ日本が反対

 
日本とプロイセンが修好通商条約を調印してから150年に当たる今年、

友好増進のための国会決議が浮上しました。

本会が調査した結果、この決議を準備したのは超党派議員連盟の

「日独友好議員連盟」であることが明らかとなりました。

同議連は民主党政権誕生後、民主党系、自民党系の二つの議連に分裂。

「150周年」を迎えるに当たり外務省と民主党議連が水面下で決議を主導し、

自民党に働きかけた経緯があるようです。

 
29日になり「侵略行為」の文言が入った決議文案が明らかとなったため、

日本会議国会議員連盟所属の

自民、たちあがれ日本、民主党、無所属の議員が国会内で奔走しました。

 
たちあがれ日本の平沼赳夫代表(日本会議国会議員懇談会会長)は

党として反対であることをいち早く記者会見しました。

また自民党三役への働きかけが奏効し、

石破政調会長は民主党からの申し入れを保留。

こうした反対の声の高まりを受け、民主党側は、

「侵略行為」の文言を削除した修正案を用意しましたが、

社民・共産両党は侵略の文言が入らない決議は受け入れられないとしました。

国会決議は全会一致を原則としているため、

自民党幹部は「このような形での決議は見送るべきだ」と発言、

31日の国会決議採択は見送りとなったといいます。

 
衆議院議員

平沼 赳夫 事務所


さすが殿です!

天皇皇后両陛下 都内の避難所を訪問 

少しは見習え民主党

2011年03月31日 16時53分12秒 | 日記
これは、実は皆が思っていることですが、

日本にとっての最大の不幸は、

今、民主党政権だという事です。


平沼先生のメール通信です、

ご覧下さい。


3月30日号

今回の東北関東大震災で亡くなられた方、

行方の分からない方が2万7千人を超えました。

亡くなられた多くの方々のご冥福をお祈り申し上げますと共に、

深刻な被害を受けられました皆様に心からお見舞いを申し上げます。

今なお余震が続く中、

被災地で救助・復旧活動に従事されておられる皆様に

心より感謝と敬意を表します。

安全かつ迅速に

更なるご活躍を賜りますことをお祈り申し上げます。


福島県には甚大な震災の被害に加えて、

福島第一原子力発電所事故、

風評被害を含む放射能汚染問題という三つの災難が

一度に降りかかる大変な状況です。


また未だ予断の許さない状態が続いている福島の原子力発電所事故現場で、

不眠不休で危険な作業に義勇心をもってあたられている、

自衛隊、消防隊、警察、海上保安庁、

支援を申し出られた企業の皆様、

東京電力及び協力会社の職員の皆様、

福島県当局をはじめとする行政関係者の皆様の

献身的なご努力に深甚なる敬意と感謝を申し上げ、

作業が安全に進み、

関係者全員がご無事で任務を全うされますことを祈らずにはいられません。

必ずや事態が収束し、平穏が取り戻されるものと確信いたしております。


今もなお被災地で

不自由な避難生活を余儀なくされ支援を必要とされている皆様に

一刻も早く必要な救援が実施され、

復興への道筋が早く明らかになる様、

私どもは全力で取り組んで参ります。


◆震災対策について


「たちあがれ日本」震災への取り組み(平成23年3月16日現在)


東北関東大震災という、

わが国が直面している国家的危機に対して、

政府はもとより各党が全力でその克服に取り組まねばなりません。

わが党は、すみやかに災害対策が実施されるよう逐次提案を行い、

復興に向けた道筋を責任を持って遂行していく決意であります。


1.わが党は、このたびの大震災被災者の救援と復旧に向け、

  平成23年度本予算の議論以前に、まず救援と年度当初の義務的経費について

  至急大規模な暫定予算を組むことを各党に提案しました。

  また、本予算については、菅総理が「子ども手当・高速無料化・高校無償化等の予算を停止し、

  予備費と併せて地震対策に充てる」と宣言し、

  予算組み換えを明確にする場合には、本予算と関連法案の特例公債法については、

  わが党は賛成することとしております。またこのことを与党及び各党に提案しています。


2.未曾有の大震災被害に対応するため、当初予算成立後直ちに、

  地震災害復興支援対策の補正予算を組む。


3.ライフラインが崩壊しているので、復旧にあたっては、

  三宅島噴火のときのように集団疎開方式での受け入れ対策を呼び掛けます。

  さしあたっては、直接被害のない地方公共団体で公有施設や、

  公営住宅の空き家などでの受け入れを推進します。


4.政府は自衛官10万人動員を決定しておりますが、

  日本全体の安全保障体制に大きな影響を及ぼすので、

  わが党は予備自衛官の招集を至急行うことを求めています。


5.被災地での食料・水・燃料などの物資不足が深刻です。

  特に支援物資を運ぶためのガソリンなどの燃料の入手が極めて困難な状況になっており、

  全国から寄せられている支援物資が避難所に届かない状況です。

  わが党は政府が至急燃料供給体制を改善し、

  全国からの支援が遅滞なく被災者に届くよう強く求めています。


6.福島第一原子力発電所で発生した事故は深刻なものではあります。

  まず第一に、いたずらに不安感が拡大しないよう、

  政府に対し、「正確な情報」の提供を強く求めています。

  第二に原発事故と震災対策は全く別物なので、

  政府は原発事故対策責任者にしっかりとした権限を与えて

  万全の対応を取るよう求めています。


「たちあがれ日本」震災への取り組み(3月23日現在)


「たちあがれ日本」は既に3月15・16日と、19・20日の二回、

被災地に救援物資を届けましたが、現地を訪れたことで改めて、

現場の自治体・警察・消防・自衛隊関係者たちの献身的な努力にもかかわらず、

救援状況に多くの課題があることを実感させられました。

そこで、被災者たちの要望を踏まえつつ、3月22日(火)の第四回実務者会合にて、

政府に対し、以下のような政策を提案しました。


「東北関東大震災」対策について(平成23年3月22日)


1. 1日も早く物資・避難所対策・自治体・治安・住宅など、

  支援・復興対策の課題ごとに政府内に責任を持って遂行できる窓口を設け

  機能する支援体制を構築すること。


2. 被災者の生活復興支援については

  国が全力で支援するという明確なメッセージを早く被災自治体と被災者に告知する。


1)財源の確保

・10兆円規模の復興国債(10年償還)を発行する。

 無利子・非課税として広く国民の協力を求めて行く。

・復興支援のための補正予算を早急に用意する。

 財源は23年度予算の一部を停止して充てる。


2)今回の民生部門の被害が巨額なので、

 「被災者生活再建支援法」の拡充を図る新たな立法措置。


3)集団疎開を実施

・現地の衛生状態悪化を避けられないのでまず妊婦、三歳未満の乳幼児を抱える家族、

 高齢者を優先的に安全な地域に疎開させる。

・地域ごとにまとまって疎開できるよう、公営住宅や企業の寮や民間賃貸住宅等を活用する。

 家賃は期間を区切って国の負担とする

・疎開先で、学校や医療その他の公的サービスを受けることができるよう、

 全ての自治体に被災者対策窓口を置く。特に小中学校の生徒は、

 4月の新学期に住民票がなくても避難先の学校に一時的でも登校できるようにする。

・全国の疎開者対策の本部を置き、どこにだれが疎開したのか、名簿を一元管理する。


4)避難所の運営体制の確立

・国がすべての避難所における避難者名簿を把握する。

 これが不明者安否の確認と支援業務のベースになる。


5)避難所に所属しない被災者支援のため、救援物資の配送は、

 自衛隊から民間による個別配送へ切り替える。その費用は国が負担


6)ライフラインの復旧は国の責任で実施する方針を打ち出す。

・公共施設の復旧に直轄代行を大々的に実施。


3.原発関連対策はまず国が責任を持つ


1)国が責任を持って屋内退避圏内の住民への救援物資配送体制を構築

2)屋内退避30キロ圏外でも、放射線値が高い地区は国が避難措置を取る

3)農水産物等の被害対策(補償等)は国が行う。

※これからも復興と再建に必要な施策については提言し続けて参ります。

パールマンとヨーヨー・マによる『ユーモレスク』

関東・東北よりも土下座外交!

2011年03月30日 22時43分34秒 | 日記
先ずは、「JCOM NET」の報道です。

『公民全社に尖閣と竹島を明記 来春の中学教科書』

3月30日(水) 17時39分

「文部科学省は30日、

来春から使う中学校教科書の検定結果を発表した。

社会科公民は

領有権を中国や台湾が主張する尖閣諸島と

韓国が主張する竹島を日本の領土として取り上げ、

地図上の記載も含め7冊全部に登場。

地理も合格した4冊全てが竹島を日本の領土とし、

領土問題の存在にも言及した。

北方領土は地理、歴史、公民の全教科書が掲載。

記載が大幅に増えたことに中韓などが反発、

外交問題に発展する可能性もある。」


これは、なかなか良いニュースと思ったのです。

保守の協力を得て、

この国難を乗り切るのであれば、

これぐらいは当然、と。


しかし、

その一方でネット上では、

民主党が、

『日独友好150年に際し「両国の侵略行為」』を盛り込んだ、

衆院国会決議を画策しているという情報が流れています。


国民すべてが大震災の復興に当たり、

福島原発が危機的状況にあり、

その危機を招いた責任の一端が、

総理の東電訪問と、

海江田大臣の海水注入判断の後れ

にあるのではないのかという疑いのある中、


まさか、そんな余計な事考えてませんよね。

そんなに、暇ではありませんよね。


それとも、矢張り、

謝罪外交は忘れられませんか?

それとも、地方選の票集めの為の、

パフォーマンスですか?


以下の様な物が流れていますけど、

気のせいでしょうか?


[検討中の決議案]

「日独交流百五十周年に当たり日独友好関係の増進に関する決議(案)

今から百五十年前の一八六一年、我が国は日・プロイセン修好通商条約に調印し、

日本とドイツの前身であるプロイセンとの間に公式な関係が樹立された。

一八七一年にプロイセンを中心に統一を達成したドイツは、

我が国が近代化に当たり模範とした国の一つであり、我が国はドイツから、

法学、医学、芸術を始め、様々な分野で多くを学んできた。

また、浮世絵を始めとする日本の伝統文化も、

ドイツを含むヨーロッパの芸術に少なからぬ影響を及ぼすなど、

日独両国は、友好関係を築いてきた。

両国は、第一次世界大戦で敵対したものの、

先の大戦においては、一九四〇年に日独伊三国同盟を結び、同盟国となった。

しかし、両国は、その侵略行為により、

近隣諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えることとなった。

あわせて、敗戦の中から両国は奇跡の経済復興を遂げ、同時に戦争への反省に立ち、

今日、自由、民主主義、人権の尊重という基本的な価値観を分かち合いつつ、

世界の平和と繁栄のために緊密に協力している。

さらに、両国の国民は、相互の文化と価値観に対する尊敬の念を基礎に、

広範多岐にわたる交流を着実に進めている。

本院は、日独交流百五十周年に当たるこの機会に、

日独両国が国際社会の平和と安定に大きく寄与していることを確認するとともに、

今後とも我が国は、信頼関係に基づくパートナーであるドイツと共に、

国際平和の実現に向けて最大限の努力を継続する所存であることを、ここに銘記する。

右決議する。」


今、この時に、

関東・東北が危機的状況のこの時に、

原発が一触即発のこの時に、

農家が生きるか死ぬかのこの時に、

こんな事考えていたなんて、

信じられません。


関東・東北よりも、土下座外交がだいじか!

早く何とか!

2011年03月30日 20時11分09秒 | 日記
桜よりも少し後、

ゴールデンウイークは、牡丹の季節です。

須賀川には有名な牡丹園があって、

毎年遊びに行っていました。


「YOMIURI ONLINE」の報道です。


『須賀川の農家自殺』

出荷・摂取制限翌日「作物売れなくなる」


須賀川市の農家の男性(64)が24日朝、

自宅敷地内で首をつって自殺していたことがわかった。

政府がキャベツなど福島県産野菜の一部について

出荷・摂取制限を指示した翌日だった。

亡くなる前、「これで福島の農作物は売れなくなる」と話していた男性。

次男(35)は

「原発のせいで殺された。地震だけなら死ぬことはなかった」と憤っている。


男性は県内の農業高校を卒業後、

有機栽培にこだわって米やキュウリ、

キャベツなどを作ってきた。

8年ほど前から作り始めたキャベツは、

ほかの農家から栽培方法を尋ねられるほど評判で、

地元の小中学校の学校給食に出していた。


「野菜も米も、人の口に入るものなので、

農薬はなるべく使いたくない」というのが口癖で、

畑で栽培していたキャベツ約7500株は出荷直前だった。


福島第一原発が爆発したニュースを見た男性は、

「最悪の時代に生まれた。日本の農業はおしまいだ」とつぶやいた。

23日に政府が出した出荷・摂取制限を聞いた時は

落ち込んだ様子だったという。


次男は「これから先の農業に希望が見えなくなったのだろう。

もう父のような犠牲者は出さないでほしい」と訴えた。

(2011年3月30日 読売新聞)」


もう一つ、こちらは茨城、

「YOMIURI ONLINE」の報道です。


『「死活問題」悲痛な農家』


廃棄処分肩落とす「まさかうちまで」


水戸市と河内町の加工前の原乳と鉾田、

行方両市のパセリから23日、

食品衛生法の暫定規制値を超える放射性物質が検出され、

原子力災害対策特別措置法に基づく出荷制限の指示を受けた。

県内の農畜産物ではホウレンソウ、カキナに次ぐ出荷制限で、

被害の広がりに地元農家からは「死活問題だ」という悲痛な声が上がった。


県によると、規制値を超えたのは、いずれも放牧牛の原乳で、

水戸市で規制値の5倍超となる1700ベクレル、

河内町の4検体で900~1700ベクレルの放射性ヨウ素が検出された。

牛舎内で飼われていた牛の原乳は、

8市町で23~270ベクレルと規制値以下だった。

橋本知事は記者会見で

「放牧と牛舎内で飼われている場合と分けて考えていいと思っていたが、

国からは県域一つで指定された。

同一に扱われた影響は大きい」と厳しい表情で語った。


一方、鉾田市と行方市のハウス栽培でとれたパセリ5検体からは、

最大で規制値の6倍にあたる1万2000ベクレルのヨウ素を検出した。


■牛 乳

福島第一原発から200キロ以上離れた河内町。

同町の6戸と周辺5市の26戸の計32戸が加盟する利根酪農協同組合は

11日の地震以来、

受け入れ先の操業停止などで出荷できず、

22日に出荷を再開したばかり。

同日朝、全戸で搾乳した約12トンを「関東乳業」(龍ヶ崎市)にタンク車3台で運んだが、

午後に県から

「河内町の原乳から規制値を超える放射性物質を検出」との連絡があり、

すべてを回収し、廃棄した。


出荷しなくても酪農家は朝夕2回、搾乳は欠かせない。

河内町金江津で乳牛40頭を飼育し、

毎日約350キロを搾る佐々木次男さん(73)は

「愛情込めて育てた牛から搾った原乳を、

そのまま捨てるのは残念。

やっと出荷できると思ったのに……」と肩を落とす。

同酪農協代表監事の高橋和夫さん(60)は

「出荷しなくても餌代は毎日かかる。

補償が遅れれば廃業する酪農家も出てくる」と懸念を示した。


常陸太田市里川町で酪農を営む佐藤俊之さん(59)は

牧場で約1トンの原乳を廃棄し、

「どこに行っても乳製品がないという時に、

無念極まりない」と語る。

出荷ができないため餌の量は最低限にし、

搾る乳の量も減らした。

余震のたびに牛舎の鉄骨が揺れ、

牛がおびえているのも感じる。

「牛は病気になるギリギリのところ。

一刻も早く元の状態に戻してほしい」と訴えた。


また、県産の原乳から

牛乳やヨーグルトなどを作っている「いばらく乳業」(水戸市)は、

県外産の原乳を確保するなどして

乳製品の製造を続ける予定だ。

井手裕幸社長は

「これまで培ってきた県産牛乳の信頼を失いかねない。

農家や乳業業者が大打撃を被るだろう。

早く安全性を確保してもらい、

子どもたちにおいしい牛乳を飲ませてあげたい」と悔しさをにじませた。


県畜産課によると、

県内では2009年2月現在、

567戸で乳牛3万1100頭が飼育され、

原乳の生産量は17万7500トンと全国8位。

牛乳として県内や首都圏に出荷されているほか、

ヨーグルトやプリンなどの加工製品にも使われている。


■パセリ


県内有数の野菜の出荷量を誇る鉾田、行方両市は、

ともに福島第一原発から150キロ近く離れている。

農家29戸が約18ヘクタールでパセリを生産しているJAかしまなだ(鉾田市)の

営農情報センター長の菅谷正さんは

「まさかうちの方まで来ているなんて……。

農家は一瞬で信頼を失ってしまうから、

早く収束してもらわないと困る」と頭を抱える。


鉾田市内でパセリ農家を営む内田政輝さん(57)は

「ホウレンソウの問題で、

出荷できる野菜でさえ値崩れしている状態。

収入源が全部断たれてしまった」と嘆く。

稲木秋男さん(45)も

「停電もあって燃料もない状態からようやく動き出したばかり。

安全なものは安全だと主張してほしい」と国に訴えた。

同市の鬼沢保平市長は

昨秋に収穫したサツマイモまで返品された例も挙げ、

「消費者も、もう少し考えてほしい。

出荷できないものなどについては国に補償を求めていく」と強調した。

(2011年3月24日 読売新聞)」

私は、基準値については、意見が違いますが、

茨城県知事の

「検査の仕方についても、より適切に行われるよう国において制度や体制を整備して欲しい。

 安全かどうかを調べていないものよりも、安全であると調べたものが流通すべき。

きちんと検査を行った者が、不利益を被るのはおかしい。

わずかな頭数の放牧牛で基準値を超えたために、

県内で舎飼いの牛を含め3万頭分の原乳が出荷できない。適切な規制となるよう配慮して欲しい。

昨年採って倉庫で保管していたサツマイモまで拒否される事態もある。」

というのはその通りだと思います。


石原東京都知事の

「安全なものもあるのに、県単位でダメというのはおかしい。

 このままだと、物価上昇により消費者が不利益を被る。

 出荷できるところはきちんと出荷させて欲しい。」や、

「現状でも、農産物が足りなくなってきている。

 4月になればもっと悪化する。ハウス栽培が多いことも踏まえた、きめ細かな指導が必要。」

も、当然の意見と思います。


政府には、さっさと動いて欲しいと思います

早く何とか!

カラヤン  モルダウ

東電社長入院の原因…まさかぁ?

2011年03月30日 20時10分16秒 | 日記
「毎日jp」の報道です。

『東日本大震災:もんじゅ周辺や福井でも、微量の放射性ヨウ素検出 /福井』

 ◇福島原発事故影響

県は29日、福井市で採取した空気中のちりと、

敦賀市で採取した空気から

微量の放射性物質を検出したと発表した。

また日本原子力研究開発機構も同日、

高速増殖原型炉「もんじゅ」(敦賀市)周辺の2カ所で採取したちりや空気から、

微量の放射性物質を検出したと発表した。

いずれも放射性ヨウ素131で、

福島第1原発の事故の影響とみられる。


県は、福井市で1立方メートル当たり0・0012ベクレル、

敦賀市で同0・0042ベクレルを検出。

原子力機構は、

もんじゅ構内で同0・0013ベクレル、

もんじゅから約1キロの場所で同0・0007ベクレルを検出した。

県原子力安全対策課は

「いずれも極めて微量で健康に影響はない」としている。」

東電社長の入院の原因でしょうか?

まさかねぇ?

シューベルト「未完成」第2楽章 フルトヴェングラー(1950)

理想に過ぎるかもしれませんが

2011年03月30日 19時44分42秒 | 日記
以下は「JCOM NET」の昨夜の報道です。

未だ危機を脱してはいない原発の、

環境への影響を考えれば、

今後どうなるかは判りませんが、

今の時点での、最良の判断と思います。


『食品の暫定規制値、緩和しない方向へ』

3月30日 0:26


「食品や飲料水を通じて摂取する放射性物質の

暫定規制値の根拠となる放射線量について、

内閣府の食品安全委員会は

現在の基準は妥当だとして、

変更しないことで合意しました。


人が食品や飲料水から摂取する年間の放射線量について、

現在、国は「放射性ヨウ素」については50ミリシーベルト、

「放射性セシウム」は5ミリシーベルトを上限としていて、

厚労省は、これをもとに暫定規制値を定めています。


内閣府の食品安全委員会は

この放射線量が妥当かどうか検討してきましたが、

「安全を見込んだ数値」として

変更の必要はないという結論に達しました。


食品の暫定規制値については、

福島第一原発の周辺自治体が

「厳し過ぎる」として緩和するよう政府に要望していますが、

今回の結論を受け

ただちに規制値を緩和するのはむずかしい情勢です。(29日22:36)」


研究者がその良心に従い、

内閣府の食品安全委員会が、

資料に基づいて結論を出したのであれば、

それは、立派な結論と思います。


今度は政治が、

福島第一原発の周辺自治体の救済で、

保証や、今後について、

自治体と共に考え、

手腕を発揮する番と思います。


理想と現実の間に乖離があるとしても、

埋める努力からすべきではないかと、

理想に過ぎるかも知れませんが、思います。

シューベルト「未完成」第1楽章 フルトヴェングラー(1950)

そもそも、全県というのが変です

2011年03月30日 00時19分06秒 | 日記
最初から疑問でした、

なんで「全県」単位なのでしょう?

東電や国は一刻も早く安全な野菜から摂取制限を解除し、

併せて損害賠償額も提示すべきです。


以下は「毎日jp」の記事です。


『東日本大震災:野菜出荷制限解除を 

放射線量基準以下、会津若松市長が要望へ /福島』


「県が27日公表した県内産野菜の放射線量検査で、

会津産5品目6点がいずれも国の暫定基準値を下回ったのを受け、

会津若松市の菅家一郎市長は

28日の臨時会見で

「会津管内の出荷、摂取制限は解除すべきだ」と主張し、

指示の拠拠となっている

原子力災害対策特別措置法の改正を含めて国に要望する考えを示した。


県が24日に採取して実施した調査では、

西会津町と会津美里町産のホウレンソウ、

会津坂下町産のコマツナなど

制限対象野菜も含めて調べたが、

放射性ヨウ素の値は24~62ベクレルで、

規制値2000ベクレルを大きく下回り、

放射性セシウムは検出されなかった。


菅家市長は

「会津は原発事故の影響をほとんど受けていないことが明らかになった。

速やかに制限解除を求める」と述べた。

近日中に会津17市町村で協議し、

具体的な要望内容を決める。」

記事は此処までです。

メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲ホ短調第1楽章(第1楽章のみ)

原発、緊急情報(18、「花粉」や「黄砂」のイメージで)

2011年03月29日 21時54分27秒 | 日記
引き続き、武田先生のブログからの転載です。


原発 緊急情報(39) 有用なデータが提供されました


「できれば待避した方が良い」と言われても、

生活もあり、学校もあり、

なかなか思うようにならない人が多いと思います.


そこで、私の大学(中部大学)の卒業生が

とても有用なデータをメールで提供してくれました。

・・・結論・・・

1) 被曝を防ぐには「花粉」、「黄砂」を防ぐのと同じ、

2) 「蔭」を作り「表」を避ける事、

3) 「家の中」はあまり防護にならない、

4) マスク、衣服を丁寧に拭くなど「花粉を飛ばさない」のと同じです。

放射性物質は目に見えませんが、

「花粉と黄砂」の経験を活かしましょう。

・・・・・・データ・・・・・・

私にデータを提供してくれた中部大学の卒業生は

車で茨城県北部の友人のところに3月26日に行き、

手元の測定器で放射線(ガンマ線)を測定してくれました。

そのデータです.

彼は工学部出身なので、現実にメールでいただいた記録は、

測定器のメーカーなど詳細に渡っていますが、

要部をご紹介します.(すべて1時間あたりのマイクロシーベルト)


① 埼玉-茨城県北部(高速)    0.2

② 茨城県北部-いわき市(高速)  1~2

③ いわき市一般国道        2~3

④ いわき市友人宅         3~4

⑤ 常磐道トンネル内         0.2 


・・・・・・解釈・・・・・・・・


1) 埼玉からいわき市まで福島原発に近づくと

    確実に値が上がってくる

(特に福島原発の南には風が吹いているから。(教訓)近づかない)


2) トンネルの中は「蔭」になるので放射性物質の粒子も入りにくい(教訓:蔭を作る)


3) 家の中は防護にならない(換気をするから)


と言うことになります。

また、一般国道より高速道路の方がわずかに少なく、

これが意味があるかどうかは判りませんが、

「低いところに放射性物質がたまりがち」であり

「埃が舞い上がるところは放射性物質が多い」のも、

花粉や黄砂と同じですので、有意差があるかも知れません。


放射性物質は目に見えませんが、

花粉や黄砂は私たちが経験があるので、

それを思い出して少しでも放射線をあびないようにできます。


子供の屋外での体操、

野球やサッカーの練習はしばらく控えた方が良いでしょう。


「直ちに健康に影響はない」という政府の発表は

「子供が屋外でスポーツをして良い」と言っている訳ではないからです.


(平成23年3月29日 午後9時 執筆)」

転載は此処までです。


武田先生、貴重な資料を有り難うございました。



さて、武田先生のブログの内容は、

気持ちが良いほど、

テレビの報道とは違います。


私個人としては、

放射性物質が増えても、

安全な方が良いので、

テレビが信用できれば、

それにこした事はないと思ってはいるのです。


例えば、

あれだけ「安全」「安全」と言ったのだから、

宮根誠司さんあたりが、

「ほうれん草」と「かき菜」をもりもり食べて、

安全を証明してくれればいいのに、と。


しかし、

『メディア不安』の中でも書きましたが、

地震直後の報道では、

原発への注水作業は成功して、放射能漏れも微量で、

人体には影響が無い程度、と言っていたにも関わらず、

毎日のように爆発が起き、

住民の避難は、直接危険なのではなく

転ばぬ先の杖、まさかの時の配慮、と言っているうちに、

いつの間にか自衛隊員も近づけないほどの放射能漏れ…


最近のテレビは、

数字が出ても、物事が起きても、

たいした事はない、心配ない、

というような報道をしておいて、

後で、大変な事がやってきます。


放射能も、安心なはずでしたが、

今日になって、

プルトニウムが発見され大童です。

でも、プルトニウムは、

燃料に使っているのですから

想定の範囲内であったはずです。


それに、

単なる偶然なのか、

全く違うことを言っているにも関わらず、

メディアと武田先生ブログでの環境危険値は、

ここに来て

並んだような気がします。


そこで、私個人としては、

「花粉」と「黄砂」をイメージして、

マスクと、部屋干しで一箇月は凌いで、

茨城の野菜については、

市場に出回れば、

食べたいと思っています。

それを立ち位置としようかな。

宮根誠司、お前も食べろ!

ベートーヴェン 交響曲第8番 第4楽章 フルトヴェングラー(1954)

原発、緊急情報(17)

2011年03月29日 19時48分01秒 | 日記
引き続き、武田先生のブログからの転載です。


原発 緊急情報(36) 3号炉(プルトニウム)の問題(その2)


(「知識」が自分の身や家族を救うこと、

原子力の知識は見かけが難しそうに見えるだけで

内容的にはそれほど難しくないので、

できるだけわかりやすく書きますので、

理解を深めてください。

また専門的な知識の必要な方もおられますので、

ブログの後半にはやや専門的な内容を盛り込むことにしました。)


今までの原子炉は、

ウラン235を核分裂させるのがほとんどでしたが、

最近ではプルトニウムを核分裂させるものも出てきました。


それが福島原発の3号機です。

3号機が水蒸気爆発等をしますと、

プルトニウムが空気中に放出されます。

これについてすでに1度、

このブログで説明をしましたが、

追加して説明をします。

・・・・・・・・・

簡単な説明



3号機が爆発して

燃料として使っていたプルトニウムが空気中に飛散しますと、

小さい微粒子になって風に乗って飛んできます。


それが、野菜等について食品と一緒に口の中に入る場合には、

そのまますぐ排泄されてしまいますので、

あまり害はないということを書きました。


しかし、プルトニウムの微粒子が風に乗って飛んできた場合、

呼吸とともに口から入り、

75%ぐらいは消化器系の壁について胃のほうに行きますから良いのですが、

25%、つまり4分の1ぐらいは肺に行きます。


肺に行くと肺の奥の方に詰まってそのまま出てこなくなります。

そうなると、プルトニウムは周辺の細胞をいためますので、

それが心配されています。

・・・・・・・・・

防御方法


空気中を飛んでくるプルトニウムの粒子は、

0.3ミクロン程度の非常に小さな微粒子です。


しかしインフルエンザウイルス(0.1ミクロン程度)よりも大きいので、

インフルエンザウイルス用のマスク(N95と言う少し高めの)を用意しておけば、

おそらく95%ぐらいは被曝を防ぐことができると思ます。


機会のある内に、

インフルエンザ用のマスクを買って置いておきましょう。


放射性物質の量が多い福島県の人等は

比較的頻繁にマスクを変えた方がいいと思ますが、

東京や仙台などでは今のところ洗って繰り返し使えると思ます。

・・・・・・・・・

(やや専門的)


わたくしがウラン濃縮の仕事をしているときに勉強した

プルトニウムの知識は少し古いので、

今回、西暦2000年までの事故例などを調べてみました。


やはり最も注目すべき事故例は、

1965年のアメリカで起こった事故で、

その時には25名の人が酸化プルトニウムの微粒子を吸い込んでいます。


吸い込んだ量は、

放射線の作業をする人として認められている許容値のさらに10倍程度であり、

かなりの量を被曝しています。


この時の酸化プルトニウムの粒径は0.21ミクロンから0.37ミクロンです。

0.21ミクロンとは210ナノメートルですから、

所謂“ナノ粒子”の領域です。

微粒子としてもかなり小さい方に属します。


当時、プルトニウムは非常に毒性が強いと言われていたので、

この25人は直ちに肺癌になると予想されていました。

しかし、事故後20年たった1985年の健康診断でも

健康上の被害は認められていません。


このほかに事故例は10ぐらいありますが、

いずれも軽度の被曝で重篤な症状は見られていません。

・・・

原理的に言えば、

酸化プルトニウムの微粒子が呼気とともに肺に入ると、

沈着しα線をだして

周囲の細胞を痛めると考えられます.

また半減期が長く、水に溶解しないので、

一旦、肺に入った酸化プルトニウムは除去ができないと考えられます。


しかし、それは机上の考えであり、

事故例を見ますと、酸化プルトニウムの化学的、

生理学的なダメージは小さく、

α線による放射線障害が主でしょう.


一方、インフルエンザウイルスの大きさは、

0.1ミクロン程度ですので、

幸いインフルエンザ用マスクでかなりの部分は、

防ぐことができると思います。

・・・

プルトニウムの毒性が

極めて強いのではないかという危惧があるのはわかりますが、

あくまでも、

わたくしたちは「正しい科学的な知識」

によって行動を決めなければいけません。


その点では、

根拠なくプルトニウムの毒性について述べてもいけませんし、

また逆に3号炉はプルトニウムを燃料としているのですから、

東京電力や国はもう少し誠意を持って3号炉の状態や、

プルトニウムが飛散した時の

防御を発表するべきだと思ます。


(平成23年3月28日 午前9時 執筆)



原発 緊急情報(37) 明日(29日)と明後日(30日)の被曝予想


福島原発から漏洩している放射性物質の飛散について、

ノルウェーとドイツの被曝予想を示します.





これはドイツから発信されている予想で、

3月29日正午(ちょうど、今から1日後)の

福島原発からの放射性物質の流れです. 

幸い西風ですが、やや北に向かっています。

また太平洋ではある程度、拡がっています.


このことから、明日は、仙台地方は警戒、

茨城方向はやや安心というところです。

また太平洋を回って、

日本の南の方に少し飛散していますから、

東海から沖縄に書けて微量ですが、放射線が検出される可能性があります。





30日まではドイツもノルウェーもほぼ同じ推定を出していますが、

30日は風が停滞するので、東北南部から関東の北、

仙台まで放射性物質が拡散するようです。

特に風が弱い場合は、東の太平洋に流れず、

日本列島の中に入り汚染が進むと予想されます.


ドイツの予想はここに示しませんが、

ノルウェーの予想よりさらに仙台の方の汚染が予測されています.

三陸の方まで汚染が拡がる可能性も否定できません.





31日の予想はまだノルウェーの予測だけしかでていませんが、

今度はやや南に放射性物質が飛ぶようです.

茨城から千葉方面は警戒してください。


原発に近いところは、

原発からの直接的な放射線を浴びることになりますが、

10キロ以上のところは放射性物質の拡散ですから風下に行きます。


また、現在のところ福島原発は爆発していませんので、

煙は低く、従って近いところから複雑に流れることになります。

つまり、上空が西風でもしばらくは、地上の風で拡散します。


気象庁は、今でも「花粉の飛び方」などを予報していますが、

早く、放射性物質の動きを発表してもらいたいものです。


ただ、天気予報で風向きは出していますので、

風向きに注意して行動をしたら良いと思います.


(この記事は一部、読者の方のご協力を得ました。ありがとうございました。)


(平成23年3月28日 正午 執筆)



原発 緊急の緊急(38) プルトニウム・・規制値を守れるか?


プルトニウムが福島原発の付近で検出された。


すでにプルトニウムの毒性についてはブログで2回、書いているのが、

それに加えて、自衛するのは、


1) 国がプルトニウムの規制値(キログラムあたり1ベクレル)を守れるか

   (ヨウ素は200ベクレルなので、その200分の1)。

   規制値を変えると危険度が判らなくなる。

   すでに東電は規制値を言わずに

   「原水爆実験の時に日本を汚染したプルトニウムと比較すると」などと言っているが、

   まだ「規制値無視」が続いている.

   また、農作物でも規制値をゆるめる検討が進んでいる.

   事故が起こったからといって規制値をゆるめると、

   何が何だか判らなくなる.

   私たちは、「プルトニウムはヨウ素の200倍。

   ヨウ素は200ベクレル(換算方法は下記)」と覚えておきたい、


2) すぐには拡散しないが、測定方法が少なく、情報が遅くなる

  (簡単な方法では測定できないので、もし測定側に誠意があっても1週間程度かかる)、


3) 汚染が拡がったときのためにインフルエンザのマスク(N95)を用意しておく、


4) プルトニウムが原発から離れたところで測定されたら、

   その方面の人はすぐマスクをつける

   (プルトニウムは直ちに風に乗って移動しない

   (酸化プルトニウムは飛びにくい)ので、少し様子を見る)、


5) 原子炉からプルトニウムがでるのは当たり前

   (3号炉以外でもプラン235が核分裂するとでる。

   3号炉はさらに多い(約6,7倍))だから、特別な事が起こっている訳ではない、


ということである。

・・・・・・・・・

ちなみに、ヨウ素、セシウムなどは、


「ベクレルを1000分の1にして2をかける」

とマイクロシーベルトになる。

ヨウ素では、200ベクレルというのをシーベルトに直す場合には、

1000でわるから0.2になり、

それを2倍するから0.4マイクロシーベルトになる。


ただ、普通は、シーベルトは時間あたり、

ベクレルはキログラムあたりになるので、

それも含めた換算方法はまた時間がとれるときにできるだけ早く書きたい。


(平成23年3月29日 朝 執筆)

ベートーヴェン 交響曲第8番 第3楽章 フルトヴェングラー(1954)

原発、緊急情報(16)

2011年03月29日 18時48分13秒 | 日記
引き続き、

武田先生のブログからの転載です。



原発 緊急情報(33) なぜ、雨の後、放射線が下がらないのか?


(簡単ですがご質問が多いので、解説をしておきます。

春休みも終わりに近づき、

今後、お子さんをどうしたらよいかとお考えの方も、

このことは直接的ではありませんが、

大きな参考になりますので、お読みいただければと思います。)


20日前後に降った雨の後、

各地の放射線の濃度が大きく上がりました。

その後、放射線の濃度が下がらないので

ご心配になっている人が多くおられます。


まず原理原則を話します。


福島原発から出る放射線物質は、

核爆発で起こったものですから、

多くの放射性物質を含みます。

その中にはヨウ素のように半減期の短いものと、

ストロンチュームなどの放射性物質のように

半減期が30年のものとがあります。


半減期の短いものは最初の段階でどんどんなくなっていきますし、

半減期の長いものはずっと放射線の強さは変わりません。


原子炉から近い福島県で降るものは、

放射線の濃度は高いのですが、

まだ半減期が短いものが多いので、

放射線は減少していきます。


これに対して、東京などの遠いところは、

福島原発から出た後、

かなり時間がたって東京に流れてきて、

しかも東京の上空にしばらく滞留してから

雨で落ちてきますので、

半減期の短いものはすでにあまりないのです。


核爆発でできる放射性物質の多くは

半減期が30年ぐらいありますから、

一旦雨で地表に落ちると

そのあと急速に減少するということはありません。


ただ、東京の場合には

コンクリートやアスファルトで覆われていますので、

激しい雨が降ればあらい流されるかもしれません。

雨が降らなければ、

原則的には道路や壁等に放射性物質がついていますので、

なかなか放射線が減らないということになります。


このようなことに多くの方が疑問に持つのは、

NHK 等で「福島の放射線の減少だけを説明している」ということにもあります。


現在、東京など福島原発からやや遠いところは、

放射線は規制値より少し低いところにあります。

しかし、急速には減っていかないでしょう。


(平成23年3月27日 午前9時 執筆)



原発 緊急情報(34) 春休みの終わり、簡単に判断すると



春休みも終わりに近づき子供を持たれる多くの家庭の方は、

これからどうしようかと思案しておられると思います。


先日示した被曝量の表はかなり複雑だったので、

それをさらに簡単にして多くの人が参考にできるようにしたいと思います。


また、あまり文章が長くなると複雑になるので

必要に応じて分けて整理をしたいと思います。

・・・・・・・・・

まず第1にどのくらいの放射線を浴びても良いかということを、

自分ではっきりと決めておくことです。

ご不安はあるでしょうけども、

とにかく決めないと決断をすることができません。


その参考のために二つの例を挙げます。


一つは、日本の放射線障害防止の法律と

国際放射線防護委員会の勧告で、

これは同じ値です.

この値を使うということは、

専門家に判断をゆだねるということを意味しています。


値は1年に1ミリシーベルトですから、

1時間あたりに直しますと約0.1マイクロシーベルトです。


つまり、一つ目の決断の数値は、

「1時間 0.1マイクロシーベルト」

であるということです。

・・・・・・・・・

2番目は政府や NHK が言っている「レントゲンの被爆」との比較です。

私は医療行為であるレントゲンと

日常的に被曝するのを比較できないと思いますが、

ここでは「政府の考え方」を尊重する人のために、

計算しました。


レントゲンには、胃のレントゲンと胸のレントゲンがありますが、

1回あたりの胸のレントゲンで被曝する量は

50マイクロシーベルです(文末に資料をつけました)。


胸のレントゲンを1年に20回ぐらいは良いということになると、

1年に1ミリシーベルトになるので、

1時間あたり、0.1マイクロシーベルトになります。


つまりもう一つの決断の数値(政府より)も

「1時間 0.1マイクロシーベルト」であることがわかります。


(これについては、テレビ等で言っている値と少し違うので

文章の下に説明を加えておきました。)


つまり、私(法律とICRP)と政府(レントゲン)とは

まったく同じ数値(1時間0.1マイクロシーベルト)なのです。

(ただし、レントゲンを1年に20回までOKとすれば。

もし1年に2回とすると政府の方は一桁下がって0.01になる。)

・・・・・・・・・

次に現在の放射線がどのくらい続くかということです。

放射線は徐々に減っていきますが、これには大きな原則があり、


「40日で約10分の1」


になるということです。

すでに放射線が漏れてから、

7日以上たっていますので、現在の時点から見ると、


「5分の1」


程度になるということがわかります。

それから後は半減期が30年ものが主になるのでほとんど変わりません。


さらに現在、発表されているデータは

「外からの放射線」のことですから、

空気中に浮いている粒子は呼吸で体内に入りますので、

発表された数字を2倍にしなければなりません(チェルノブイリの実績)。


次に、水道や食品から取り入れられる放射性物質の量は、

おおよそ外部からの放射線と同じと考えていいのです。


つまり、これからしばらくたって放射線が減少する量が(5分の1)、

食品や水、自分の体に入った放射性物質は(3倍)ですから、

結局、発表される放射線の強さに0.6(=3÷5)をかけると、

この4月になると、

1年間に概ね浴びる放射線の量を計算するときには、


「今、発表されている量  ×0.6」



「0.1マイクロシーベルト」


を越えるかで判断ができます。

・・・・・・・・・

(発表値の例)  全て1時間あたりです。


原発の周囲   90マイクロシーベルト

福島市      4マイクロシーベルト

福島県の周辺   2マイクロシーベルト

東京新宿     0.1マイクロシーベルト


(1年間、実際に被曝する放射線の予想値)


原発の周囲 54 マイクロシーベルト

福島市      2.4マイクロシーベルト

福島県の周辺   1.2マイクロシーベルト

東京新宿     0.06マイクロシーベルト


これに対して、

限度       0.1マイクロシーベルト

・・・・・・・・・

原発の周囲    直ちに待避

福島市      できるだけ早く待避

福島県の周辺   できるだけ早く待避

東京新宿     大丈夫

・・・・・・・・・

この結果は、4月から1年間の判断ができるように、

放射線の減少も具体的に示してあります。

テレビでは「そのうち減るから」と言っているだけです.


また、数値が越えたからと言って、

100人が100人、

放射線の障害がでるわけでもありませんが、

国際的に危険が生じる可能性があるという基準と認識してください。


後は、ご本人のご判断です. 

ここで示した数値は、赤ちゃん、妊婦も範囲に入っています. 

また1歳児から5歳児までは放射性ヨウ素が危険ですから、

できるだけ「雨、水道を飲むこと、福島などの野菜」を控えてください。

それは1年ではなくヨウ素の半減期が短いので、4月中旬までです。


(平成23年3月27日 午後2時 執筆)



原発 緊急情報(35) 春休みの終わり 判断-2



春休みの終わりにどう判断すべきすべきか

という参考にしていただくために、

緊急情報34で、簡単な計算を紹介いたしました。


その後多くの方からご質問を受けたので、一部、ご返事申し上げます

・・・・・・・・・

福島県の海岸線、及び茨城県の北部の海岸線まで、

政府から発表される放射線の値が少し低くても、

お子さんのいる家庭は避難したほうがいいとわたくしは考えています。


実は、次の図を見ていただくとわかります。




この図は3月23日に

原子力安全委員会から発表された図ですが、

原発から漏れて出るのは

「光のように四方八方に行く放射線」ではなく、

ホワッと上空に上がって風で飛んでいく放射性物質(粒子)です。


この図ですと、北北西と南に放射性ヨウ素が飛んでいます.


そしてその濃度は、1歳児の甲状腺の場合、

いわき市や伊達市で1時間あたり350マイクロ シーベルトに及んでいて、

発表される放射線量の150倍にもあたります。


この測定は事実ですから。

もしこの地域に1才から5才程度のお子さんを持ちの人は、

甲状腺が異常をきたす可能性が高いので、

赤ちゃんのことを考えれば、

是非とも移動してもらいたいとわたくしは思っています。


その点でぎりぎりの境界を決めるのが大変に難しいのです。

おもに風向きによりますが、

風向きが少し変わりますと、

汚染の領域が変化すると思われるからです。

・・・・・・

第2番目はテレビでも報道しているように

福島原発のところにある「放射能が極めて高い水」のことです。


このことについて、原子力保安院等は

「びっくりした。どこから来たかを調査する」と言ってますけども、

予測できることで、すでにわたくしのブログでは、

織り込み済みで計算方法を書いています。


1週間程前から原子炉には継続的に水が注入されました。

その一部は空気中に水蒸気となって飛散し、

それが継続的な空間の汚染源になっています。


原子炉建屋の床にたまった水は、

原子炉、格納容器、貯蔵プール等を通って下に落ちていますから、

相当濃い放射性物質を含むと考えられます。


テレビでは、一時、通常の原発中の水の数10万倍と言っていましたが、

それぐらいは当然考えられます。

特にびっくりする値ではありません。


わたくしは「原子炉が沈静化したので、

福島原発から漏れる放射線は

今後は2倍程度の範囲に収まるだろう」と言っているのがこのことです。


ただ少し気がかりなのが

2号機の下で測定した水の中に含まれている放射性物質の一部が

核分裂が継続した場合に存在するものを含むからです。


これが、地震前のものなのか

停止後のものなのかが問題ですので、

今後も注意していきたいと思います。


いずれにしても、現在、

原発にちかいところで放射線があまり減らないのは、

半減期で減る分だけ新たに福島原発から流れてくるからです。


これがどのくらいで収まるかということですが、

現在の状態ですと4月中旬ぐらいには収まるというふうに考えています。


そうすると、その後は10分の1まで減少しますから、

先ほどの計算でおおよその被ばく量が計算できるということになります。

・・・・・・・・・

福島県沖の海も汚染されていますが、これも当然のことです。

保安院は「測定したら汚染がわかった」と言っていますが、

福島原発から空に上がった放射性物質は西方に流されて太平洋に行っているわけですから、

当然その下の海は汚れます。


また、冷却のために海水を大量に原子炉建屋内に入れたわけですから、

その水が海に戻れば、これも当然放射性物質を伴います。


また保安院はどういう根拠があるかわかりませんが、

「汚染された海から取れた魚も大丈夫だ」と言っています。

そんなことは現在の段階でわかる人は1人もいないと思ます。


放射性物質で汚染された海で取れる魚は、

原則として汚染されています。

汚染されている魚を食べていいかどうかは

その魚の放射性物質の濃度によりますから、

その値がない内に安全だということは、なんと言うことでしょう.

・・・・・・

また、同じように福島県の作付けの問題で

「土壌が汚染されているかどうかを調べる」

というテレビを報道がありましたが、

土壌はもちろん汚染されています。


空間に放射性物質がなければ、

放射線は観測されませんから、

福島で放射線が観測されるということは、

すでに空気中に放射性物質が存在するということになります。


放射性物質が存在すれば、

それをが地面に落ちますから、土壌が汚染されます。

すでに間違えなく福島県の土壌は汚染されています。


どんなに怖い事実でも事実を真正面から見る勇気がこのようなときには大切です

・・・・・・・・・

毎日家にいたり、ペットボトルの水を使ったり、

大変な毎日が続いていると思いますが、

放射線量は最初の1ヶ月が高いので

ここを何とか凌いでもらいたいとわたくしは希望しています。


マスクや浄水器、

室内の空気清浄機等は効果が万全ではありませんが、

若干の意味はありますので使ってください。

また布団や洗濯物をできるだけ外にほさないことも大切です。


放射性物質はいろいろな形(細かい粒子など)をしていますし、

水で溶けるものや、溶けないものもあるし、

拭いたら取れるものや、取れないものがありますが、

ここ1ヶ月だけは少し我慢をして、

できるだけあれもこれもやっておいた方がよいと思います.

・・・・・・・・・

避難も長期になってお仕事も始まったり、

新学期が始まったりする人はとても迷うことではないかと思ます。


放射線は浴びた影響は「累積(合計)」が問題ですから、

1週間か2週間だけやや高い放射線のところにいても、

その後、低いところに移れば回復するという傾向もあります。


現実の生活の中で

できる事とできないことがありますが、

何とか工夫していただければと思います。


その点では原子力安全委員会が

継続的にSPEEDIを使って

現実に風の向きで変わる放射性物質の状態を

公開してくれることを強く望んでいます。


(平成23年3月27日 午後6時 執筆)

ベートーヴェン:交響曲第8番 第2楽章 フルトヴェングラー(1954)

原発、緊急情報(15、プルトニウム関連を含みます)

2011年03月29日 18時37分23秒 | 日記
今日、プルトニウムが発見されたと、

大騒ぎになりました。


私、プルトニウムの語源は、

神話の「プルートー(冥界の神)」、

から名前を取ったと思っていました。

しかし、

「WikiPedia」によれば、

「核兵器や原子力発電所で利用されているプルトニウム(Plutonium)の語源は、

先に発見された放射性元素であるウランとネプツニウムが

それぞれ天王星、海王星に因んで命名されたのを継承して、

冥王星(ラテン語:Plūtō)に因んで命名された物」だそうです。


さて、武田先生のブログからの転載、

今回は、「原子力は推進するべきか」という問題からです。


「「安全な原子力推進派」は異端? 私のスタンス


「どうしたら被ばく量を減らせるか」

という重要なときに

基本的な話をするのは何となく気がひけますが、

メールのご質問も多くありますので、

原子力の推進と反対についてわたくしの考えを述べます。


原子力には推進派と反対派がいて、

推進派の中でも、

何が何でも推進という人と

安全な原子力を推進したいという人と2種類があります。


反対派の方も、

原子力は安全じゃないから反対と、

人生観や思想的に絶対に反対という人たちがいます。


つまり、


1) 何が何でも推進


2) 安全な原子力なら推進


3) 原子力は不安全だから反対


4) 何が何でも反対


のグループがいるという訳です。

・・・・・・・・・

日本社会は少し過激になるところがあり、

現在の原子力関係では、

「何が何でも推進」と「何が何でも反対」の人達が力が強く、

私が考える妥当な見方、

つまり上の2と3は排斥されるのです。


わたくしは「安全な原子力なら推進」という考えです。

つまり、これから原子力を推進していくためには、

事故が起これば推進することができない

というのがわたくしの考えです。


わたくしは原子力安全委員会専門部会で

「地震で倒れるような原発をよくない」と主張したのですが、

そのような考えは

現在の原発の議論の中では「異端」なのです。


また、現在の原発の地震指針は、

原発を守るようになっていますが、

付近住民の被曝についても、

付近住民を被曝からどのように守るかという点でも、

汚染された状態の生活を

どうするかということも全く考えられていません。


福島原発の受け入れに当たって、

福島県は近くの住民に、

逃げる手段を作ったり、

子供のいる家庭に安定ヨウ素剤を配ったり、

汚染されたときに農家がどのように生活するか

ということを考えてなかったと思います。

・・・

東電は原発をつくり、

それを運転することが使命ですが、

自治体は住民を守ることが使命です。

従って自治体が「原発は安全だ」

という東電の約束をそのまま受け取ること自体がおかしいのです


飛行機を例に取りますと、

飛行機を飛ばすときには

万全を期して墜落しないようにします。

しかし、人間のすることですから墜落することもあります。


飛行機に乗ると、

毎回、スチュアーデスが非常時に取るべき行動を

乗客に説明します。

その乗客はその飛行機が墜落したら命を失うかも知れないのですから、

説明は大変にシビアです。

それでも飛行機が落ちる事のことを考えて

防御するというのが責任者のやるべきことなのです。


福島県の知事は東電に対して腹を立てているようです。

もちろん、東電の失敗を責める必要はありますが、

自分たちも住民の安全を守ることを考えていなかった

ということから出発しないと

福島県の人は被害を大きくするのではないかと心配しています。


自治体の役割は、

「そこに住む人たちの命を守る」ことです。

命を守ることを東電に預けるのではなく、

自分たちでパラシュートを用意する必要があったのです。


福島県とか福島市という自治体は何のために存在するのでしょうか。

このような非常時でこそ、

住民の命を守って欲しいものです。


これは全国の原発を持つ自治体にもいえることです。

原発の安全性は国の方で保証するのですが

(当てにならなくても自治体では判らない)、

各自治体は原発が仮に事故を起こした時に、

できる限り住民が守る計画をもっていなければならないと

わたくしは考えています。


良く原発を受け入れる自治体が独自に

「安全の検討」などをしていますが、

それより「非常時の対策」を作るのが第一の役割と考えられます. 


自治体は電力会社を信用してはいけないのです。

それは電力会社が悪いのではなく、

そのような役割を負っているのです。

・・・

わたくしにしてみれば、

「安全な原発推進派」というのは

「墜落しない飛行機は賛成」というのと同じですから、

当たり前のように感じますが、

それが異端になるという日本の状態を変えなければならないと思っています。


(平成23年3月25日 午後10時 執筆)」


茨城県知事を始め、東海村の関係者には、読んで欲しいです。

続いて、「プルトニウム」の記事です。



原発 緊急情報(32) プルトニウムの毒性


(メールのご質問に十分にお答えできず誠に申しわけありません。

今のところは全数を読んでおりますので、

順次ブログでお答えしていきたいと思います。

ここではご質問も多かったプルトニウムについて解説をしたいと思います)


今回の福島原発では、

1号機、2号機、4号機が通常のウラン燃料を使っています。

ウラン燃料というのはウラン235を核爆発させるもので、

多くの原子炉で使われているものです。


これに対して3号炉は、

プルトニウムという元素を燃料に使っています。

これはウラン235を核爆発させますと

プルトニウムはできますので、

それを回収して再度、燃料として使うのです。


つまり、普通のウラン235の燃料の時には

4.5%程度のウラン235の純度で

燃料として使うのですが、

プルトニウムは9%程度で使用します。


また少しややこしいのですが、

ウラン235燃やすとプルトニウムができます。

お役目が終わって燃料を取り出すときには

ある程度のプルトニウムを含んでいます。

・・・・・・・・・

ところで、プルトニウムがなぜ問題かというと、

一つにはプルトニウムというのは自然界にはない元素で

ウラン235の核爆発で作られます。

第2番目はプルトニウムには

非常に強い毒性があるという考えられていることです。


大震災と福島原発の事故の後なので、

これまで話を控えていましたが、

広島の原爆がウラン235、

長崎の原爆がプルトニウムでした。


そこで今回、万が一、3号炉が水素爆発したときに、

プルトニウムの飛散が予想されますので、

それに対して事前に準備をしておくべきかどうかを中心に

話をしたいと思います。

・・・・・・・・・

プルトニウムの毒性は次の三つです。


1. 放射線が強い、

2. 放射線の中でも体の表面や内蔵の表面を損傷する、

3. 人体へ特別強い毒性を持っていると言われている。


わたくしがウラン濃縮の研究をしている当時、

プルトニウムの毒性を知ることが大切だったので、

かなりの量のアメリカの文献を読んだことがあります。


ウランが核爆発をする条件とか、

プルトニウムの毒性の基礎的な研究は、

第2次世界大戦時代のアメリカに最も多く、

特に初期の研究では

研究者の死につながるような事故等も伴いながら研究をしています。

従って、その時代の文献はとても大切です。


また長崎原爆、チェルノブイリ等、

関係する資料も比較的整理されています。


それらによると、プルトニウムの特性は次のように考えられます。


1.放射線は強いのですが、放射線の量を常に測定して管理しておけば、

  他の放射性物質と同じと考えられる、


2.放射線の中でも体の表面や内臓の表面を損傷する特徴があるが、

  これもプルトニウムばかりでなく他の放射性物質でもその程度は同じ、


3.プルトニウムだからといって人体に特別な毒性はない。


1.や2.はすぐ理解できると思います。

まず外から来る放射線は人間にとって

「どの放射性物質から出ている放射線か」かということをわかりません。

放射線の種類やエネルギーによって人体に対する影響が決まるだけです。


プルトニウムか体内に入った場合ですが、ほとんどは口から入ったら、

胃や腸を通って比較的早い時期に排泄されます。

その時に、消化器官の表面に放射線があたりますが、

これもプルトニウム以外の放射性物質と同じです。


このようなことから、

プルトニウムだから毒物だということないというのがわたくしの判断です。

・・・・・・・・・

このようなわたくしの判断は今までも機会のあるときに、話してきましたが、

それに対して、主に原発反対派の人から強い反論があります。


それはプルトニウムの毒性は特別で

「角砂糖5ヶで日本人が全滅する」と言われます.


わたくしは責任ある立場でしたから、

事実を調べるために、随分文献を読んでみましたが、

このような毒性を見つけることはできませんでした。


科学的事実に賛成派も反対派もないのですが、

この件についてはわたくしは「推進派」と同じ考えです。

繰り返しますが、

科学的事実には推進派も反対派もありません。

ただ国民の健康だけを考えて判断する必要があります。


それなのに、「プルトニウムの毒性」という問題を、

科学ではなく思想の問題に置き換えてしまうことが、

これまでこの問題がハッキリしなかった原因です.


おそらくこのブログでも、

ここで「プルトニウムの毒性は特別なものではない」と書きましたので、

「武田はけしからん」という反論もあると思いますが、

プルトニウムの毒性は科学的事実ですから

微量のプルトニウムによって、

大きな損傷を受けたという医学的事実が必要なのです。

・・・・・・

ところで、「プルトニウムの毒性は特別である」という考えに対して、

2006年に電気事業連合会が反論を出しています。


ただ、電気事業連合会の普通の説明と同じで、

「プルトニウムを燃料に使うことは安全である」ということを繰り返しているだけで、

厳しく言えば答えになっていないという面があります。


少なくとも

プルトニウムの毒性に対して心配している人がいるのですから、

形式的な答えではなく、

実質的に踏み込んだ答えをしていれば

プルトニウムに対する不安感はかなり弱まったと考えられるからです。


わたくしはこのブログで常に

国際放射線防護委員会 (ICRP)の勧告に基づいて作られた

日本の法律の考え方と数値を使っていますが、

それによると、

プルトニウムはごく普通の放射性元素として分類されています。


わたくしがウラン濃縮研究をしているときに、

ウランとプルトニウムの人体内での振る舞いがかなり似ていることを知りました。


ウランもプルトニウムも、


1) 比較的、消化器表面を損傷する放射線を出すこと、

2) 人間にとってウランもプルトニウムも必要のない元素なので

    口から入ったら比較的短時間で排泄されること、


3) ウランやプルトニウムは腎臓に行きますが、

    それは排泄のためであり、だから早期に排泄されること、


4) ウランを間違って飲んだ例では、障害がでていないこと、


等です。


生物関係の方面ではよく知られているように、

「人間は必要なものは取り込み、不必要なものを排泄する」という機能を持っています。


例えば人間の血液に必要な「鉄」を考えますと、

鉄の放射性同位体が体の中に入ると、

人間の身体は「放射性かどうか」を見分けることができないので、

その鉄を体に取り込んでしまいます。


体に取り組むとそのあとずーっと放射線を浴びることになります。


逆に、ウランが入ってきてもどこに使っていいかわからないので、

すぐ排泄してしまうのです。


このように、

ウランやプルトニウムが人間に対して強い毒性を持たないのは、

人間が使う元素ではないということが決定的な理由だとわたくしは考えています。

・・・・・・・・・

従って福島原発からプルトニウムか飛散しても、

これまで通り放射線の強さに注意していれば大丈夫ということになります。


プルトニウムを燃料に使う3号炉について、

わたくしはこれまで、

危険度を他の号機に対して2.5倍にしていました。

この理由は、第1にプルトニウムの特性をもう一度調べてみようと思ったこと、

第二に燃料の中の放射性物質の状態がウラン燃料と違い、

やや危険側にあるということで、2.5倍をかけていました。


現在でも3号炉については、

やはり2.5倍程度の数字は必要と思います。

これはプルトニウムを燃料とする軽水炉の大事故が

初めてであるということです。

・・・・・・・・・

3号炉に関する最終的な結論は、

「注意しておかなければいけないが、

決定的にわたくしたちの健康に影響を及ぼすものではない」

ということです。


(平成23年3月27日 午前8時 執筆)」

ベートーヴェン:交響曲第8番 第1楽章 フルトヴェングラー(1954)

私の杞憂です

2011年03月29日 13時56分53秒 | 日記
規制緩和とバラマキが党是の民主党が、

野菜の出荷制限を盾に、

放射線量の規制緩和を迫っているように感じられる所が、

気に入らないのです。


放射能汚染騒動は、

あと半月か一箇月で収束、

その前に、

日本の農家が弱っている今、

緩和に踏み切り、

アメリカに隷属させるのではないかと、

形を変えたTPPでなければよいがと…、

まあ、私の杞憂です。

ホロヴィッツ ショパン 英雄ポロネーズ

ひょっとして、技術者も研究者もいないの?

2011年03月29日 02時41分31秒 | 日記
テレビやネットを見る度に、

毎回、新しい

しかも悪いニュースが流れてきます。


東北の被災地も

とても、日本の風景とは思えませんが、

関東とて同じ事で、


11日以前には、

私の人生とは全く関係のなかったはずの物が、

そこら辺をフワフワ浮かんでいて、

雨が降ると、

落ちてきたりしているようです。


以下は、「JCOM NET」の記事です。


『東電、仏に支援要請 原発事故受け』

3月28日(月) 22時4分

「東京電力が

福島第1原発の事故で、

フランス電力(EDF)や核燃料会社アレバ、原子力庁など

フランスの原子力関連企業・機関に支援を要請したことが分かった。

ベッソン産業・エネルギー・デジタル経済担当相が

28日、ラジオ番組で明らかにした。

29日付フランス紙ルモンドによると、

アレバは事故発生直後から東電側と連絡を取り合っていたが、

事態が急展開したのは「この36時間」としており、

26日ごろに緊急要請があったことを明らかにした。

同紙は「東電が原発事故の統御不能に陥った可能性」との見出しを掲げ、

事態を深刻視している。

ベッソン担当相は

「東電からの(フランス各機関に対する)支援要請は(事故発生後)初めて」

と述べた。

EDFは18日、

専門家の派遣や

原発事故に対応するロボットを含む資材130トンの搬送など

独自の救援計画を発表。

だが、ルモンド紙によると日本側はこれを拒否したという。」

記事は此処までです。


最初に海水注入をためらって、

事故を引き起こし

次に、フランスの救援計画を断り、

今になって支援要請。


国内に対しては、生命の危険、

海外に対しては、恥さらし、


現場が命がけなだけに、尚更、腹が立ちます。

【ホロヴィッツ】 スカルラッティ ソナタ ホ長調 & ト長調

至急、救国内閣希望!

2011年03月28日 21時59分08秒 | 日記
「産経ニュース」の記事です。

こんな事も、起こっています。


『10キロ圏内の遺体、放射線量高く収容できず』

2011.3.28 18:51

「警察庁は28日、

福島県警が

福島第1原発から5~6キロ地点の

大熊町の屋外にあった遺体の放射線量が高かったため、

収容を断念したことを明らかにした。

放射線量は公表していないが、

「ただちに運ぶのは危険と判断した」としている。


警察庁によると、

遺体があるとの通報を受け、

27日に防護服を着用した機動隊員ら15人を派遣。

遺体の体表の放射線量を計測したところ高かったため、

遺体袋に入れて屋内に安置し、撤収した。


原発周辺ではこれまで、

避難指示が出されている10~20キロ圏内で

防護服を着用した機動隊員がパトロールを実施。

10キロ圏内では活動を控えていたが、

専門家の意見などを踏まえ、

必要に応じて立ち入れるよう見直したという。


警察庁は「今後も同様の状況が予想されるため、

専門家の意見も聞き、対応を検討したい」としている。」

記事は此処までです。


取り敢えず、

救国内閣希望です!

ラフマニノフ自作自演 『ヴォカリーズ』

もう無理!

2011年03月28日 21時16分43秒 | 日記
以下は、

「産経ニュース」の記事です。


『放水焦る官邸 効果考えず場当たり的指示』

2011.3.28 19:22

東京電力福島第1原子力発電所では、

冷却機能復旧に向けた作業とともに、

使用済み核燃料プールへの放水が続けられている。

27日には50メートル以上の高さから狙った場所に放水できる

民間のコンクリートポンプ車が1台追加された。

最も有効で安全な方法とされるが、

現場に投入されたのは自衛隊、警察、消防による放水の後だ。

政府内でも「順番」が疑問視され、

官邸の情報収集や判断能力不足を指摘する声が目立つ。


19日午後に開かれた「各党・政府震災対策合同会議」の第1回実務者会合。

公明党の石田祝稔政調副会長は、

民間のドイツ製コンクリートポンプ車について、

「国土交通省は存在を知っていたはずだ」と官邸と省庁との連携不足を指摘した。


公明党の説明では、

ポンプ車の活用を官邸側に提言し、

19日朝に「使う」と回答があったという。

官邸はそれまで、

自衛隊と警察、消防に半ば強引ともとれる放水要請を繰り返しており、

注水に最も効果的なポンプ車の存在を知らなかったとみられる。


核燃料プールへの注水が急浮上したのは震災4日後の15日早朝。

定期点検のため運転を停止していた4号機で水素爆発と火災が発生し、

注水による冷却が急務になった。


複数の政府関係者の話を総合すると、

官邸側はすぐに自衛隊にヘリコプターによる散水を要請。

しかし、「完全に吹き飛んでいない建屋に上空から水を放水するのは危険」と、

性急な実行は見合わされた。

自衛隊関係者によると、

自衛隊は当時、

前日に起きた3号機の水素爆発での隊員負傷の対応をめぐり、

経済産業省に不信感を抱いていたという。


放水を焦り、

自衛隊の対応に不満を募らせる官邸は翌16日朝、

今度は経産省を通じ、

すでに高圧放水車を東電に貸し出していた警視庁機動隊の出動を警察庁に要請。

警察庁は「一刻も早く」という指示に、

急(きゅう)遽(きょ)派遣した。


一方、午後には防衛相の放水指示を受けた陸自のヘリが出動したが、

放射線量が高く断念した。

しかし、警察の出動が報じられた夜には、

ヘリからの放水再挑戦と消防車による地上からの放水を決断。

17日午前にヘリからの放水を決行した。


夜には機動隊に続き、

自衛隊も地上からの放水を実施。

派遣要請を受けた東京消防庁も出動し、

19日未明に放水を成功させた。

その後、準備に時間がかかった東京消防庁に

海江田万里経産相が「言う通りやらないと処分する」と

恫(どう)喝(かつ)まがいの発言をしたことも発覚。

海江田氏は謝罪している。


政府関係者は

「官邸が省庁間の調整も満足にできなかったため、

結果的に冷却効果の小さいものから順番に現場に投入された」と指摘する。

実際にポンプ車が稼働したのは22日になってからだ。


放水能力や技術などの検討もないまま、

場当たり的に出動を命じた官邸の判断に、

政府内からも批判の声が上がる。

別の政府関係者は

「官民挙げて投入できるものをテーブルに並べ、

最優先の投入を決めるという判断がまったくできていない。

情報力もなく、

まさに政治主導という虚像の弊害だ」と憤る。


現場レベルでも不信感は根強い。

ある関係者は「官邸は『やれ』の一点張り。

現地に赴く人の命や安全を本当に考えているのか」と訴える。

21日に東京消防庁の活動報告会に参加した隊員の一人は、

「(石原慎太郎都)知事は涙を流して礼を言ってくれた。

上からものを言うだけの官邸と違う」と

吐露した。」

記事は此処までです。


後は、一日も早く、

総理には、国民のために、

決断して頂きたいものです。

だって、もう無理でしょう?

J.S.バッハ 幻想曲とフーガ ト短調 BWV542 より ”大フーガ”