『蜻蛉洲大和の国のサンライズタイム』ー外国人参政権反対、移民政策反対、背乗り工作反対!盗聴・盗撮は日本では犯罪です!ー

キラキラネームは日本の漢字文化を破壊するための、カルトの工作活動です!公務員の国籍条項と外国人土地法の復活求む!

漢字の話(キラキラネームの秘密、秘密二)

2017年08月31日 22時58分58秒 | 日記
(二)複合姓の秘密


・縁起の悪い名前 卑猥な名前

キラキラネームは、「世界に羽ばたく」と言いながら、家族や学校の友人、その人物を知っている人々にしか読めません。その意味で、公共性が無く、閉じられた世界の中で使われる名前と言えます。公共の場で使われる時には、漢字単独で使われることはなく、必ず振り仮名が必要になります。それは漢字の正しい使われ方ではありません。閉じられた世界から公共の世界に出て行く時、テレビ・新聞でルビ付の名前として報じられる時に、奇妙な名前は本格的に日本の漢字文化を破壊する事になります。

そもそも「世界に羽ばたく」と言うからには、海外での活動を考えているはずです。海外で注意しなければならないのは、自身の安全とパスポートの紛失です。もし、旅先で病気やけが、犯罪に巻き込まれたりパスポートを紛失した時、日本人にも外国人にも読めない・記載を間違え易い名前は、その人物にとって有益と言えるでしょうか。保険の手続きやパスポートの再発行を困難にする名前は、「世界に羽ばたく」名前と言えるのでしょうか。更に、同じ漢字文化圏の人間からは、意味の通らない奇妙な名前と笑われる物です。どこの「世界に羽ばたく」のだろうと思います。

また、キラキラネームを付けるもう一つの理由は、「個性的な名前を子供に付けたい」という物でした。自分の子供を特別視したいという気持は理解できなくもありませんが、世の中に通行する『名付け本』を見ると、大多数の本が、「人気名前ランキング」「人気読みランキング」「人気漢字ランキング」等々を載せています。「個性的な名前」が目的である筈なのに、何故、「人気ランキング」が必要なのでしょう。

表面的には「人気の名前を参考にする」と言う理由からなのですが、それらの名前には必ず「大翔(ひろと)」「結愛(ゆあ)」等のキラキラネームが含まれています。どの様にランキングを集計しているのかも疑問ですし、ランキングが上位であろうが無かろうが、インチキである事に変わりはありません。多少想像を膨らませるなら、ランキングに掲載される事によって、キラキラネームに意図的に市民権を与えるよう工夫がされている、とも言えます。

更に、「最高の名前が見つかる」と言いながら、縁起の良くない名前・卑猥な名前もあります。例えば、「読みから選ぶ女の子の名前リスト」の「なな」の項目を見ると、

・七々・なな・七南・奈々・菜七・七菜・七渚・菜々・奈那・那奈・那南・南那・奈南・南奈・菜那・那菜・菜南・菜愛

という名が列んでおり、小学生に集めさせても、もっと気の利いた物ができあがるのではないか、と思われるような程度の悪さです。だいたい「七」は一文字で「なな」と読みますから「菜七・七菜」は(ななな)ですし、「奈那・那奈」は疑問・反語の「いかんせん」で、どうしよう・どうでしょう等の意味になります。「七渚」の「渚」は、ひょっとしてもしかして、「なぎさ」を分解して「な」だけを取り出したのでしょうか、とんでもないインチキです。しかし、これらの中で最悪なのは、「七々」です。

・「七々」
「七」(漢音シツ、呉音シチ)
訓には、なな・ななつ・ななたび等の意味があります。部首は「一部」で、漢和辞典を開くと、「一」の次に出てくる数字が「七」です。『説文解字』によれは、易の陽の正数で、「一」は大地をあらわし、縦の線は地中の陰気が立ち上るさまをあらわします。


小篆 七



隷書 七


「々」は、「踊り字」です。同一の文字、或いは、言葉を重ねる場合の記号で、漢字ではありません。「送り字」「重ね字」「畳字(じょうじ)」「繰り返し符号」とも言います。日々・半々・我々・等々など、漢字を重ねる時に用いられます。

旧表記では他にもいろいろな記号が使われており、例えば、仮名一字の繰り返しに使われる「ゝ(一つ点)」は、ちゝ・はゝ・たゞ・ほゞ等に使われます。漢文の訓読によく用いられる「〻(二の字点)」は、字訓の繰り返しに用います。例えば、略〻(ほぼ)・稍〻(やや)・交〻(こもごも)・熟〻(つらつら)・愈〻(いよいよ)等です。この他、二字以上の仮名の繰り返しに用いられる「くの字点」などもあります。

少し話が逸れましたが、要するに「七々」とは「七七」の事です。「七七」は「なな」とは読みません。「しちしち」と読みます。「七七」「七七日(しちしちにち)」「七七忌(しちしちのき)」「七七期(しちしちき)」「七七齋(しちしちさい)」「七七之祭(しちしちのまつり)」は、みな同じ意味です。人が亡くなると、七日毎に供養をして冥福を祈りますが、その七回目の日、つまり四十九日目の祭を「七七之祭」と言います。子供の名付けの本に、この様な名前が出て来るのは異常です。普通の日本人なら絶対に付けませんし、まともな神経をしていたら、例文に取り入れる事はしません。この本の著者が、うっかり、何かの拍子に紛れ込ませた、単なる手違いだったのでしょうか。そんな筈はありません。

同書の「生まれる季節から名前を選ぶ・季節に関する美しい日本語」の項では、男の子に「土筆」という名を付けるよう勧めています。

「日本には古くから伝わる美しい言葉がたくさんああります。そのままでも名前に使えるもの、季節のイメージの参考になるものを集めました。

男の子におすすめ

・土筆(つくし)、早春に生える、筆の先のような形をした植物。空に向かってすくすくと伸びる様子から、健やかな成長や素直さのイメージ。」

「泡姫(アリエル)」「黄熊(ぷう)」の例からも分かるように、キラキラネームの根底にある物は、子供に良い名前を授けよう、という善意ではありません。「世界に羽ばたく」「個性的な名前」「最高の名前」と言うのも、看板に偽りありと言えそうです。


もう少し続きます。


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