『蜻蛉洲大和の国のサンライズタイム』ー外国人参政権反対、移民政策反対、背乗り工作反対!盗聴・盗撮は日本では犯罪です!ー

キラキラネームは日本の漢字文化を破壊するための、カルトの工作活動です!公務員の国籍条項と外国人土地法の復活求む!

原発、緊急情報(15、プルトニウム関連を含みます)

2011年03月29日 18時37分23秒 | 日記
今日、プルトニウムが発見されたと、

大騒ぎになりました。


私、プルトニウムの語源は、

神話の「プルートー(冥界の神)」、

から名前を取ったと思っていました。

しかし、

「WikiPedia」によれば、

「核兵器や原子力発電所で利用されているプルトニウム(Plutonium)の語源は、

先に発見された放射性元素であるウランとネプツニウムが

それぞれ天王星、海王星に因んで命名されたのを継承して、

冥王星(ラテン語:Plūtō)に因んで命名された物」だそうです。


さて、武田先生のブログからの転載、

今回は、「原子力は推進するべきか」という問題からです。


「「安全な原子力推進派」は異端? 私のスタンス


「どうしたら被ばく量を減らせるか」

という重要なときに

基本的な話をするのは何となく気がひけますが、

メールのご質問も多くありますので、

原子力の推進と反対についてわたくしの考えを述べます。


原子力には推進派と反対派がいて、

推進派の中でも、

何が何でも推進という人と

安全な原子力を推進したいという人と2種類があります。


反対派の方も、

原子力は安全じゃないから反対と、

人生観や思想的に絶対に反対という人たちがいます。


つまり、


1) 何が何でも推進


2) 安全な原子力なら推進


3) 原子力は不安全だから反対


4) 何が何でも反対


のグループがいるという訳です。

・・・・・・・・・

日本社会は少し過激になるところがあり、

現在の原子力関係では、

「何が何でも推進」と「何が何でも反対」の人達が力が強く、

私が考える妥当な見方、

つまり上の2と3は排斥されるのです。


わたくしは「安全な原子力なら推進」という考えです。

つまり、これから原子力を推進していくためには、

事故が起これば推進することができない

というのがわたくしの考えです。


わたくしは原子力安全委員会専門部会で

「地震で倒れるような原発をよくない」と主張したのですが、

そのような考えは

現在の原発の議論の中では「異端」なのです。


また、現在の原発の地震指針は、

原発を守るようになっていますが、

付近住民の被曝についても、

付近住民を被曝からどのように守るかという点でも、

汚染された状態の生活を

どうするかということも全く考えられていません。


福島原発の受け入れに当たって、

福島県は近くの住民に、

逃げる手段を作ったり、

子供のいる家庭に安定ヨウ素剤を配ったり、

汚染されたときに農家がどのように生活するか

ということを考えてなかったと思います。

・・・

東電は原発をつくり、

それを運転することが使命ですが、

自治体は住民を守ることが使命です。

従って自治体が「原発は安全だ」

という東電の約束をそのまま受け取ること自体がおかしいのです


飛行機を例に取りますと、

飛行機を飛ばすときには

万全を期して墜落しないようにします。

しかし、人間のすることですから墜落することもあります。


飛行機に乗ると、

毎回、スチュアーデスが非常時に取るべき行動を

乗客に説明します。

その乗客はその飛行機が墜落したら命を失うかも知れないのですから、

説明は大変にシビアです。

それでも飛行機が落ちる事のことを考えて

防御するというのが責任者のやるべきことなのです。


福島県の知事は東電に対して腹を立てているようです。

もちろん、東電の失敗を責める必要はありますが、

自分たちも住民の安全を守ることを考えていなかった

ということから出発しないと

福島県の人は被害を大きくするのではないかと心配しています。


自治体の役割は、

「そこに住む人たちの命を守る」ことです。

命を守ることを東電に預けるのではなく、

自分たちでパラシュートを用意する必要があったのです。


福島県とか福島市という自治体は何のために存在するのでしょうか。

このような非常時でこそ、

住民の命を守って欲しいものです。


これは全国の原発を持つ自治体にもいえることです。

原発の安全性は国の方で保証するのですが

(当てにならなくても自治体では判らない)、

各自治体は原発が仮に事故を起こした時に、

できる限り住民が守る計画をもっていなければならないと

わたくしは考えています。


良く原発を受け入れる自治体が独自に

「安全の検討」などをしていますが、

それより「非常時の対策」を作るのが第一の役割と考えられます. 


自治体は電力会社を信用してはいけないのです。

それは電力会社が悪いのではなく、

そのような役割を負っているのです。

・・・

わたくしにしてみれば、

「安全な原発推進派」というのは

「墜落しない飛行機は賛成」というのと同じですから、

当たり前のように感じますが、

それが異端になるという日本の状態を変えなければならないと思っています。


(平成23年3月25日 午後10時 執筆)」


茨城県知事を始め、東海村の関係者には、読んで欲しいです。

続いて、「プルトニウム」の記事です。



原発 緊急情報(32) プルトニウムの毒性


(メールのご質問に十分にお答えできず誠に申しわけありません。

今のところは全数を読んでおりますので、

順次ブログでお答えしていきたいと思います。

ここではご質問も多かったプルトニウムについて解説をしたいと思います)


今回の福島原発では、

1号機、2号機、4号機が通常のウラン燃料を使っています。

ウラン燃料というのはウラン235を核爆発させるもので、

多くの原子炉で使われているものです。


これに対して3号炉は、

プルトニウムという元素を燃料に使っています。

これはウラン235を核爆発させますと

プルトニウムはできますので、

それを回収して再度、燃料として使うのです。


つまり、普通のウラン235の燃料の時には

4.5%程度のウラン235の純度で

燃料として使うのですが、

プルトニウムは9%程度で使用します。


また少しややこしいのですが、

ウラン235燃やすとプルトニウムができます。

お役目が終わって燃料を取り出すときには

ある程度のプルトニウムを含んでいます。

・・・・・・・・・

ところで、プルトニウムがなぜ問題かというと、

一つにはプルトニウムというのは自然界にはない元素で

ウラン235の核爆発で作られます。

第2番目はプルトニウムには

非常に強い毒性があるという考えられていることです。


大震災と福島原発の事故の後なので、

これまで話を控えていましたが、

広島の原爆がウラン235、

長崎の原爆がプルトニウムでした。


そこで今回、万が一、3号炉が水素爆発したときに、

プルトニウムの飛散が予想されますので、

それに対して事前に準備をしておくべきかどうかを中心に

話をしたいと思います。

・・・・・・・・・

プルトニウムの毒性は次の三つです。


1. 放射線が強い、

2. 放射線の中でも体の表面や内蔵の表面を損傷する、

3. 人体へ特別強い毒性を持っていると言われている。


わたくしがウラン濃縮の研究をしている当時、

プルトニウムの毒性を知ることが大切だったので、

かなりの量のアメリカの文献を読んだことがあります。


ウランが核爆発をする条件とか、

プルトニウムの毒性の基礎的な研究は、

第2次世界大戦時代のアメリカに最も多く、

特に初期の研究では

研究者の死につながるような事故等も伴いながら研究をしています。

従って、その時代の文献はとても大切です。


また長崎原爆、チェルノブイリ等、

関係する資料も比較的整理されています。


それらによると、プルトニウムの特性は次のように考えられます。


1.放射線は強いのですが、放射線の量を常に測定して管理しておけば、

  他の放射性物質と同じと考えられる、


2.放射線の中でも体の表面や内臓の表面を損傷する特徴があるが、

  これもプルトニウムばかりでなく他の放射性物質でもその程度は同じ、


3.プルトニウムだからといって人体に特別な毒性はない。


1.や2.はすぐ理解できると思います。

まず外から来る放射線は人間にとって

「どの放射性物質から出ている放射線か」かということをわかりません。

放射線の種類やエネルギーによって人体に対する影響が決まるだけです。


プルトニウムか体内に入った場合ですが、ほとんどは口から入ったら、

胃や腸を通って比較的早い時期に排泄されます。

その時に、消化器官の表面に放射線があたりますが、

これもプルトニウム以外の放射性物質と同じです。


このようなことから、

プルトニウムだから毒物だということないというのがわたくしの判断です。

・・・・・・・・・

このようなわたくしの判断は今までも機会のあるときに、話してきましたが、

それに対して、主に原発反対派の人から強い反論があります。


それはプルトニウムの毒性は特別で

「角砂糖5ヶで日本人が全滅する」と言われます.


わたくしは責任ある立場でしたから、

事実を調べるために、随分文献を読んでみましたが、

このような毒性を見つけることはできませんでした。


科学的事実に賛成派も反対派もないのですが、

この件についてはわたくしは「推進派」と同じ考えです。

繰り返しますが、

科学的事実には推進派も反対派もありません。

ただ国民の健康だけを考えて判断する必要があります。


それなのに、「プルトニウムの毒性」という問題を、

科学ではなく思想の問題に置き換えてしまうことが、

これまでこの問題がハッキリしなかった原因です.


おそらくこのブログでも、

ここで「プルトニウムの毒性は特別なものではない」と書きましたので、

「武田はけしからん」という反論もあると思いますが、

プルトニウムの毒性は科学的事実ですから

微量のプルトニウムによって、

大きな損傷を受けたという医学的事実が必要なのです。

・・・・・・

ところで、「プルトニウムの毒性は特別である」という考えに対して、

2006年に電気事業連合会が反論を出しています。


ただ、電気事業連合会の普通の説明と同じで、

「プルトニウムを燃料に使うことは安全である」ということを繰り返しているだけで、

厳しく言えば答えになっていないという面があります。


少なくとも

プルトニウムの毒性に対して心配している人がいるのですから、

形式的な答えではなく、

実質的に踏み込んだ答えをしていれば

プルトニウムに対する不安感はかなり弱まったと考えられるからです。


わたくしはこのブログで常に

国際放射線防護委員会 (ICRP)の勧告に基づいて作られた

日本の法律の考え方と数値を使っていますが、

それによると、

プルトニウムはごく普通の放射性元素として分類されています。


わたくしがウラン濃縮研究をしているときに、

ウランとプルトニウムの人体内での振る舞いがかなり似ていることを知りました。


ウランもプルトニウムも、


1) 比較的、消化器表面を損傷する放射線を出すこと、

2) 人間にとってウランもプルトニウムも必要のない元素なので

    口から入ったら比較的短時間で排泄されること、


3) ウランやプルトニウムは腎臓に行きますが、

    それは排泄のためであり、だから早期に排泄されること、


4) ウランを間違って飲んだ例では、障害がでていないこと、


等です。


生物関係の方面ではよく知られているように、

「人間は必要なものは取り込み、不必要なものを排泄する」という機能を持っています。


例えば人間の血液に必要な「鉄」を考えますと、

鉄の放射性同位体が体の中に入ると、

人間の身体は「放射性かどうか」を見分けることができないので、

その鉄を体に取り込んでしまいます。


体に取り組むとそのあとずーっと放射線を浴びることになります。


逆に、ウランが入ってきてもどこに使っていいかわからないので、

すぐ排泄してしまうのです。


このように、

ウランやプルトニウムが人間に対して強い毒性を持たないのは、

人間が使う元素ではないということが決定的な理由だとわたくしは考えています。

・・・・・・・・・

従って福島原発からプルトニウムか飛散しても、

これまで通り放射線の強さに注意していれば大丈夫ということになります。


プルトニウムを燃料に使う3号炉について、

わたくしはこれまで、

危険度を他の号機に対して2.5倍にしていました。

この理由は、第1にプルトニウムの特性をもう一度調べてみようと思ったこと、

第二に燃料の中の放射性物質の状態がウラン燃料と違い、

やや危険側にあるということで、2.5倍をかけていました。


現在でも3号炉については、

やはり2.5倍程度の数字は必要と思います。

これはプルトニウムを燃料とする軽水炉の大事故が

初めてであるということです。

・・・・・・・・・

3号炉に関する最終的な結論は、

「注意しておかなければいけないが、

決定的にわたくしたちの健康に影響を及ぼすものではない」

ということです。


(平成23年3月27日 午前8時 執筆)」

ベートーヴェン:交響曲第8番 第1楽章 フルトヴェングラー(1954)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。