『香山ネット』の記事です。
『天下の大事 成都"国色天郷楽園"に出現した"ガンダム"
遊園地側はオリジナルと主張』
[共同通信社12月18日電]
四川省成都市郊外の"国色天郷楽園"に、
最近、日本の人気アニメ《機動戦士ガンダム》の
"ガンダム"に酷似した巨大ロボット模型が登場した。
模型は色彩がオリジナルと違って金色だが、
体型は酷似している。
ガンダムの版権を管理する「創通(SOTSU)」(東京)は、
著作権侵害の疑いで調査を開始したが、
遊園地側は、これはオリジナルで模倣ではないと強調している。
模型は高さ15m、内部は金属のフレームで、表面はナイロン生地、
工事はほぼ終了しており、
夜間には内部の電球が点灯し、
模型全体が発光する。
遊園地側の説明によれば、
模型は、クリスマスを迎えるために半年前から作業を開始していた。
模型は頭部・体型及び細かな部分に及ぶまでガンダムに似ており、
先日、東京お台場、及び静岡市で公開された
高さ18mのガンダムモデルを模倣したと思われる。
遊園地側の宣伝担当者が、インタビューの中で、
ガンダムを模倣したのではなく自主設計であると言っても、
遊園地のホームページには明らかに"ガンダム"の文字とイラストが書かれている。
創通によれば、"現在、調査中"との事。」
記事はここまでです。
その後、今日の『YAHOO!ニュース』によれば、
「四川省の遊園地の“偽”ガンダム、「版権」避けられず撤去へ
サーチナ 12月22日(水)12時30分配信
中国四川省成都市の遊園地「国色天郷楽園」ではこのほど、
日本の人気アニメ『機動戦士ガンダム』の等身大像を模倣したとされる
“偽”ガンダムの解体作業が始まった。
版権を追及する日本の報道などに対応したと見られる。
網易などが伝えた。
同サイトは、『機動戦士ガンダム』など、
アニメーションの映像や関連商品の版権を管理する「創通(SOTSU)」の中国サイドが
“ニセ”ガンダムの調査を経て、
同園に対して著作権侵害と賠償請求を行ったと伝えた。
「国色天郷楽園」はこれまで、“偽”ガンダムを「オリジナル」だと強弁していたが、
全体的なデザインをはじめ、
本体の肩部分に記された「WB(ホワイトベース)」、
「EFSF(地球連邦宇宙軍)」の文字などから、
日本の「等身大」ガンダムを模倣したとの指摘を受けていた。
同園はまた、公式サイトなどでも一時的に、
ガンダムを意味する言葉「高達」を使用し、
プロモーション活動を展開していたとされる。
同園は「パクリ」疑惑の浮上後、
修理のためだとして布で顔部分を覆い、
「非難回避」に乗り出したとささやかれたが、版権問題からは逃れられなかったようだ。」
中国政府は、大国であることをアピールしたいようですが、
政府と人民の意識の間には、
まだまだ隔たりがあるようです。