『蜻蛉洲大和の国のサンライズタイム』ー外国人参政権反対、移民政策反対、背乗り工作反対!盗聴・盗撮は日本では犯罪です!ー

キラキラネームは日本の漢字文化を破壊するための、カルトの工作活動です!公務員の国籍条項と外国人土地法の復活求む!

「虎穴」のAPEC報道(二)

2014年11月18日 14時18分15秒 | 日記
・腐敗撲滅という名の権力闘争
中共指導者間の権力闘争は、伝統的に激しいと言えます。例えば、1971年9月、林彪は毛沢東の暗殺を計画し、専用列車を爆破したものの未遂に終わっています。また、06年5月には、黄海で北海艦隊の視察を行った際、胡錦涛の乗船していた駆逐艦が銃撃される事件が発生、胡錦濤は青島まで非難したと言われています。09年6月には、湖南省で、長距離列車同士の衝突事件が起こり、3人死亡、60人以上が負傷する被害を出しましたが、同列車には江沢民夫妻が乗車していたとの噂が流れました。

闘争の手段は、暗殺だけではありませんし、個人だけではなく、派閥にも影響します。現在の指導部を、大まかに分けると、だいたい次のようになります。

1.習近平(太子党)
2.李克強(共産主義青年団)
3.張徳江(江沢民派)
4.兪正声
5.劉雲山(江沢民派)
6.王岐山(太子党)
7.張高麗(江沢民派)

習近平・李克強・王岐山の三人以外は、江沢民派と言われる人々です。18期の開催が遅れた原因の一つは、江沢民が、兪正声・張高麗・劉雲山・張徳江の四人を、押し込めるために、胡錦濤ともめた事も、理由の一つと言われています。但し、現在は、少し構成が違ってきているようです。

七人の中で、習近平との関係が一番良いのは、王岐山です。腐敗運動で、習近平と共に命まで狙われていると伝えられています。

李克強は共産主義青年団出身です。彼の後ろには、胡錦濤がいます。胡錦濤は共青団(共産主義青年団)出身で、胡錦濤が自信の地位を譲りたかったのは、同じ共青団出身である李克強と言われているせいか、習近平との関係は、ときどき微妙になります。

張徳江は、香港のトップで、習近平・王岐山の二人と、激しく対立している最中です。王岐山は現在、香港の行政長官梁振英の更迭に向けて動いているようです。

兪正声は名門出身で、人間関係が豊かです。江沢民派の人物と目されていますが、2013年には、自分から習近平に握手を求めた事が、また今年8月末には、王岐山と政策について長く話し合っていたという事が話題になりました。

劉雲山は、江沢民派の大看板李長春から媒体上での情報操作を任されている人物です。香港デモの情報操作や、日本の媒体に手を入れているのも、この人物及びその周辺と思われます。

次に、張高麗です。日本の媒体はなぜか(こうれい)と読んでいますが間違っています。「高麗人参」の「高麗」と同じく(こうらい)が正しい読み方です。張高麗は苦労人で、風見鶏的な一面がありますが、習近平との関係は悪くはなさそうです。また、李克強と張高麗との関係は、時々、微妙になります。

今回の18期政権が発足して以来、習近平と江沢民の闘争が激しさを増す中、王岐山の下で紀律委員会が打った(失脚させた)“虎”の数は、省部級以上の高官で40名を越えています。その多くは江沢民集団の腹心で、正国級高官である前政治局常務委員周永康、二名の副国級高官である中共政協副主席蘇栄と軍事委員会副主席徐才厚も含まれます。

江沢民・周永康は王岐山に対して恨み骨髄、絶えず攻撃を仕掛け、中共内部の資料に依れば、王岐山は中紀委書記に就任以来、4回の暗殺未遂に遭っている、と言われています。

また、11月3日の報道で、北京当局は10月27日、軍事委員会前副主席徐才厚の調査が終了し、審査に送られ起訴される事を宣言しました。官報及び軍方の通告は、徐才厚が「直接、或いは、家族を通して賄賂を受け、金額は特別巨額」であり、徐才厚は犯罪の事実を認めたと報じ、他の媒体では、徐は、4名(江沢民・曽慶紅・周永康・賈慶林)の家族も、同案件に抵触していたと認めた、と伝えています。

実は、中共指導部内は、現在、最悪の状態であると言えます。

・利用できない日本
例えば、改革派の胡耀邦が、保守派の巻き返しに遭っているときには、中曽根総理が「靖國不参拝」で助け、天安門事件後には、村山総理が謝罪外交を行った御蔭で、江沢民はのびのびと「反日運動・愛国教育」を繰り広げ、自身の地位を確立しました。これまでは、共産党首脳が危機に直面すると、必ず日本が助けていたと言えます。

ところが、就任前から暗殺の危機に晒され、腐敗撲滅運動という名の粛清を行ない、その報復で習近平が危機に瀕している時、日本では、「靖國参拝」をし、「尖閣は紛れもなく日本の領土であり、問題は存在しない」という総理大臣が出てきました。私は、総理大臣は参拝に行くべきだと思いますし、「靖國参拝」は日本国内の事なので、中国がどうのこうのと言うのは、明らかな内政干渉であると思っています。ですが、習近平は困っただろうと思います。

また、江沢民派の劉雲山は、CCTVを始めとする媒体を牛耳っている人物です。排日路線を敷いたのは江沢民ですから、それを否定する安倍総理の事は、快く思っていないと思います。更に言えば、習近平もまた、情報操作をする人物ですので、総理にとって現在の中国は、文字通りの「虎穴」であったと思います。

中国のAPEC報道(一)

2014年11月16日 09時24分30秒 | 日記
外務省の発表によれば、APEC首脳会議出席のために中国・北京を訪問中の安倍総理が、11月10日(月曜日)11時(日本時間12時)50分頃から約25分間、習近平中国国家主席と会談を行いました。

・因果の9月
今回の会談は、2012年9月9日、ロシアのウラジオストックで開催されたAPECで、当時の野田総理と胡錦濤主席が、15分間の立ち話をしてから二年ぶりの日中首脳会談です。ウラジオストックでの会談の翌日、野田総理は「尖閣国有化」を宣言、11日に閣議決定をしました。

何故、野田総理が胡錦濤主席の面子を潰すように、会見の翌日に「国有化」を持ち出したのかについては不明ですが、「国有化」の直接の原因は、更に二年前、2010年9月7日に発生した、中国不審船による巡視船「みずき」「よなくに」への体当たり事件にまで遡ります。当時、民主政権は、船長及び乗組員を処分保留のまま釈放、中国側の用意したチャーター機で中国へ送還するという解決方法を選び、しかも、漁船衝突時の動画は、中国側への配慮で非公開とされました。

2010年は、丁度、中国の名目GDPが日本を抜き、世界第2位の経済大国の地位を中国に譲った年でもあります。菅直人政権の事件処理の拙さから、経済のみならず、政治的にも日本の凋落を、中国人に示す事になった事件でした。その二年後、民主政権の維持のためか、総理の愛国心か、或いは、他に理由があったのか、野田総理は尖閣諸島の「国有化」に踏みきります。

・虎狼の集団
「尖閣諸島」は日本固有の領土であり、領土問題は存在しません。領土問題は存在しないので、棚上げ論も存在しません。ですから、本来、日本国の総理が「国有化」したところで、中国側に文句を言われる筋合いではありません。にも関わらず、日本の領土を自国の領土と主張し、問題視する中国共産党とは、どの様な集団なのか。一言で言えば、命懸けで権力闘争をする「虎狼の集団」です。

2012年は、予定では8月に共産党第18回全国代表大会が開かれ、習近平を国家主席とする新体制が発足するはずでした。しかし、その政権交代を前に、2月には薄煕来の関係者であった王立軍が米国領事館に駆け込み、その後、妻の谷開来が逮捕され、薄煕来も3月半ばから身柄を拘束。新体制で指導部入りも囁かれていた薄煕来夫婦の周囲では、行方不明になった人物が、最多で11人と報じられました。

薄煕来が失脚した理由について、裁判では、収賄・横領・その他の嫌疑として、妻の薄谷開来に嫌疑の掛かっている殺人事件の再捜査の妨害と、外部に対して、王立軍が"休暇式治療"を受けているという虚偽の報道の公表を許可した事が挙げられましたが、周永康の身柄が拘束されると、周と共に、習近平の暗殺事件に関与していた嫌疑が新たに加わっています。

薄煕来事件の処理を任されたのは胡錦濤派の令計画ですが、薄煕来の職務停止の3日後、その息子が、交通事故で不審死を遂げます。高級外車でスリップ事故を起こし、車は炎上、男性は即死、女性二名は重傷。車外に投げ出された男女は半裸と全裸で発見されました。この事件の後、政治局入りも囁かれていた令計画は、事実上更迭されました。

当時、中央規律検査委員会書記で薄煕来の捜査に当たっていた賀国強も8月の終わりから、9月の12日まで姿を見せず、公用車がトラックに追突された等の噂が飛び交いました。また、次期国家主席と目されていた習近平も、9月1日、中央党校の秋季始業式(習近平は校長)に参加して以降、15日に農業大学で行われた「全国科普日活動」(科学の日活動)でCCTVに登場するまで、姿を現しませんでした。

この様な状況で、9月9日、野田首相は胡錦濤総書記と会談し、11日に「国有化」を閣議決定します。すると、待ち構えていたように中国国内で、激しい反日デモが起こりましたが、一部の華字媒体は、デモの先頭で警察官が煽動していた、と写真付きで報じました。

結局、この年、共産党第18回全国代表大会は、11月になるまで開かれませんでした。

情弱NHK

2014年11月10日 14時52分41秒 | 日記
ご覧になった方も多いと思いますが、昨日、「NHK」が、香港の行政長官梁振英が習近平に接見した事を報じました。

『習主席「香港政府の対応を支持」』

11月9日 17時07分

「中国の習近平国家主席は、9日、北京で香港の行政長官と会談し、民主的な選挙の実現を求め、学生たちが続けている抗議活動に対する『香港政府の対応を全面的に支持する』姿勢を示すとともに、『学生たちの要求に応じるつもりはない』ことを強調しました。

習近平国家主席は、APEC=アジア太平洋経済協力会議に出席するため、北京を訪れている香港トップの梁振英行政長官と、9日、午前会談しました。国営の新華社通信によりますと、会談で、習主席は、民主的な行政長官選挙の実現を求めて学生たちが続けている抗議活動について、「香港政府の法に基づく対応を全力で支持する」と述べました。

そのうえで、習主席は「中央政府は、引き続き『1国2制度』の方針を貫き、香港の法に基づく民主的な発展を堅持する」と述べ、すでに決定した新しい選挙制度に基づいて、2017年の選挙を実施する考えを示し、学生らの要求に応じるつもりがないことを強調しました。

一方、会談のあと、記者会見した梁長官は「私は習主席に対し、香港政府自身の力で法律に基づき、抗議活動をしっかりと処理できると報告した」と述べ、中国政府の力を借りることなく事態を収束させることに自信を示しました。」

報道は此処までです。


そもそも、今回の香港でのデモは、中華人民共和国国務院新聞弁公室によって、2014年6月10に発表された《“一国二制度”香港特別行政区の実践》白書(簡称:一国二制度白書)と、その後、8月31日に発表された香港の選挙制度改革が原因です。

香港の返還に当たっては、小平と胡耀邦が、香港の資本主義制度は「五十年不変」と約束した物の、香港の主権を崩すための改革は進み、内地との交流が盛んになったために、負担を強いられた香港人の間には、不満が溜まっていました。その様な情況で行われた、6月と8月の選挙制度改革に触発されて起きたのが、今回のデモであると言うのが、このブログの立場です。

ところで、二年前の3月25日、イギリス外務省が、ニール・ヘイウッドの死亡原因について調査するよう中国政府に依頼し、4月10日には、中国の媒体が、「薄煕来同志の重大な規律違反の嫌疑にかんがみて、中央は、《中国共産党章程(規約)》と《中国共産党紀律検査機関 案件検査工作条例》の関係の規定により、その中央政治局委員、中央委員の職務を停止し、中共中央紀律検査委員会により、要訴追事案として調査する事を決定した。」と報じました。

その後、逮捕された谷開来が、極刑を免れるために証言したと言われる内容によれば、計画の「首謀者」は周永康で、周永康が中央政法委員会書記の地位を薄煕来に譲り、薄煕来は常務委員会入りを果たし、習近平も国家主席に就任します。その後、薄・周の雇った学者や評論家を使い、国内及び海外に向けて、習近平の面目を潰すような情報を流します。権威を失墜させた後、2014年に武装警察を利用して政変を起こし、習近平の地位を、薄煕来が簒奪するという物でした。

薄・周を始めとする江沢民派には、習近平の面目を潰す狙いがあると言われています。大挙して押し寄せる珊瑚の密漁だけでも、習の沽券に関わると思うのですが、香港デモの間接的な原因となった張徳江・梁振英は江沢民派ですので、私はAPECの期間中に、香港のデモに関連して、何か問題を起こすのではないかと案じていました。

ですので、私は、「NHK」の報道は俄には信じられませんでした。そこで、少し調べてみると、「NHK」の報道は「新華社通信」を根拠にしていますが、「BBC中文ネット」によれば、「習近平が媒体の前で話した内容と、新華社の報道発表とは差異があった」(『梁振英報告習近平:佔中是97後最大群眾事件』より)と述べていました。そこで、香港では習近平と梁振英をどの様に報じているのか調べてみました。

以下は「蘋果日報」の記事です。

『習近平 法による民主の推進を支持し 梁振英 主導的にセントラル占拠を提起』

2014年11月09日

「国家主席習近平は朝、北京で行政長官梁振英に接見し、習近平は発言の時に、中共18期四中全会で提起した法による治国に触れて、「中央は必ず香港が法によって民主主義の発展を推進し、長期的に安定して繁栄する事を支持する。」と述べました。

梁振英は、自主的に占領運動を提起し、セントラル占拠が発生して以来、毎日、中央に対して最新の情況を報告している事を指摘しました。彼は、セントラル占拠は、香港返還以来の「最大の群衆事件」であり、法治に対して深刻な影響を与えており、また、セントラル占拠は香港社会の中に、政治改革に対する異なる見方がある事を反映しており、一部の人々は民生・経済の発展に対して異なる見解を持っており、亦、学生の真の普通選挙に対する願望には答えていない事を指摘しました。」(「蘋果日報」『習近平 法による民主の推進を支持し 梁振英 主導的にセントラル占拠を提起(習近平支持依法推動民主 梁振英主動提佔中)』2014年11月09日)


もう一つ、「YAHOO!香港」の記事です。

『習近平:法によって香港民主主義の発展を推進すべし』

2014年11月09日

「北京で、国家主席習近平が行政長官梁振英に接見しました。習近平は、中央は必ず香港が法によって民主主義の発展を推進し、香港の繁栄と安定を擁護する事を支持する、と表明しました。しかし、媒体が撮影している時間中、行政長官、及び特区の政府の支持については言及しませんでした。梁振英は、セントラル占拠は香港返還以来、最大の群衆事件であり、しかし、(香港)政府は社会の秩序を回復する自信がある、と表明しました。

梁振英は北京でアジア太平洋経済協力会議に出席し、国家主席習近平と接見する機会を獲得し、香港・マカオ弁公室主任 王光亜も出席していました。習近平は、中央政府は必ず徹底的に一国二制度の方針を実行し、並びに、法によって民主主義の発展を推進する、と述べました。今回の占拠行動が発生して以来、梁振英は始めて媒体の前で中央指導者に面会し、梁振英は、また、自主的にセントラル占拠に言及しました。梁振英は、毎日、中央に対して情況を報告しており、(香港)政府は秩序を回復させる自信がある、と指摘しました。」(「YAHOO!香港」『習近平:法によって香港民主主義の発展を推進すべし(習近平:依法推動香港民主發展)』2014年11月09日)

習近平が述べているのは、「一国二制度」と18期四中全会で述べた「法による治国」に準じた「法による民主の発展」で、ここでは選挙については触れていませんし、「媒体が撮影している間、行政長官、及び特区の政府の支持については、言及しませんでした。」と述べています。一読すると、習近平の考えは学生の要求に近い様にも思えます。また、梁振英も「(香港)政府は秩序を回復させる自信がある」と請け合っているので、何事か起きれば、全て梁振英の責任になります。

要するに、習近平は梁振英に対して、APEC期間中に問題を起こさぬよう、釘を刺したのではないかと思います。それにしても、「NHK」も「BBC」の様に多角的に報道すれば良いのにと思います。ひょっとして、NHKの中にも江沢民派の息のかかった人物がいたりして…。