『蜻蛉洲大和の国のサンライズタイム』ー外国人参政権反対、移民政策反対、背乗り工作反対!盗聴・盗撮は日本では犯罪です!ー

キラキラネームは日本の漢字文化を破壊するための、カルトの工作活動です!公務員の国籍条項と外国人土地法の復活求む!

国内の悪意

2015年01月28日 17時28分24秒 | 日記
昔、中国に住んでいたときに、何を日本に持ち帰ることができるだろうと、しょっちゅう考えていました。日本にいても、中国の専門書は手に入りますし、中国人に会う事も、中華料理を食べる事も、衛星放送で中国のテレビを見ることもできました。取り立てて、中国にいる必要はないように思われました。

中国でしかできない事に優先順位を置くならば、遺跡や発掘の場所に行って、今そこに住む人々と話をし、発掘資料を見て歩くべきであろうと、精力的に出て歩いていました。泰山・黄山・峨眉山…、黄河・長江…、各省の博物館に行き、恐らく、当時、私が一番出て歩いていたと思います。っで、どうなったか?

ある日、仲の良かったドイツ人(女性)から、「ねえ、貴女、日本の特務なの?」私「えっ?いやいや、ただの留学生、だいたい、奨学金は中国政府が出してるし、そんな大物じゃないわ。」と言って、大笑いしましたが、何処の馬鹿が言い出したのか、留学生寮の中で、そんな噂が立っていました。ツイッターの発達した今だったら、もっと酷い事になっていたかもしれません。


さて、ネットに散在する湯川さんに関する情報は、誤った物や大袈裟な物が多い事に驚きます。ブログを始めとする情報を見る限り、湯川さんは、ミリタリーオタクの、一発逆転を狙うツーリストであったように思います。それが、ISILの中で危険人物とされてしまうのは、悪ふざけや小さな悪意の積み重ねではなかったかと。

よく、湯川さんと田母神さんの写真が引き合いに出されますが、私は何度か、田母神さんの集会に行きましたし、選挙の応援もしましたが、湯川さんを見た覚えがありません。まあ、全員知っているわけではありませんし、だいたい、私は人の顔の区別があまり…。


さて、昨年の八月十六日の夜、シリアのアレッポで湯川遥菜さんが身柄を拘束されたと報じられると、さっそく、ISILの関係者に対して、次のような事を貼り付けた人がいました。



「この日本人男性は民間軍事会社のCEOです。彼が銃火器を持っている写真がアップされています」の後には、御丁寧にも湯川さんのブログのURLが貼り付けてあります。このブログには、軍関係の仕事に従事しているかの如き写真や動画がアップされています。

「Rui Yasue」さんは、「朝日新聞」の関係者です。湯川遥菜さんのブログは二種類あって、ここで紹介されている他に「HARUNAのブログ」という日常を書いている物もあるのですが、ここではより「軍事的」なブログを紹介しています。

これを見た人物は、例えば、次のような書き込みをします、



常岡氏は、このツイッターの後で、別なブログやその他の情報から、湯川さんが恐らくミリタリーオタクであると考え、シリアに救助に向かいます。

しかし、「Thoton」さんや、「Sirotaka Ishida」さんは、ISILの関係者を深い誤解へと導いてしまいます。因みに、「Thoton」さんは、「生活の党」の関係者ですし、「Sirotaka Ishida」さんについては、「Wikipedia」に次の様に書かれています。

「イスラーム国

過激派組織イスラーム国(ISIS)に日本人が拘束された際、アムネスティ日本の理事長石田城孝は拘束された日本人の個人情報をISISに提供した。個人情報には、拘束された日本人が民間軍事会社の経営者であることも含まれていた。傭兵は国際法上の保護が無く、拘束されると拷問された末、ほぼ間違いなく殺害されるため、石田城孝はISISの虐殺行為に協力しているとして激しい非難と罵倒を受けた。」(「アムネスティ・インターナショナル」Wikipedia)


他にも、田母神氏と一緒の所を、わざわざ教える人もいて、




その結果、湯川さんはISILからスパイ容疑を掛けられ、昨年8月の段階で、死亡の噂が立ちます。



冷静に考えれば、スパイならば、もう少し語学が堪能であるとか、従軍経験等があるとか、体つきも精悍であっても良さそうなもので、どう考えてもスパイというのは大袈裟です。面白がって書き込んだ罪は深い。

多分、ミリタリーオタで後藤健二さんに憧れていたであろう湯川遙菜さん、ご冥福をお祈りします。

高く評価されるべき事

2015年01月26日 02時43分44秒 | 日記
今回のシリアでの人質事件について、華字媒体の伝える情報で目についた物は、これは台湾・大陸で一致していたのですが、欧米人のビデオの場合には、政治的な要求があるが、今回は法外な金額の要求だけだった。イスラム国との交渉の場合は、米英の場合は、身代金の支払いも、接触もしないが、しかし、人質解放の部隊を出して救出作戦をする。日本はそれができないので、国際的な慣例に反して金額を呑むであろう、という物でした。

一方、政府は、ヨルダン・トルコ・エジプトに総理自ら電話を掛けて、救援を要請した事が華字紙でも伝えられました。二人の一般人のために、これほど頑張ってくれる政府は無いと思いました。

この様な状況でしたので、私は、人質は時間が掛かっても二人は解放されるものと思いました。しかし、同時に、日本は金銭以上に、国際的に大きな信用を失う事になるとも思いました。二つのビデオには、他の国とは違って、異常な金額の請求や、総理大臣の名を入れ込むと言うような、それまでの金銭目的とか残虐性以外に、ある種の反日感情を見て取ることができました。

そこで、ネットで検索すると、殆ど観光客であった湯川さんについて、「民間軍事会社の経営責任者である」と、わざわざイスラム国に送信した人物がいたり、中国語で「kuso図」と訳されるような、異常なコラージュを送りつける人もいました。実は、イスラム国とメールのやりとりをする民間人は何人もおり、しかも、日本の中にも異常な人々はいました。

一昨日、youtubeに不幸な動画がupされましたが、もし事実であるとするなら、痛ましく許し難いことです。この犯行について非難されるべきは「イスラム国」です。

また、ダッカで身代金を支払った失策を雪ぐべく、身代金の要求を退け、近隣諸国に協力を要請し、粘り強く交渉を続ける我が国政府は、高く評価されるべきだと思います。

末筆ながら、湯川さんのご冥福と、後藤さんの早期解放をお祈り致します。

周永康逮捕に米国の影(国内の江派、二)

2015年01月21日 16時52分23秒 | 日記
前回の続きです。少し長めですが、ご覧下さい。「※」印は私の注です。

「…
◆周永康が次々と起こした多くの事件は 米国の反感を買った

2008年5月17日、中共当局は米国ニューヨークの※フラッシングで、特務と共犯者を使い、数週間連続して法輪功学習者を殴打し攻撃し、十数回も殴打した犯人が、米国の警察に拘束された。当時、中共ニューヨーク総領事彭克玉(ほうこくぎょく)が、自らフラッシングの事件を指揮したという録音が出てきて以降、華人のコミュニティで反響を呼び、米国社会の中に、政府を促して彭克玉を追放しようという風潮が生まれた。

フラッシングの事件は周永康によって計画された。周は嘗て四川省委書記を務めており、2008年5月12日の四川大地震で人為的な災害をもたらした責任があった。彼は法廷に引き出され、厳罰に処されることを恐れた。そこで、民衆の責任追及の矛先をそらすために、また、政府幹部内の視線をそらすためにフラッシング事件を引き起こし、法輪功学習者に罪をきせて陥れた。

《ニューヨークポスト》によれば、ニューヨーク市会計監査役※2劉醇逸(りゅうじゅんいつ)の前選挙資金責任者である侯佳(こうかい)一家と中共政法委書記周永康とは、親密な関係にあると報じている。報道は、周永康を「安保の皇帝」と称している。

周永康はまた、盲目の人権活動家 陳光誠(ちんこうせい)に弾圧を行った責任者でもある。陳光誠が、米国の駐北京大使館に逃げ込み保護を求めると、この事件は世界を震撼させ、米国と中共の他の指導者は、板挟みに陥ることになった。

※08年に駐米総領事が指揮して、米国で中国人を煽動し、中国人を襲撃させた事件。長野での、北京五輪の聖火リレー中、中国人による暴動が起きてから半月後に発生している。フラッシングの事件について、「大紀元」は次のように伝えている。

「米国ニューヨークに駐在する中国領事館の彭克玉総領事が、先週で連日して起きた現地中国人集団が「脱中国共産党(脱党)支援センター」に対する襲撃事件に、自らが参与・策謀したことを明らかにする電話録音が、最近、「法輪功迫害国際調査組織(WOIPFG)」により公開された。

法輪功学習者が主体となる「脱中国共産党支援センター」は5月17日、ニューヨーク・フラッシング地区で中国共産党から離脱する3600万の中国民衆を応援する集会を開いた。集会では、四川大地震で亡くなった同胞に対して哀悼の意を示したほか、中共が災難の中で、人命を軽視した対応、地震予報を隠蔽した真相を明らかにし、中国大陸の民衆に中国共産党関連組織から離脱するよう呼びかけた。しかし、集会中に、現地の中国共産党政権を支持すると思われる中国人集団が集会参加者を襲撃し、集会を撹乱した事件が起きた。襲撃事件は、19日後も連日発生した。

同事件は、中国国内で政府報道機関の新華社により、法輪功学習者が四川大地震被災地への募金活動を妨害していると歪曲報道され、中国国内で震災支援に懸命となる国民に、法輪功への敵対感情を煽動させるのに利用された。

日本でも同時期に同じような衝撃事件が起き、5月16日から18日にかけて「脱党支援センター」日本支部のボランティア・スタッフが池袋駅の北口付近で、中国人グループから嫌がらせや暴行を受けた。

フラッシングの事件について、「法輪功迫害国際調査組織(WOIPFG)」(本部・米国)の調査員が、中共内部への調査を試み、駐ニューヨーク中国領事館の彭克玉総領事が自ら、領事館関係者が同事件に参与し、襲撃事件に関わった中国共産党政権を支持する華僑団体を煽動したことを明らかにした電話録音を入手した。

彭克玉総領事の電話録音によると、中国領事館が今回の襲撃事件を策謀した理由は、「脱党支援センター」が「中国共産党に反対し抗議した」からだとし、新華社が報道した「四川大地震被災地への募金活動を妨害している」理由はまったく言及されなかった。

次は「WOIPFG」により提供された彭克玉総領事が同組織の調査員と電話で話した一部の内容。

調査員:今回の事件は、非常にうまくいった。どのように組織したのか。

彭氏:彼らが中国共産党に反対し、抗議しているからだ。私は数日前にも現場にいた。我々は非常に気をつけなければならない。そうしないと、中国総領事館が背後で煽っていると言われかねないからだ。活動に参加した人たちは、戻ると私に報告する。この類のことは私が良く知っているから、こっそりと励ましてあげる…わたしが現場にいたし、皆さんの気持ちが奮い立っているようだ。初日では、法輪功関係者たちが来たときに、数百人の中国人がその関係者らを囲んだ。その後混乱状態になり、最終的に警察が法輪功関係者らに現場から離れるよう説得した。二日目も同様で、混乱は初日よりひどかった。それから昨日も、一昨日も、すでに4~5日が続いている。

調査員:どうやって、一気に大勢を手配できたのか。秘訣を教えてください。

彭氏:秘訣なんというものではない。華僑関係に関して…華僑団体の場合、チベット事件発生後、五輪トーチリレーの後に、彼らの情熱は非常に高い…勿論、今回の地震発生後、すべては私が華僑団体の間を走り回り、彼らに対して感謝の意を表した。実際、月曜日に私は2回の会議に参加したほかに、すべての華僑団体、8箇所、9箇所前後を回ったので。彼らの会館を訪ね感謝の意を表明した。それは非常に重要だ。法輪功関係者らがその付近で活動しているからだ。

調査員:領事館は華僑団体に対して、同じような思想宣伝活動を行っていないのか?

彭氏:どういう意味か。

調査員:たとえば、暗示したりとか…。

彭氏(笑って):それはある!正直言ってあるのだ。ただ、このことは対外的に言ってはいけないのだ。我々がやっている。場合によって、華僑たちに対して、話に含みのあることもする。私自身がしょっちゅうやっているし、特に今回がそうだ。あなたが言うような、相手に暗示を与えるように話をするのが、私はいつもやっているのだ。今回もそうだ。私は華僑たちに対して、「文章や記事を作成するなりしたらどうか」とか、彼らを励ますのだ。今日も中央テレビ局の者に、「これらの現象を撮影すべきだ」と勧めた。確かにいい効果が得られるのだ。正直に言って、私は水面下で密かに行うしかないのだ。

彭氏:…ニューヨークにいる華人の情熱ぶりは、直接接して話しただけでも、効果がぜんぜん違う。だったら、華僑たちに会いに行けばよいのだ。会うだけで、華僑たちとの心の繋がりが強くなるからだ。彼らは…例えば、法輪功と戦って戻ってくると、私は彼ら一人ひとりに対して、握手し、感謝し激励する。こういうことをやらなければならないし、ここまでしないといけない。勿論、私はその場で、法輪功学習者たちの前ではやらないけど、私の車は遠く離れたところに停めて、彼らに見られてはならないからだ。これについて、私は非常に気をつけている。万が一ばれたら、相手に攻撃される弱点を握られてしまうから、良くない。しかし、華僑たちはここまでに来てくれるから、私に相手を追い出した云々を報告してくれるのだ。そうすると、私は彼らと握手をし、感謝の言葉を送り、励ましてあげるのだ。それに加えて、私は昨日開いた記者会見の中で、さらに法輪功を非難した。今日は各メディアがすでに報道した。特に「僑報」が、非常に詳しく報道してくれた。

 (録音内容は以上)

録音電話を公表したWOIPFGは、中共当局が中国大陸および海外における法輪功への迫害真相について調査を行う組織であり、中国国内および海外で多くの有力な情報ネットを持ち、かつて中国国内の法輪功学習者に対する臓器摘出の告発事件に大量の証拠を集めた実績がある。

米国在住の中国問題専門家・張傑連氏は、フラッシング地区で起きた中共諜報員らの暴力団的な演出は、法輪功弾圧を推進する前中共公安部部長、江沢民派閥の中央政治局委員・周永康が背後で画策し海外の中共諜報員を指図したものと分析した。中共当局が19日から3日間、中国全土で地震による死者たちへの追悼が行われる最中に、法輪功事件を煽動し、中国国内で大きく歪曲報道することは、民衆が地震について考えるようになる前に、当局の「人災」に対する怒りを法輪功に転換させるねらいがあるとした。」(「大紀元 日本語版」『米ニューヨーク:中国総領事、中国人集団襲撃事件の策謀認める』08/05/24 20:22)

※2、劉醇逸、1967年1月8日~、台湾系米国人、民主党員、2013年台湾系として始めてニューヨーク市長選に参戦、落選。


◆習近平と米国との間の暗黙の了解

ある報道は、昨年の、釣魚島の紛争を切っ掛けとして、中国大陸の多くの省で発生した反日デモも周永康の指図による物だ、と称している。周永康・薄煕来派と関係の深い《環球時報》は、釣魚島の紛争の間中、開戦を宣伝するよう煽り立てた。その記事には、「中・日がもし開戦したら、中国は世紀の恥辱を雪ぐ戦争となるだろう」と述べ、中共軍隊鷹派の代表的人物の一人戴旭(たいきょく)も「やるならやろう」と直言した、と書かれていた。

これと同時に、中共江派の残党も、統一戦線配下の海外特務系統を通して保釣を煽動し、胡錦濤・習近平に圧力を掛け、中共「十八大」での権力の交替を引き延ばした。

釣魚島には《米日安保条約》が適用されているので、米国には日本の安全を保護する義務がある。そこで、米国は慌てて釣魚島の波風を収めた。米国は、釣魚島の問題と中共の権力交替との関連を見て取ると、日本を懲らしめた。一方、習近平は国内の声を鎮めたので、米国と習近平との間に暗黙の了解が生まれる事になった。

2012年10月3日、米国国防副長官アシュトン・カーター(Ashton Carter、次期国防長官)は、ある公開セミナーで、習近平との関係が良好であると述べた。

北京のある事情通は※以前《新紀元》に、釣魚島の衝突が始まった初期には、中共軍の多くの将軍は態度を硬化させていたが、しかし、後には物を言わなくなった、「つまり習近平が挨拶をして、彼等が面倒を起こさないようにさせたんだ。」と告げた。彼は、「十八大」の後で、太子党の多くの人物が中央軍事委員会に入るので、軍中の将軍は基本的に習の命令を聞くようになる、と述べた。

※この部分は、『美國力挺習近平接班 擺平日本』からの引用で、この後、次のように続きます。

「…最近、中日関係が緊張した時に、軍中の将軍が控えめであったのは、習近平が双方折れ合って事を穏便に解決する事を希望した事と関係がある、と述べた。

ある重責にある将軍は、北京の最高幹部の命令で、もし(釣魚島の)局勢が継続して緊張し、万一双方の軍艦が対峙する事態が発生した場合、中共空軍の軍用機は当該海域に巡航させる事はできない。何故なら「空軍は恐らく銃を暴発させてしまう」からだ、と公表した。

《南方週末》は、臨時に四つの釣魚島に関する報道を削除させられた。媒体のベテラン朱建国によれば、《南方週末》が上からの命令に従って、多くの釣魚島に関する報道を削除したのは、当局が意図的に緊張している中日関係を、冷却させようとしているのを反映しているのだ、と。

習近平の主導で釣魚島の危機が回避された事は、二つの成果を生んだ——衝突の回避、及び、中共が始めて日本と共に釣魚島に対する共同の制御権を獲得した事。

以前、ある報道によれば、中共の高級幹部は釣魚島問題で激論を交わした。その内容は、江派の残党が機に乗じて、海外の統一戦線配下の海外特務系統を通して保釣を煽動し、胡錦濤・習近平に圧力を加えた。特に、日本が釣魚島の国有化を宣言し、或いは、米国が介入すると、恐らくは「強烈な愛国心」に触発されての事か、保釣を非難或いは支持し、この機に乗じて国家を戦時下に置く事をもくろみ、江派の中心人物である周永康の十八大での退任を引き延ばした。胡錦濤・習近平は、当然、釣魚島の波風が、権力の順調な交替に影響を及ぼす事を望まなかった。事情通によれば、ある高級幹部は反日を利用して、中央軍事委員会・常任委員会等の人事を変える事を希望したが、かなわなかったと述べていた、と報じた。」(「新紀元」『美國力挺習近平接班 擺平日本』2012/10/04)

※※「新紀元」はクーデターと戦闘の可能性を伝えていますが、しかし、台湾の報道によれば、尖閣沖で一旦緩急あれば、中国軍の注意が尖閣に集中するので、その隙に反中共勢力が各地で武装蜂起する可能性があり、武力衝突の可能性は低いと述べていました。

そもそも、日本国内で野田総理が国有化の方針を表明するのは7月7日の事ですが、これは、日本軍と中国国民革命軍が盧溝橋で衝突し、支那事変の引き金となった盧溝橋事件の起きた日です。放っておけば石原都知事が、尖閣を購入する筈であったものを、中韓よりの民主党政権が名乗りを上げる事にも違和感を覚えますが、7月7日という記念日の選び方にも、何か、中共の物の考え方に近い物を感じました。

二ヶ月後の2012年9月4日、米国務長官ヒラリー・クリントンは専用機で中国を訪問し、翌5日に習近平と会見する予定になっていました。しかし、4日の晩11時、中国側の突然の申し出で、会見は取り止めとなりました。この頃、序列八位の賀国強も、8月の終わりから9月12日まで姿を見せていません。

9月9日、ロシアのウラジオストックで、野田総理と胡錦濤主席が、15分間の立ち話をした翌日、野田総理は「尖閣国有化」を宣言、11日に閣議決定し、当日のうちに尖閣の三島を購入。日本中を驚かせました。野田総理が、何故この様な粗っぽい閣議決定をしたのかは不明ですし、誰がどう見ても、胡錦濤の面子は丸潰れでした。この後、特に15日から18日にかけては、中国では国交回復以降最大の反日デモと打ち壊しが起こります。

民主政権は、2010年9月7日、尖閣諸島付近で、違法操業中の中国漁船と日本の海上保安庁との間で衝突事件が発生した時、あっさりと中共に屈して船長を釈放しチャーター機で帰国させました。しかし、この時は大陸で日本人の人質事件が起きる事もなく、また、民主党内で、仙石官房長官に代表されるような人物が、党内の右よりの勢力を止める様な事もなく、野田総理が反対派の意見に耳を傾けるというような事もありませんでした。

私は、大陸でのデモや打ち壊しといった脅しに屈する事なく、国有化を引っ込めなかった野田総理に感心すると同時に、習近平や賀国強の行方不明に象徴されるような、中共内部の異変を隠すために、この時の尖閣騒動が、中共にとって非常に好都合であったとも思いました。

そこで、尖閣に関して、日中の間で某かの取り決めや、或いは、工作活動が行われているのであれば、デモ・打ち壊し、或いは、戦闘が起きたとしても、その始まりにおいては、中共や民主政権の管理下で行われるはずだとも思いました。但し、上記の将軍もその危険性を述べているように、政治にせよ経済にせよ、中共の政策は往往にして「跨越式発展」を遂げ、指導者の手を離れて事態が走り出してしまいますが。


◆江派権力連鎖の末端は江沢民

今のところ、周永康は既に「死に体の虎」となっている、ネットワーク上の報道では、習近平は他に数頭の「大虎」を仕留めるが、最終目標は前中共党首江沢民だ、と称している。実際、昨年、王立軍が米領事館に駆け込んでから、大紀元は正確に情況を予測し、薄煕来が失脚し、周永康が捕縛されるであろう事、曽慶紅・江沢民等の法輪功を迫害した元凶が放逐される事を報じた。

ネットワークの報道は、習近平はあと数頭の「大虎」を打つが、中には政治局委員に就任した徐才厚や、前中共総書記江沢民、及び現政治局常務委員劉雲山が含まれる、と述べている。報道によれば、この数頭の「大虎」の中で、最終目標は前中共総書記江沢民で、徐才厚は既に軟禁され現在調査されている、と述べている。

もし、周永康を訊問してクーデターや法輪功学習者の生体臓器摘出の罪状が公開されると、江沢民まで延焼するので、江沢民を捕縛せざるを得なくなる。報道は、習近平がどの様な選択をするのかに注目している、と述べている。

周永康の更に大きな罪は、同じく法輪功学習者の迫害——彼等の臓器を生きながら摘出した事だ。この犯罪には、王立軍・薄煕来・薄谷開来が加わったのみならず、周永康の息子 周斌(しゅうひん)も父の権力を笠に着て、親子共に彼等の臓器を生きたまま摘出した。この親子は、以前、留置された法輪功学習者と死刑囚を取り替えて死刑を執行し、刑を執行する際に臓器を摘出し、学習者は無残にも苦痛の中で死に、死刑囚は大手を振って社会に復帰した。

この内幕は次第に暴かれてきているが、中共は一貫して隠蔽し、中共の速やかな崩壊を避けるために、この問題を回避しようとしている。しかし、中共はこの関門を無事に通過する事はできない。


◆「北京にまた大事件が発生した!」

周永康の拘禁の知らせが流れるや、世界中の注目を集めているが、中共官報は何も発表してはいない。しかし同時期、201名の中共省部級の高官が、形を変えた「軟禁」状態で、北京郊外の党校で順繰りに訓練を受け、習近平の発表した講話の精神を学習していた。

毎回、中共の内政が危機的状況に陥るたびに、反乱を厳しく防ぐ為に、各省の高級幹部を北京の封鎖式訓練に参加させて、これらの幹部が共謀する事を防いでいる。現在の中共の情勢に対して、海外の評論家は「吹雪の到来に備えている!」と称し、ある人は密かに「北京にまた大事件が起きた!」と取り沙汰している。

12月2日から6日まで、201名の中共省部級高官は、第二次習近平の一連の講話の精神を学習するための研究討論会に参加し、緊張の中での5日間を過ごした。訓練期間中、これらの高官達は宿舎に住み、食堂で食べた。ベッド、書棚、二つの机のある宿舎に住み、互いに宴席に招待することなく、日中は聴講し、晩は自習した。また研究討論会に参加した者は、ただ宿舎周辺の路上や、或いは、食事の時のみ、僅かに交流する事が許された。

12月4日、中央書記処(党の最高事務機関)書記・中央紀律検査委員会副書記 趙洪祝(ちょうこうしゅく)は、今回の研究討論会のためにレポートを作り、そこに「党と国家の生存率の高さ」のために、「党の清風のために清廉な政治建設と反腐敗党争」を行うべきだと称した。この話は、外界から、中共が周永康を放逐する前奏となると解釈された。

北京の情報によれば、バイデン訪問の時期に、「周永康の逮捕」の情報は中共より意図的に流されたが、しかし、中共が正式に何時この事を発表し、事態が如何に発展するのかは、状況によって決定される、と述べている。

執政と内外の巨大な危機に直面し、自らを救う改革を打ち出した物の、利益集団の上から下までの反撃に遭い、周永康の放逐は実のところ習近平と江沢民の関係が、水と油である事を暴露してしまい、このことは中共指導者から民間にまで伝わり、もはや中国の問題を解決する唯一の道は、江派の三人の常委と江沢民を逮捕し、中共を解体する事しかないのだ。」(「大紀元」『「周永康逮捕」の決定的瞬間 米国は再び習近平を援助した(「逮捕周永康」關鍵時刻 美國再援手習近平)』2013年12月09日)

周永康逮捕に米国の影(米中の接近、一)

2015年01月16日 23時47分51秒 | 日記
今年最初の記事は、二年前の「大紀元」から。

2012年2月6日、重慶市の副市長であり公安局長でもあった王立軍が、突然公安局長を解任され、米国駐成都総領事館に駆け込むという事件が発生しました。一般的には、王立軍は薄の妻谷開来のイギリス人殺害がもとで薄煕来との関係が悪化し、危険を感じて同事件の資料を持って領事館に亡命を求めた、と報じられていますが、このブログでは、優秀な警察官であった王立軍は、盗聴マニアであり、中南海での盗聴が発覚したので米国亡命を希望したという、華字媒体の伝えた記事を紹介しました。また、王立軍の資料の中には、薄煕来・周永康による、国家主席の簒奪計画があった、とも紹介しました。

この事件の後、薄煕来・周永康が逮捕されますが、以下は事件翌年に出された記事で、米中が接近し、習近平に密かに米国が協力している事を紹介しています。

もし、この記事が何某かの真実を伝えているとすると、最近の、中国の日本に対する無礼な態度も、米国の内政干渉とも思える村山談話踏襲の要請も、全て辻褄が合うように思います。

兎も角も、ご覧下さい。


『「周永康逮捕」の決定的瞬間 米国は再び習近平を援助した』

2013年12月09日

「「周永康逮捕」で再び国際的に中国の政治情勢が注目を集める中、米国の副大統領バイデンが訪中し、習近平と5時間、二人だけで2時間の会談をした。その後、あるワシントンのシンクタンクの中心的シニアアナリストは、習近平は、彼が米国が必ず直面すべき「強い指導者」である事を証明しようとしている、と述べた。実際、中国の政治情勢が緊迫するたびに、米国側は度々手を伸ばして習近平を支持し、周永康・薄煕来や曽慶紅等江派の勢力に打撃を加えている。

今回バイデンの訪中と同時に、前中共政法委書記周永康が放逐された。その後、米国シンクタンクの中心的シニアアナリストは、習の「お手柄」を分析し、側面から内政の情勢が相当危険な情況であるのを証明し、バイデンもこの前日本を訪問した時に「習は現在非常に苦しい情況にある」と漏らしている。

12月8日、海外の中国語ウェブサイトがこの米国シンクタンクの中心的シニアアナリストのレポートを引用して、中国は巨大な社会不安の危機と経済の圧力に直面しているが、習近平は恐らく、中国を苦境から抜け出させるのに最も適した指導者だ。中外の媒体は習近平の事を大きく誤解している、と称している。

実際の所、米国は国際的に行う必要のある多くの事柄について、常に周永康等を代表とする江沢民等テロ勢力の妨害を受けている。例えば、北朝鮮を背後からコントロールする・イランの核の国際的脅威・ロシア共産党の支持・中国本土での反米憎悪への煽動等々。このため、習近平の順調な就任は米国から密かな支持を受けていた。


◆米国は密かに習近平に贈り物をした

最近、海外の媒体が次々と周永康が捕まったと報じたが、しかし中共官報からの実証は一貫して得られなかった。同時に、米国の副大統領バイデンが訪中し、習近平と5時間、二人だけで2時間の会談をし、この前の日本訪問時、バイデンは「習近平は現在非常に困難な情況に陥っており、私は習を煩わせる事はできない」と漏らし、一言で習近平の執政の苦境を言ってのけた。

昨年2月、王立軍が米国駐成都領事館に闖入する事件が発生すると、当時、海外の媒体は、王立軍が米国領事館に入って24時間のうちに、米国副大統領バイデンは直接習近平との通話を求め、会話の主題は、王立軍の事をどのように処理すべきか足並みを揃える事であった、と報じた。

大紀元はその後、王立軍が2012年2月6日に米領事館に逃げ込んだ一切と、習近平の2月14日の訪米の期間中、副大統領バイデンの私邸宅を訪問した時に、バイデンは習に対して薄・周の簒奪の証拠を明かした、と報じた。

ホワイトハウスが習近平に情報を与えた事は、外界からは、米国が習に素晴らしいプレゼントを贈り、周・薄の「政変」の陰謀を挫くための一臂の力を貸したのだ、と考えられている。

大紀元は以前、周永康と薄煕来の政変の黒幕は、江沢民と曽慶紅であると報じた。江の元々の計画は、各種の政治手段を通じて薄煕来に充分な政治活動の資本金を蓄積させ、中共の「十八大」を待って、習近平の就任と同時に、薄煕来を政法委書記の地位に押し上げ、その後、政法委の配下である公安と武警、加えて薄が丸め込んだ軍方の力を頼りに、二年のうちにクーデターを起こし、習近平に譲位を逼り、同様に法輪功虐殺の罪を負った薄煕来が、中共最高権力者に就任する事によって権力の移動は完成する、と言う物だった。

江沢民から始まる、法輪功を虐殺した「血債組」は、常に党内において自分達の代理人を捜しており、曽慶紅・※羅幹(らかん)から周永康・薄煕来に至るまで、彼等は共同の目的と利益で結ばれていた。このため、周・薄のクーデターは、当然の如く曽慶紅と江沢民の支持を得た。

※羅幹は16期(02~07年)の政治局常務委員で、序列9位、党中央政法委員会書記、周永康の前任者。89年6月4日の天安門事件の時には、中南海で学生運動の鎮圧を指揮しており、2009年12月17日、アルゼンチンの連邦裁判所から、江沢民と羅幹が法輪功信者を迫害し「人道に対する罪」を犯したとして逮捕命令が出されている。


◆バイデンの訪中と「周永康逮捕」の報道は同時期

12月2日、台湾の媒体が、周永康は12月1日、「汚職腐敗」の罪名で中紀委に身柄を拘束された、と報じた。しかし、この報道は未だ中共から確証を得てはいない。同日、「シナ北米ネット」で公開された、《前中共常委周永康 クーデターを計画し拘束されたと伝わる》との見出しで報じられた内容は、大陸の人々によれば、Twitterで「国内の人々が皆このニュースを見ることができるのは、尋常ではない」と公表していた。

これと同時に、12月1日、米副大統領バイデンは日・中・韓三国の訪問を開始した。4日中国に到着し、習近平と合計5時間の長きにわたる会談を行った、二人だけの密談は本来45分間のはずだったが、2時間に延長された。海外の媒体は、密談後の二人は「厳しい表情だった」と報じている。

12月3日、日本新聞ネット編集長 徐静波は《明報》に対して、バイデンは日本の野党民主党代表(党首)海江田万里と会見した時、「習近平は現在、事業開始の困難な情況に置かれており、私は彼に面倒をかける事はできない。」と述べた、と漏らした。


◆習の訪米前夜 バイデン「謝罪事件」の黒幕

今年5月13日、米国副大統領バイデンは、米国ペンシルバニア大学の卒業式で講演を行い、中国は「自由に呼吸」のできない国家だと述べた事で、江沢民系の媒体が大騒ぎして、「中国留学生がバイデンに謝罪を要求する」事態に進展している。

ワシントンの中国問題専門家 石臧山(せきぞうざん)は、江沢民系媒体がペンシルバニアの留学生を騒がせて、米副大統領バイデンに「謝罪」を要求させた事は、中共指導者の内部抗争に関連して起きており、この事件は恐らく、周永康等江派の残党が、背後で画策してやらせており、習近平の6月の訪米に向けて、問題を起こさせる意図がある、と考えている。

実際、バイデンと習近平の交情は久しい。2011年8月、バイデンが訪中した時、当時、国家副主席であった習近平は全行程をエスコートした。習近平が昨年訪米した時にも、バイデンが全行程をエスコートし、これによって二人は個人的な関係を作り上げた。バイデンは嘗て習近平との個人的な交流をひけらかし、習近平も個人的に宴席を設けてバイデンを招待している。二人とも互いを「古い友人」と称している。


◆中国政局の決定的瞬間 米国は江派を攻撃した

大紀元の取材で、米国は常に密かに周永康等江派の勢力を攻撃しており、米国は周永康・薄煕来が有利な地位を占める事を望んでいない事が明らかとなった。米国が国際的に行う必要のある多くの事柄について、常に周永康等を始めとする中共の強硬なテロ勢力が妨害しており、例えば、背後から北朝鮮・イランの核の国際的脅威・ロシア共産党の支持・中国本土での反米憎悪への煽動等々をコントロールしている。

報道によれば、米国は常に習近平の就任が順調か否かに注目しており、並びに、毎回肝心な時に援助の手を差しのべている、と称している。習近平が米国を訪問している期間、米国は王立軍が米国に渡した資料の中で薄煕来のクーデターに関する内容を公開し、また、2012年5月の人権報告の中に、中国法輪功学習者の臓器の生体摘出に注目している等の内容を故意に加え、更に、薄煕来が王立軍の奪還を目的として、米国駐成都領事館を警察車両で包囲した等の細かな内幕も暴露した。


◆米国は密かに一連の行動を配備し 習近平の就任を幇助した

釣魚島事件の決定的瞬間、極左は「釣魚島は中国に属し、薄煕来は人民に属す」のデモのスローガンを掲げたが、米国は決定的瞬間に習近平を支持し、※日本を懲らしめ、最終的に事件を収束させた。現在の中共の政局は明らかに、胡錦濤・習近平が権力を掌握し、薄煕来は厳しい処罰を受け、中共政法委書記周永康等江系の人物は、全面的に権力を失った事を示している。

※石臧山の分析によれば、習近平とパネッタ国防長官が2012年9月に会談したとき、二人の間に暗黙の了解ができた。米国は日本を更に押さえつけ、並びに、日本に抑制を要求する事を公開する。米国は、並びに、中共が軍事演習に参加するよう要請する事を公表し、習近平は中国の釣魚島に対する問題の過熱を下げる、というもの。(「新紀元」『美國力挺習近平接班 擺平日本』2012/10/04)

昨年2月習近平が訪米し、王立軍が米領事館に駆け込んで薄煕来・周永康の事件が発覚して以降、米国政府は中共指導者の熾烈な闘争に巻き込まれる事になった。昨年から今年の初めにかけて、連続して周永康率いる海外の中共のスパイを逮捕するための大きな動きがあり、周永康の側近を調査し、米国が中日の釣魚島騒動のさなかに、緊急に調停に入ったのは、全て米国政府が肝心な瞬間に、習近平の主席就任を支持し、密かに周永康を攻撃し、並びに、胡錦濤・習近平に協力して江沢民・周永康・薄煕来等江系の勢力を粛清していた事を表している。

米国が江沢民・周永康・薄煕来等江派の勢力に対して反感を持つ理由は、複雑に入り組んでいるが、江派は北朝鮮の暴動をコントロールし、核武装で国際社会を脅迫し、江派中共軍の勢力は核兵器で米国爆破の脅威をもたらし、江系周永康配下の中共統一戦線作業部門の海外での特務活動は猛り狂い、米国の政・軍・産業界等の各領域に浸透してごたごたを起こすので、米国は極めて不満だった事にある…」(「大紀元」『「周永康逮捕」の決定的瞬間 米国は再び習近平を援助した(「逮捕周永康」關鍵時刻 美國再援手習近平)』2013年12月09日)


記事は、もう少し続きます。

?州??春????会 2012 《??》?? 21

もしかして、「村山談話」もすりあわせていません?

2015年01月11日 15時28分26秒 | 日記
昨年、「河野談話」が、韓国とすりあわせて制作された物だった、と言う事が明らかになりました。「河野談話」は、1993年8月に発表された物で、私は当時中国にいたので、制作の経緯や内容は知りませんでしたが、「産経新聞」の記事を見て、日本は随分長い間、韓国に売り飛ばされていたのだと衝撃を受けました。

それと同時に、では「村山談話」は中国共産党とどうなのだろうと思っています。中国で見た村山富市さんは、江沢民と中国共産党の配下のようでしたし、「村山談話」という物は、中国人民に関係があると言うよりも、人民に愛党教育を施す為にのみ効力を発揮する、中共だけに非常に都合の良い物であるからです。

今年は、戦後70年の節目の年だとメディアが宣伝をしていますが、節目の年が大好きな村山富市さん、遠くない過去の一時期、国策を誤って発表した「村山談話」は、日中両国民、チベット・ウイグルの人々、とりわけ日本国民に対して多大の損害と苦痛を与えました。未来に誤ち無からしめんとするが故に、疑うべくもないこの「村山談話」の過ちを謙虚に受け止め、ここにあらためて痛切な反省の意を表し、心からのお詫びの気持ちを表明するために、「村山談話」を村山さんが破棄しては、如何でしょう。


Sherlock was Born this way


『日本製反日運動』

(一)
二○一二年九月十日に尖閣諸島の国有化が閣議決定されると、中国ではぽつぽつと反日デモが起こり、十五・十六日には、七二年の国交正常化以来最悪の、打ち壊し・略奪・焼き討ちが発生した。デモの参加者は、八十年代以後に生まれた二十代・三十代の若者が多数を占め、「打倒日本帝国主義」と書かれた横断幕を掲げ、また、日本人が尖閣に上陸していないにも関わらず、「釣魚島から出て行け」と口々に叫んでいた。この様な運動は、建国以来たびたび行われた反日教育の賜である事は言うまでもないが、その責任は、中共政府だけにあるのではない。

今から二十二年前の平成四年(九二年)十月二十三日~二十八日、天皇皇后両陛下が中国を訪問された。天安門事件(八九年)で欧米諸国から非難を受けていた中国に、日本が手を差しのべた形での御訪中で、その前後、中国国内では、NHKドラマの「おしん」や、テレビアニメの「一休さん」が放送され、ちょっとした日本ブームが起きていた。北京の建国門外には、ニューオータニ系列のホテル「長富宮飯店」の列びに、高級品や日本食を扱う「ヤオハンデパート」もできて、その一角は「日中友好」の象徴のようだった。

天皇陛下の御訪中が、中国国内で大々的に報じられた事もあり、また、バブル経済が弾けたばかりで、日本がまだまだ裕福であった事もあり、日本人はたいていの場所で、人民から好意的な対応を受けた。私はこの頃、ちょうど中国に留学中で、フィールドワークに出かけた先々で、図書館や博物館で、人民からとても親切に応対して貰ったのを覚えている。恐らく、当時中国にいた日本人は、皆、同様の幸せを享受していたはずだ。

(二)
九三年 江沢民が国家主席となり、
九四年村山内閣成立。
九五年五月三日、村山首相が江沢民国家主席と中南海で会見。

五月四日の「人民日報」第一面、中央の見出しには「江主席 村山首相と会見、双方は歴史に対して正しい態度をとり、将来に目を向ける事が両国の関係を押し進め更に発展させるとの意を示した」と書かれている。江沢民は会見の中で「我々は永遠にこの痛ましい歴史を心に刻むべきである」と言い、また、「李鵬総理 村山首相と会談、二十一世紀に向かう中日関係を更に発展させたいとの意向を示した。村山首相は中国人民英雄記念碑に花輪を捧げた」との、写真付きの記事が掲載された。

また同新聞の四面にも、「日本の首相 抗日戦争記念館を参観、村山の書き置きには、歴史を直視し、日中友好と永久平和を祈る、と」と、蘆溝橋を参観した時の様子を載せている。

この会見から約一ヶ月後の、「人民日報」九五年六月十二日号に、初めて大々的に排日の記事が掲載された。三面、一番上に大きく「中国人民抗日戦争勝利五十周年を記念す」と書かれ、この連載について、「…中国人民抗日戦争勝利五十周年を記念し、愛国主義を発揚し、民族の精神を奮い立たせるために、人民解放軍総政治部宣伝部と本紙国内政治部は、共同で《この歴史を忘れるな》という特集を組み、専門家の意見・レポート・インタビュー・写真等のついた一連の原稿を掲載します。本日は、中国国際戦略学会会長 徐信の著した《血まみれの歴史 偉大な貢献》の一文を掲載し、この特集の序章としたいと思います。」と説明している。

この特集記事は、新聞のまるまる一面を使って、大々的に行われた連載だった。《この歴史を忘れるな》「中国人民抗日戦争勝利五十周年を記念す」という特集について、インターネットで検索すると、九五年十月一日に解放軍出版社から、276ページの本にまとめられて出版されているので、連載は長期に渡る物であったと思われる。私は、この「人民日報」の記事が、その後十数年間続く排日運動を方向付ける記事であったと考えている。
連載が始まった頃、私は中国人からよくこんな事を聞かれた、「この間まで中日友好、中日友好と言っていたのに、日本はこれでいいのか?」。これは、天皇陛下の御訪中に象徴される日本への親しみと、反日愛国運動に対する不信感を示していた。

この頃の「人民日報」は、一部十六面の新聞で、一面まるまる使って排日の記事を連載するのは、中国人の目から見ても、常軌を逸した扱いだった。私は、村山内閣か、或いは、天皇陛下の御訪中をお膳立てした人々が、中国に対して抗議をするだろうと思っていた。御訪中については、多くの反対があり、反対を押し切った人々には、友好を持続させる責任があるはずだ。だいたい、この様な記事が新聞に連載されては、日本人は中国に住んではいられない。邦人の安全の為にも、何か策を講ずると思っていた。

しかし、日本政府は中国の排日運動を看過したのみならず、九八年、排日運動の首謀者 江沢民を招聘し、宮中晩餐会に呼び、日中共同宣言まで発表した。八九年には、民主化運動に理解を示して追放された趙紫陽の後任として、学生の弾圧を肯定して党総書記に就任、九六年には、中華民国総統選に圧力を掛けるために台湾海峡にミサイルを撃ち込んでいる。だいたい、江沢民を嫌いだと言う中国人には大勢会ったが、好きだという中国人には会ったことがない。日本のリベラルとか、親中派と呼ばれる人々は、江沢民の政策や中国での評判を調べたのか、或いは、中国の排日運動をどう思っていたのか非常に疑問だった。

更に不思議なのは、《この歴史を忘れるな》の掲載された「人民日報」は、共産党の機関紙で、当時は発行部数一千万部を誇る中国第一の新聞だった。八九年に「天安門事件」が起こって僅か六年、当時、日本大使館や領事館に勤めていた官僚や日本の職員が、中国の新聞を読んでいないはずはない。文化大革命が上海の「文匯報(ぶんわいほう)」から始まったように、排日愛国運動も、「人民日報」から始まった。人民日報国内版この記事を、どう考えていたのだろう。

さて、九五年から始まった排日運動は、○五年四月への反日・排日デモへと結実して行く。当時、日本大使館、上海領事館、広州日本領事館での反日・抗日デモ及び投石は、七二年、国交が正常化されて以来最大の反日抗議活動と言われた。これは○八年の四川大地震で、日本が中国に自衛隊を送るまで続く事になる。

(三)
ここで少し歴史を振り返ると、

日本から見た日中関係は、一九三七年七月七日の蘆溝橋事件を発端とする支那事変に始まり、四一年蒋介石が連合国共同宣言に署名し正式に宣戦布告、七二年まで書類上では戦争状態が続く。始まりは、日本と国民党、中共は抗日戦争に勝利と宣伝するが、解放軍とどれだけ戦ったのかは分からない。兎も角、日本が去った後、四六年六月からは、人民解放軍(共産党軍)と国民党軍との国共内戦が始まる。これは四九年十月の中国建国まで、三年余り続く熾烈な権力闘争だった。建国後は、一九五○年から五三年までは朝鮮戦争参戦、五八年から六○年までは「大躍進政策」の失敗で餓死者を出し、六六年から七六年までは「文化大革命」による大混乱、七九年には中越戦争勃発、中国はベトナムへ侵攻するも撤退。

何か、戦争と政策の失敗とを繰り返しているような歴史だが、九五年当時、五十代以上の中国人は皆、上記の歴史を体験していた。それで、政府が排日運動を始めても、事実を公平に見ていて、「俺は、人民解放軍の腐敗の方が問題だと思うね。」そんな話しをしていた。しかし、若い世代には経験がない。十年以上続いた反日愛国教育で育った二十代・三十代の若者は、上の世代よりも、日本に対する不信感が強いのではないかと思う。

一九八九年の「天安門事件」は、一党独裁に対する不満や、経済が好調であった日本や欧米に対する憧れの過激な発露であり、中国共産党の終焉を国内外に知らせる事件だった。その為、九十年代前半の、人民の憧れが、相変わらず資本主義陣営にある事を示す日本ブームは、共産党にとって、必ずしも歓迎すべき状態ではなかったはずだ。江沢民にとっては、天安門事件の頃から国家主席に就任した後も、依然として厄介な状態に変わりはなく、有効な政策を打ち出す必要に迫られていたのではないだろうか。

(四)
江沢民については、小平の後押しがなければ何もできないであろう、と言うのが、周囲の中国人達の評価だった。その評価の真偽はともかく、国家主席としての地盤を固めるためにも、また、それまでの共産党政治の失敗を払拭するのにも、排日運動は有効だったはずだ。

村山富市氏と江沢民氏は、このとき始めて会見したのではなく、前年十二月に、既にジャカルタで会見し両国の事を話し合っている。九五年から始まった排日運動は、両氏が出合った事で始まり、中国通と呼ばれる人々が抗議をしなかったために十年以上も続く事になった。その間、中国に於いて日本人の財産も名誉も失われたばかりでなく、ウイグルやチベットに於いて中共の暴走を許し、共産主義を標榜しながら、貧富の差が天地ほども開いた社会を創り上げる事に、結果として日本は荷担した。

天皇陛下が御訪中になった前後は、日本人は、尊敬と憧れを以て中国人に迎えられた。しかし、村山氏の展開した謝罪外交の後では、中国人の日本人に対する態度は、次第に、馬鹿にしたぎすぎすした物に変わって行った。ひょっとすると、日本政府よりも中国人民の方が、天皇陛下の御訪中を、重く受け止めていたのかも知れない。この頃、山東省では毎日NHKの「はね駒」が放送されていた。斉藤由貴や沢田研二が、中国語で話すのが面白くて見ていたが、そのうち打ち切りになってしまった。

(五)
さて、平成二十四年九月十五日、報道に因れば、山東省青島では、デモ参加者がパナソニックなど十社近くの機材を破壊。若者が乱入し、破壊の後放火し、トヨタの販売店では百台以上が焼失、隣接するホンダの販売店も全焼、日産の販売店でも約十台の車がひっくり返された。イオンの「ジャスコ」も、通りに面したガラスが割られ、店に侵入した若者により商品は略奪された。湖南省長沙では、日系スーパー「平和堂」も被害を出している。それらの企業は、デモの参加者が叫んでいたような「帝国主義」を振り回すような事はなく、国交回復以降、日中友好を推進させ、中国経済の発展を支え、人民に職場を提供してきた企業だったはずだ。これが、村山・李鵬の言う、二十一世紀に向かって発展させた中日関係の結果なのだろうか。

しかも、北京、西安、長沙、青島等の地域では、デモが私服の警察官によって募集され、率いられ、甚だしい場合には、派出所の所長が率先して日本車輌を破壊していた。その行為は当日のうちに、中国特有の「人肉捜査」(ネットや人手を使って情報を集め個人を特定する事)によって明らかになり、地元のミニブログに警察官の個人情報が写真と共に掲載された。政治目的のために、組織的暴力に訴える事がテロリズム(terrorism)であるとするなら、これらは、まさしくテロであると言えた。

(六)
外務省のホームペジによれば、七九年に開始された対中政府開発援助(ODA)は、これまでに、有償資金協力(円借款)約三兆一三三一億円、無償資金協力一四五七億円、技術協力一四四六億円、総額約三兆四千億円以上の援助を実施している。また、独立行政法人国際協力機構(JICA)は、○三年度までの累計で一万五千人を超える研修員を、海外技術者研修協会(AOTS)が人材の育成のために、累計で二万二千人を超える研修員を中国から受け入れ、JICAが五千人の専門家を中国に派遣している。

これだけの資金援助や人材交流を行い、国交が回復して四十年以上も経過しながら、意に沿わぬ事があると、話し合いという手段を放棄して暴力に訴える。デモという手段で脅迫をする。一方、日本側も援助をしながら、中国各地で中国人に対する虐殺事件が起こっても抗議もせず、援助によって建設された建物に日本の名が冠される事なく、尖閣沖で海上保安庁の巡視船に中国漁船が体当たりをしても、中国側の圧力に屈し、関係者を殆ど無条件で釈放した。九月十五・十六日の、反日愛国デモに参加した若者を作り出したのも、根は同じだ。この関係は、どう考えても成熟した大人の関係ではない。

国交が回復して今年で四十二年が過ぎた。昨日まで子供だった物が、俄に大人になる事はないにしても、日本が援助した国家がどの様な物で、これからどう変化して行くのか、反日愛国デモを契機に、日本国に軸足を置いて、中国という国を見つめ直すべきと思う。中南海の内情を知ることは難しいとしても、少なくとも、普通の大陸・台湾の中国人が知っている程度の、或いは、欧米人が知っている程度の情報は、日本人も知っているべきで、その様な情報集積の上に、日本人らしく、新たな日中友好を模索する時が来ていると思うのだ。
                                      (終)

韓国資本?の『The Interview』と『Unbroken』

2015年01月09日 01時28分04秒 | 日記
ネット上にアップされた「The Interview」を見ました。

はっきり言って、3分に一回ゲイとかセックスとか…が出てくる、三流お下劣コメディ映画でした。金正恩も米国の正義も安っぽく描かれて、北朝鮮は不快に思うかも知れませんが、マトモに取り合うのは馬鹿らしいのでは、という代物です。

サイバー攻撃を仕掛けるのはどうかと思いますし、テロの脅しはいけませんが、あの映画でオバマが会見を開き、表現の自由を守ると述べるのも、くだらない気がします。オバマが梨本勝に見えます。これで本気で対抗措置を取りあったら、それこそ共に漫画の主人公です。

ところで、米国の映画でもう一つ酷いと話題なのが、アンジェリーナ・ジョリーの「Unbroken」。私は見ていませんが、日本人には人食いの風習があって、生きたまま人肉を食べた、という主張の下に作られた、戦時中を題材にした作品のようです。刺激的な描写だけで、評論家の評価はいまいち。ゴールデングローブ賞にもノミネートされませんでした。

北朝鮮は、配給元のソニーピクチャーズに対して、サーバー攻撃を仕掛けました。目的は「The Interview」への対抗措置のようですが、思いもよらず、アンジーに打撃を与えたようです。田畑益弘さんに教えて頂いた記事です。

「Walker pulus」から

『アンジー、『Unbroken』のGG賞ノミネート落選とメールのリーク事件で精神が不安定に?


MovieWalker 2014年12月28日 10時59分 配信

「アンジェリーナ・ジョリーが再び精神不安定な状態(メルトダウン)に陥り、精神科医に通っているのではないかと伝えられている。

原因は25日から公開されている監督第2作の『Unbroken』が、オスカーの呼び声が高いと言われながらもゴールデングローブ賞(以下GG賞)にノミネートされなかったこと。

そしてソニー・ピクチャーズ・エンターテインメント(以下SPE)のハッキング事件で、SPEの共同会長であるエイミー・パスカルと、数多くのオスカー作品を送り出し、自らも受賞経験のある敏腕プロデューサーのスコット・ルーディンとのメールのやり取りで、才能のなさと品格、しいては性格までもが否定されていたことが発覚し、ダブルパンチを受けたアンジェリーナは精神的に相当参っているという。

「2度にわたってメールがリークしたこともありますが、アンジェリーナは、今後も色々なメールがリークすることで、彼らがどう思っているかという以上に、世間の彼女のイメージを傷つけるのではないかということを恐れているんです」

「彼女がやりたい役どころをもらえずに、ほかのスターたちに嫉妬しているといった内容も多く含まれていることは、彼女が一番よく知っているでしょうから、それが暴露されればブラッド・ピットのことも辱めることになります」

「すでにドラッグで精神不安定になっていたのは過去のことですが、アンジェリーナは、2000年に2人目の夫ビリー・ボブ・ソーントンと結婚する前に、3日間UCLA のメディカル・センターに入っています。今はブラッドや子どもたちもいるので以前とは全然状況が違いますが、キャリアを上り詰めた今、アンジェリーナにとってこれほどの屈辱は初めての経験と言ってもいいでしょう。彼女自身、『この状況に耐えられるか不安だ』と言っていました」と関係者がナショナル・エンクワイラー紙の独占取材で語っている。

アンジェリーナは、これまで25日から公開されている『Unbroken』のプロモーションのため世界中を精力的に駆け回ってきたが、リーク事件に続いてGG賞から総スカンを食らった翌日の12日、水疱そうを発症したことを発表。レッドカーペットなどを含むすべてのメディアの露出を控えている。」

記事は此処までです。溜飲が下がりますね。

クラウンTVCM「空色のクラウン」篇 60秒


戦後70周年の節目の年に、米国で、一つは反日、一つは反北朝鮮の映画が封切られました。日本・北朝鮮憎しと言えば韓国です。韓国(ひょっとして中国も)の資金が米国の映画業界を動かして、しつこくしつこくファンタ歴史を世界中に配信しようとしているとしたら、恐ろしい事です。

米国が中韓の代弁者に成り下がったらどうしましょう?

新春始めは 日本海海戦

2015年01月07日 02時48分43秒 | 日記
皆様、明けまして御目出度うございます。

新春始めは景気よく、

日本海海戦から♫

日本海海戦 軍歌「坂の上の雲より」


私の祖父の弟は既に亡くなりましたが、

八番目でもないのに、平八郎という名前でした。

名付け親は曾祖父です。

曾祖父は、明治七年生まれで、

祖父は、明治三十五年生まれ、

平八郎おじさんは、何年生まれだったかしら?

何はともあれ、皆さん、今年も宜しくお願いします。