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原発、緊急情報(18、「花粉」や「黄砂」のイメージで)

2011年03月29日 21時54分27秒 | 日記
引き続き、武田先生のブログからの転載です。


原発 緊急情報(39) 有用なデータが提供されました


「できれば待避した方が良い」と言われても、

生活もあり、学校もあり、

なかなか思うようにならない人が多いと思います.


そこで、私の大学(中部大学)の卒業生が

とても有用なデータをメールで提供してくれました。

・・・結論・・・

1) 被曝を防ぐには「花粉」、「黄砂」を防ぐのと同じ、

2) 「蔭」を作り「表」を避ける事、

3) 「家の中」はあまり防護にならない、

4) マスク、衣服を丁寧に拭くなど「花粉を飛ばさない」のと同じです。

放射性物質は目に見えませんが、

「花粉と黄砂」の経験を活かしましょう。

・・・・・・データ・・・・・・

私にデータを提供してくれた中部大学の卒業生は

車で茨城県北部の友人のところに3月26日に行き、

手元の測定器で放射線(ガンマ線)を測定してくれました。

そのデータです.

彼は工学部出身なので、現実にメールでいただいた記録は、

測定器のメーカーなど詳細に渡っていますが、

要部をご紹介します.(すべて1時間あたりのマイクロシーベルト)


① 埼玉-茨城県北部(高速)    0.2

② 茨城県北部-いわき市(高速)  1~2

③ いわき市一般国道        2~3

④ いわき市友人宅         3~4

⑤ 常磐道トンネル内         0.2 


・・・・・・解釈・・・・・・・・


1) 埼玉からいわき市まで福島原発に近づくと

    確実に値が上がってくる

(特に福島原発の南には風が吹いているから。(教訓)近づかない)


2) トンネルの中は「蔭」になるので放射性物質の粒子も入りにくい(教訓:蔭を作る)


3) 家の中は防護にならない(換気をするから)


と言うことになります。

また、一般国道より高速道路の方がわずかに少なく、

これが意味があるかどうかは判りませんが、

「低いところに放射性物質がたまりがち」であり

「埃が舞い上がるところは放射性物質が多い」のも、

花粉や黄砂と同じですので、有意差があるかも知れません。


放射性物質は目に見えませんが、

花粉や黄砂は私たちが経験があるので、

それを思い出して少しでも放射線をあびないようにできます。


子供の屋外での体操、

野球やサッカーの練習はしばらく控えた方が良いでしょう。


「直ちに健康に影響はない」という政府の発表は

「子供が屋外でスポーツをして良い」と言っている訳ではないからです.


(平成23年3月29日 午後9時 執筆)」

転載は此処までです。


武田先生、貴重な資料を有り難うございました。



さて、武田先生のブログの内容は、

気持ちが良いほど、

テレビの報道とは違います。


私個人としては、

放射性物質が増えても、

安全な方が良いので、

テレビが信用できれば、

それにこした事はないと思ってはいるのです。


例えば、

あれだけ「安全」「安全」と言ったのだから、

宮根誠司さんあたりが、

「ほうれん草」と「かき菜」をもりもり食べて、

安全を証明してくれればいいのに、と。


しかし、

『メディア不安』の中でも書きましたが、

地震直後の報道では、

原発への注水作業は成功して、放射能漏れも微量で、

人体には影響が無い程度、と言っていたにも関わらず、

毎日のように爆発が起き、

住民の避難は、直接危険なのではなく

転ばぬ先の杖、まさかの時の配慮、と言っているうちに、

いつの間にか自衛隊員も近づけないほどの放射能漏れ…


最近のテレビは、

数字が出ても、物事が起きても、

たいした事はない、心配ない、

というような報道をしておいて、

後で、大変な事がやってきます。


放射能も、安心なはずでしたが、

今日になって、

プルトニウムが発見され大童です。

でも、プルトニウムは、

燃料に使っているのですから

想定の範囲内であったはずです。


それに、

単なる偶然なのか、

全く違うことを言っているにも関わらず、

メディアと武田先生ブログでの環境危険値は、

ここに来て

並んだような気がします。


そこで、私個人としては、

「花粉」と「黄砂」をイメージして、

マスクと、部屋干しで一箇月は凌いで、

茨城の野菜については、

市場に出回れば、

食べたいと思っています。

それを立ち位置としようかな。

宮根誠司、お前も食べろ!

ベートーヴェン 交響曲第8番 第4楽章 フルトヴェングラー(1954)

原発、緊急情報(17)

2011年03月29日 19時48分01秒 | 日記
引き続き、武田先生のブログからの転載です。


原発 緊急情報(36) 3号炉(プルトニウム)の問題(その2)


(「知識」が自分の身や家族を救うこと、

原子力の知識は見かけが難しそうに見えるだけで

内容的にはそれほど難しくないので、

できるだけわかりやすく書きますので、

理解を深めてください。

また専門的な知識の必要な方もおられますので、

ブログの後半にはやや専門的な内容を盛り込むことにしました。)


今までの原子炉は、

ウラン235を核分裂させるのがほとんどでしたが、

最近ではプルトニウムを核分裂させるものも出てきました。


それが福島原発の3号機です。

3号機が水蒸気爆発等をしますと、

プルトニウムが空気中に放出されます。

これについてすでに1度、

このブログで説明をしましたが、

追加して説明をします。

・・・・・・・・・

簡単な説明



3号機が爆発して

燃料として使っていたプルトニウムが空気中に飛散しますと、

小さい微粒子になって風に乗って飛んできます。


それが、野菜等について食品と一緒に口の中に入る場合には、

そのまますぐ排泄されてしまいますので、

あまり害はないということを書きました。


しかし、プルトニウムの微粒子が風に乗って飛んできた場合、

呼吸とともに口から入り、

75%ぐらいは消化器系の壁について胃のほうに行きますから良いのですが、

25%、つまり4分の1ぐらいは肺に行きます。


肺に行くと肺の奥の方に詰まってそのまま出てこなくなります。

そうなると、プルトニウムは周辺の細胞をいためますので、

それが心配されています。

・・・・・・・・・

防御方法


空気中を飛んでくるプルトニウムの粒子は、

0.3ミクロン程度の非常に小さな微粒子です。


しかしインフルエンザウイルス(0.1ミクロン程度)よりも大きいので、

インフルエンザウイルス用のマスク(N95と言う少し高めの)を用意しておけば、

おそらく95%ぐらいは被曝を防ぐことができると思ます。


機会のある内に、

インフルエンザ用のマスクを買って置いておきましょう。


放射性物質の量が多い福島県の人等は

比較的頻繁にマスクを変えた方がいいと思ますが、

東京や仙台などでは今のところ洗って繰り返し使えると思ます。

・・・・・・・・・

(やや専門的)


わたくしがウラン濃縮の仕事をしているときに勉強した

プルトニウムの知識は少し古いので、

今回、西暦2000年までの事故例などを調べてみました。


やはり最も注目すべき事故例は、

1965年のアメリカで起こった事故で、

その時には25名の人が酸化プルトニウムの微粒子を吸い込んでいます。


吸い込んだ量は、

放射線の作業をする人として認められている許容値のさらに10倍程度であり、

かなりの量を被曝しています。


この時の酸化プルトニウムの粒径は0.21ミクロンから0.37ミクロンです。

0.21ミクロンとは210ナノメートルですから、

所謂“ナノ粒子”の領域です。

微粒子としてもかなり小さい方に属します。


当時、プルトニウムは非常に毒性が強いと言われていたので、

この25人は直ちに肺癌になると予想されていました。

しかし、事故後20年たった1985年の健康診断でも

健康上の被害は認められていません。


このほかに事故例は10ぐらいありますが、

いずれも軽度の被曝で重篤な症状は見られていません。

・・・

原理的に言えば、

酸化プルトニウムの微粒子が呼気とともに肺に入ると、

沈着しα線をだして

周囲の細胞を痛めると考えられます.

また半減期が長く、水に溶解しないので、

一旦、肺に入った酸化プルトニウムは除去ができないと考えられます。


しかし、それは机上の考えであり、

事故例を見ますと、酸化プルトニウムの化学的、

生理学的なダメージは小さく、

α線による放射線障害が主でしょう.


一方、インフルエンザウイルスの大きさは、

0.1ミクロン程度ですので、

幸いインフルエンザ用マスクでかなりの部分は、

防ぐことができると思います。

・・・

プルトニウムの毒性が

極めて強いのではないかという危惧があるのはわかりますが、

あくまでも、

わたくしたちは「正しい科学的な知識」

によって行動を決めなければいけません。


その点では、

根拠なくプルトニウムの毒性について述べてもいけませんし、

また逆に3号炉はプルトニウムを燃料としているのですから、

東京電力や国はもう少し誠意を持って3号炉の状態や、

プルトニウムが飛散した時の

防御を発表するべきだと思ます。


(平成23年3月28日 午前9時 執筆)



原発 緊急情報(37) 明日(29日)と明後日(30日)の被曝予想


福島原発から漏洩している放射性物質の飛散について、

ノルウェーとドイツの被曝予想を示します.





これはドイツから発信されている予想で、

3月29日正午(ちょうど、今から1日後)の

福島原発からの放射性物質の流れです. 

幸い西風ですが、やや北に向かっています。

また太平洋ではある程度、拡がっています.


このことから、明日は、仙台地方は警戒、

茨城方向はやや安心というところです。

また太平洋を回って、

日本の南の方に少し飛散していますから、

東海から沖縄に書けて微量ですが、放射線が検出される可能性があります。





30日まではドイツもノルウェーもほぼ同じ推定を出していますが、

30日は風が停滞するので、東北南部から関東の北、

仙台まで放射性物質が拡散するようです。

特に風が弱い場合は、東の太平洋に流れず、

日本列島の中に入り汚染が進むと予想されます.


ドイツの予想はここに示しませんが、

ノルウェーの予想よりさらに仙台の方の汚染が予測されています.

三陸の方まで汚染が拡がる可能性も否定できません.





31日の予想はまだノルウェーの予測だけしかでていませんが、

今度はやや南に放射性物質が飛ぶようです.

茨城から千葉方面は警戒してください。


原発に近いところは、

原発からの直接的な放射線を浴びることになりますが、

10キロ以上のところは放射性物質の拡散ですから風下に行きます。


また、現在のところ福島原発は爆発していませんので、

煙は低く、従って近いところから複雑に流れることになります。

つまり、上空が西風でもしばらくは、地上の風で拡散します。


気象庁は、今でも「花粉の飛び方」などを予報していますが、

早く、放射性物質の動きを発表してもらいたいものです。


ただ、天気予報で風向きは出していますので、

風向きに注意して行動をしたら良いと思います.


(この記事は一部、読者の方のご協力を得ました。ありがとうございました。)


(平成23年3月28日 正午 執筆)



原発 緊急の緊急(38) プルトニウム・・規制値を守れるか?


プルトニウムが福島原発の付近で検出された。


すでにプルトニウムの毒性についてはブログで2回、書いているのが、

それに加えて、自衛するのは、


1) 国がプルトニウムの規制値(キログラムあたり1ベクレル)を守れるか

   (ヨウ素は200ベクレルなので、その200分の1)。

   規制値を変えると危険度が判らなくなる。

   すでに東電は規制値を言わずに

   「原水爆実験の時に日本を汚染したプルトニウムと比較すると」などと言っているが、

   まだ「規制値無視」が続いている.

   また、農作物でも規制値をゆるめる検討が進んでいる.

   事故が起こったからといって規制値をゆるめると、

   何が何だか判らなくなる.

   私たちは、「プルトニウムはヨウ素の200倍。

   ヨウ素は200ベクレル(換算方法は下記)」と覚えておきたい、


2) すぐには拡散しないが、測定方法が少なく、情報が遅くなる

  (簡単な方法では測定できないので、もし測定側に誠意があっても1週間程度かかる)、


3) 汚染が拡がったときのためにインフルエンザのマスク(N95)を用意しておく、


4) プルトニウムが原発から離れたところで測定されたら、

   その方面の人はすぐマスクをつける

   (プルトニウムは直ちに風に乗って移動しない

   (酸化プルトニウムは飛びにくい)ので、少し様子を見る)、


5) 原子炉からプルトニウムがでるのは当たり前

   (3号炉以外でもプラン235が核分裂するとでる。

   3号炉はさらに多い(約6,7倍))だから、特別な事が起こっている訳ではない、


ということである。

・・・・・・・・・

ちなみに、ヨウ素、セシウムなどは、


「ベクレルを1000分の1にして2をかける」

とマイクロシーベルトになる。

ヨウ素では、200ベクレルというのをシーベルトに直す場合には、

1000でわるから0.2になり、

それを2倍するから0.4マイクロシーベルトになる。


ただ、普通は、シーベルトは時間あたり、

ベクレルはキログラムあたりになるので、

それも含めた換算方法はまた時間がとれるときにできるだけ早く書きたい。


(平成23年3月29日 朝 執筆)

ベートーヴェン 交響曲第8番 第3楽章 フルトヴェングラー(1954)

原発、緊急情報(16)

2011年03月29日 18時48分13秒 | 日記
引き続き、

武田先生のブログからの転載です。



原発 緊急情報(33) なぜ、雨の後、放射線が下がらないのか?


(簡単ですがご質問が多いので、解説をしておきます。

春休みも終わりに近づき、

今後、お子さんをどうしたらよいかとお考えの方も、

このことは直接的ではありませんが、

大きな参考になりますので、お読みいただければと思います。)


20日前後に降った雨の後、

各地の放射線の濃度が大きく上がりました。

その後、放射線の濃度が下がらないので

ご心配になっている人が多くおられます。


まず原理原則を話します。


福島原発から出る放射線物質は、

核爆発で起こったものですから、

多くの放射性物質を含みます。

その中にはヨウ素のように半減期の短いものと、

ストロンチュームなどの放射性物質のように

半減期が30年のものとがあります。


半減期の短いものは最初の段階でどんどんなくなっていきますし、

半減期の長いものはずっと放射線の強さは変わりません。


原子炉から近い福島県で降るものは、

放射線の濃度は高いのですが、

まだ半減期が短いものが多いので、

放射線は減少していきます。


これに対して、東京などの遠いところは、

福島原発から出た後、

かなり時間がたって東京に流れてきて、

しかも東京の上空にしばらく滞留してから

雨で落ちてきますので、

半減期の短いものはすでにあまりないのです。


核爆発でできる放射性物質の多くは

半減期が30年ぐらいありますから、

一旦雨で地表に落ちると

そのあと急速に減少するということはありません。


ただ、東京の場合には

コンクリートやアスファルトで覆われていますので、

激しい雨が降ればあらい流されるかもしれません。

雨が降らなければ、

原則的には道路や壁等に放射性物質がついていますので、

なかなか放射線が減らないということになります。


このようなことに多くの方が疑問に持つのは、

NHK 等で「福島の放射線の減少だけを説明している」ということにもあります。


現在、東京など福島原発からやや遠いところは、

放射線は規制値より少し低いところにあります。

しかし、急速には減っていかないでしょう。


(平成23年3月27日 午前9時 執筆)



原発 緊急情報(34) 春休みの終わり、簡単に判断すると



春休みも終わりに近づき子供を持たれる多くの家庭の方は、

これからどうしようかと思案しておられると思います。


先日示した被曝量の表はかなり複雑だったので、

それをさらに簡単にして多くの人が参考にできるようにしたいと思います。


また、あまり文章が長くなると複雑になるので

必要に応じて分けて整理をしたいと思います。

・・・・・・・・・

まず第1にどのくらいの放射線を浴びても良いかということを、

自分ではっきりと決めておくことです。

ご不安はあるでしょうけども、

とにかく決めないと決断をすることができません。


その参考のために二つの例を挙げます。


一つは、日本の放射線障害防止の法律と

国際放射線防護委員会の勧告で、

これは同じ値です.

この値を使うということは、

専門家に判断をゆだねるということを意味しています。


値は1年に1ミリシーベルトですから、

1時間あたりに直しますと約0.1マイクロシーベルトです。


つまり、一つ目の決断の数値は、

「1時間 0.1マイクロシーベルト」

であるということです。

・・・・・・・・・

2番目は政府や NHK が言っている「レントゲンの被爆」との比較です。

私は医療行為であるレントゲンと

日常的に被曝するのを比較できないと思いますが、

ここでは「政府の考え方」を尊重する人のために、

計算しました。


レントゲンには、胃のレントゲンと胸のレントゲンがありますが、

1回あたりの胸のレントゲンで被曝する量は

50マイクロシーベルです(文末に資料をつけました)。


胸のレントゲンを1年に20回ぐらいは良いということになると、

1年に1ミリシーベルトになるので、

1時間あたり、0.1マイクロシーベルトになります。


つまりもう一つの決断の数値(政府より)も

「1時間 0.1マイクロシーベルト」であることがわかります。


(これについては、テレビ等で言っている値と少し違うので

文章の下に説明を加えておきました。)


つまり、私(法律とICRP)と政府(レントゲン)とは

まったく同じ数値(1時間0.1マイクロシーベルト)なのです。

(ただし、レントゲンを1年に20回までOKとすれば。

もし1年に2回とすると政府の方は一桁下がって0.01になる。)

・・・・・・・・・

次に現在の放射線がどのくらい続くかということです。

放射線は徐々に減っていきますが、これには大きな原則があり、


「40日で約10分の1」


になるということです。

すでに放射線が漏れてから、

7日以上たっていますので、現在の時点から見ると、


「5分の1」


程度になるということがわかります。

それから後は半減期が30年ものが主になるのでほとんど変わりません。


さらに現在、発表されているデータは

「外からの放射線」のことですから、

空気中に浮いている粒子は呼吸で体内に入りますので、

発表された数字を2倍にしなければなりません(チェルノブイリの実績)。


次に、水道や食品から取り入れられる放射性物質の量は、

おおよそ外部からの放射線と同じと考えていいのです。


つまり、これからしばらくたって放射線が減少する量が(5分の1)、

食品や水、自分の体に入った放射性物質は(3倍)ですから、

結局、発表される放射線の強さに0.6(=3÷5)をかけると、

この4月になると、

1年間に概ね浴びる放射線の量を計算するときには、


「今、発表されている量  ×0.6」



「0.1マイクロシーベルト」


を越えるかで判断ができます。

・・・・・・・・・

(発表値の例)  全て1時間あたりです。


原発の周囲   90マイクロシーベルト

福島市      4マイクロシーベルト

福島県の周辺   2マイクロシーベルト

東京新宿     0.1マイクロシーベルト


(1年間、実際に被曝する放射線の予想値)


原発の周囲 54 マイクロシーベルト

福島市      2.4マイクロシーベルト

福島県の周辺   1.2マイクロシーベルト

東京新宿     0.06マイクロシーベルト


これに対して、

限度       0.1マイクロシーベルト

・・・・・・・・・

原発の周囲    直ちに待避

福島市      できるだけ早く待避

福島県の周辺   できるだけ早く待避

東京新宿     大丈夫

・・・・・・・・・

この結果は、4月から1年間の判断ができるように、

放射線の減少も具体的に示してあります。

テレビでは「そのうち減るから」と言っているだけです.


また、数値が越えたからと言って、

100人が100人、

放射線の障害がでるわけでもありませんが、

国際的に危険が生じる可能性があるという基準と認識してください。


後は、ご本人のご判断です. 

ここで示した数値は、赤ちゃん、妊婦も範囲に入っています. 

また1歳児から5歳児までは放射性ヨウ素が危険ですから、

できるだけ「雨、水道を飲むこと、福島などの野菜」を控えてください。

それは1年ではなくヨウ素の半減期が短いので、4月中旬までです。


(平成23年3月27日 午後2時 執筆)



原発 緊急情報(35) 春休みの終わり 判断-2



春休みの終わりにどう判断すべきすべきか

という参考にしていただくために、

緊急情報34で、簡単な計算を紹介いたしました。


その後多くの方からご質問を受けたので、一部、ご返事申し上げます

・・・・・・・・・

福島県の海岸線、及び茨城県の北部の海岸線まで、

政府から発表される放射線の値が少し低くても、

お子さんのいる家庭は避難したほうがいいとわたくしは考えています。


実は、次の図を見ていただくとわかります。




この図は3月23日に

原子力安全委員会から発表された図ですが、

原発から漏れて出るのは

「光のように四方八方に行く放射線」ではなく、

ホワッと上空に上がって風で飛んでいく放射性物質(粒子)です。


この図ですと、北北西と南に放射性ヨウ素が飛んでいます.


そしてその濃度は、1歳児の甲状腺の場合、

いわき市や伊達市で1時間あたり350マイクロ シーベルトに及んでいて、

発表される放射線量の150倍にもあたります。


この測定は事実ですから。

もしこの地域に1才から5才程度のお子さんを持ちの人は、

甲状腺が異常をきたす可能性が高いので、

赤ちゃんのことを考えれば、

是非とも移動してもらいたいとわたくしは思っています。


その点でぎりぎりの境界を決めるのが大変に難しいのです。

おもに風向きによりますが、

風向きが少し変わりますと、

汚染の領域が変化すると思われるからです。

・・・・・・

第2番目はテレビでも報道しているように

福島原発のところにある「放射能が極めて高い水」のことです。


このことについて、原子力保安院等は

「びっくりした。どこから来たかを調査する」と言ってますけども、

予測できることで、すでにわたくしのブログでは、

織り込み済みで計算方法を書いています。


1週間程前から原子炉には継続的に水が注入されました。

その一部は空気中に水蒸気となって飛散し、

それが継続的な空間の汚染源になっています。


原子炉建屋の床にたまった水は、

原子炉、格納容器、貯蔵プール等を通って下に落ちていますから、

相当濃い放射性物質を含むと考えられます。


テレビでは、一時、通常の原発中の水の数10万倍と言っていましたが、

それぐらいは当然考えられます。

特にびっくりする値ではありません。


わたくしは「原子炉が沈静化したので、

福島原発から漏れる放射線は

今後は2倍程度の範囲に収まるだろう」と言っているのがこのことです。


ただ少し気がかりなのが

2号機の下で測定した水の中に含まれている放射性物質の一部が

核分裂が継続した場合に存在するものを含むからです。


これが、地震前のものなのか

停止後のものなのかが問題ですので、

今後も注意していきたいと思います。


いずれにしても、現在、

原発にちかいところで放射線があまり減らないのは、

半減期で減る分だけ新たに福島原発から流れてくるからです。


これがどのくらいで収まるかということですが、

現在の状態ですと4月中旬ぐらいには収まるというふうに考えています。


そうすると、その後は10分の1まで減少しますから、

先ほどの計算でおおよその被ばく量が計算できるということになります。

・・・・・・・・・

福島県沖の海も汚染されていますが、これも当然のことです。

保安院は「測定したら汚染がわかった」と言っていますが、

福島原発から空に上がった放射性物質は西方に流されて太平洋に行っているわけですから、

当然その下の海は汚れます。


また、冷却のために海水を大量に原子炉建屋内に入れたわけですから、

その水が海に戻れば、これも当然放射性物質を伴います。


また保安院はどういう根拠があるかわかりませんが、

「汚染された海から取れた魚も大丈夫だ」と言っています。

そんなことは現在の段階でわかる人は1人もいないと思ます。


放射性物質で汚染された海で取れる魚は、

原則として汚染されています。

汚染されている魚を食べていいかどうかは

その魚の放射性物質の濃度によりますから、

その値がない内に安全だということは、なんと言うことでしょう.

・・・・・・

また、同じように福島県の作付けの問題で

「土壌が汚染されているかどうかを調べる」

というテレビを報道がありましたが、

土壌はもちろん汚染されています。


空間に放射性物質がなければ、

放射線は観測されませんから、

福島で放射線が観測されるということは、

すでに空気中に放射性物質が存在するということになります。


放射性物質が存在すれば、

それをが地面に落ちますから、土壌が汚染されます。

すでに間違えなく福島県の土壌は汚染されています。


どんなに怖い事実でも事実を真正面から見る勇気がこのようなときには大切です

・・・・・・・・・

毎日家にいたり、ペットボトルの水を使ったり、

大変な毎日が続いていると思いますが、

放射線量は最初の1ヶ月が高いので

ここを何とか凌いでもらいたいとわたくしは希望しています。


マスクや浄水器、

室内の空気清浄機等は効果が万全ではありませんが、

若干の意味はありますので使ってください。

また布団や洗濯物をできるだけ外にほさないことも大切です。


放射性物質はいろいろな形(細かい粒子など)をしていますし、

水で溶けるものや、溶けないものもあるし、

拭いたら取れるものや、取れないものがありますが、

ここ1ヶ月だけは少し我慢をして、

できるだけあれもこれもやっておいた方がよいと思います.

・・・・・・・・・

避難も長期になってお仕事も始まったり、

新学期が始まったりする人はとても迷うことではないかと思ます。


放射線は浴びた影響は「累積(合計)」が問題ですから、

1週間か2週間だけやや高い放射線のところにいても、

その後、低いところに移れば回復するという傾向もあります。


現実の生活の中で

できる事とできないことがありますが、

何とか工夫していただければと思います。


その点では原子力安全委員会が

継続的にSPEEDIを使って

現実に風の向きで変わる放射性物質の状態を

公開してくれることを強く望んでいます。


(平成23年3月27日 午後6時 執筆)

ベートーヴェン:交響曲第8番 第2楽章 フルトヴェングラー(1954)

原発、緊急情報(15、プルトニウム関連を含みます)

2011年03月29日 18時37分23秒 | 日記
今日、プルトニウムが発見されたと、

大騒ぎになりました。


私、プルトニウムの語源は、

神話の「プルートー(冥界の神)」、

から名前を取ったと思っていました。

しかし、

「WikiPedia」によれば、

「核兵器や原子力発電所で利用されているプルトニウム(Plutonium)の語源は、

先に発見された放射性元素であるウランとネプツニウムが

それぞれ天王星、海王星に因んで命名されたのを継承して、

冥王星(ラテン語:Plūtō)に因んで命名された物」だそうです。


さて、武田先生のブログからの転載、

今回は、「原子力は推進するべきか」という問題からです。


「「安全な原子力推進派」は異端? 私のスタンス


「どうしたら被ばく量を減らせるか」

という重要なときに

基本的な話をするのは何となく気がひけますが、

メールのご質問も多くありますので、

原子力の推進と反対についてわたくしの考えを述べます。


原子力には推進派と反対派がいて、

推進派の中でも、

何が何でも推進という人と

安全な原子力を推進したいという人と2種類があります。


反対派の方も、

原子力は安全じゃないから反対と、

人生観や思想的に絶対に反対という人たちがいます。


つまり、


1) 何が何でも推進


2) 安全な原子力なら推進


3) 原子力は不安全だから反対


4) 何が何でも反対


のグループがいるという訳です。

・・・・・・・・・

日本社会は少し過激になるところがあり、

現在の原子力関係では、

「何が何でも推進」と「何が何でも反対」の人達が力が強く、

私が考える妥当な見方、

つまり上の2と3は排斥されるのです。


わたくしは「安全な原子力なら推進」という考えです。

つまり、これから原子力を推進していくためには、

事故が起これば推進することができない

というのがわたくしの考えです。


わたくしは原子力安全委員会専門部会で

「地震で倒れるような原発をよくない」と主張したのですが、

そのような考えは

現在の原発の議論の中では「異端」なのです。


また、現在の原発の地震指針は、

原発を守るようになっていますが、

付近住民の被曝についても、

付近住民を被曝からどのように守るかという点でも、

汚染された状態の生活を

どうするかということも全く考えられていません。


福島原発の受け入れに当たって、

福島県は近くの住民に、

逃げる手段を作ったり、

子供のいる家庭に安定ヨウ素剤を配ったり、

汚染されたときに農家がどのように生活するか

ということを考えてなかったと思います。

・・・

東電は原発をつくり、

それを運転することが使命ですが、

自治体は住民を守ることが使命です。

従って自治体が「原発は安全だ」

という東電の約束をそのまま受け取ること自体がおかしいのです


飛行機を例に取りますと、

飛行機を飛ばすときには

万全を期して墜落しないようにします。

しかし、人間のすることですから墜落することもあります。


飛行機に乗ると、

毎回、スチュアーデスが非常時に取るべき行動を

乗客に説明します。

その乗客はその飛行機が墜落したら命を失うかも知れないのですから、

説明は大変にシビアです。

それでも飛行機が落ちる事のことを考えて

防御するというのが責任者のやるべきことなのです。


福島県の知事は東電に対して腹を立てているようです。

もちろん、東電の失敗を責める必要はありますが、

自分たちも住民の安全を守ることを考えていなかった

ということから出発しないと

福島県の人は被害を大きくするのではないかと心配しています。


自治体の役割は、

「そこに住む人たちの命を守る」ことです。

命を守ることを東電に預けるのではなく、

自分たちでパラシュートを用意する必要があったのです。


福島県とか福島市という自治体は何のために存在するのでしょうか。

このような非常時でこそ、

住民の命を守って欲しいものです。


これは全国の原発を持つ自治体にもいえることです。

原発の安全性は国の方で保証するのですが

(当てにならなくても自治体では判らない)、

各自治体は原発が仮に事故を起こした時に、

できる限り住民が守る計画をもっていなければならないと

わたくしは考えています。


良く原発を受け入れる自治体が独自に

「安全の検討」などをしていますが、

それより「非常時の対策」を作るのが第一の役割と考えられます. 


自治体は電力会社を信用してはいけないのです。

それは電力会社が悪いのではなく、

そのような役割を負っているのです。

・・・

わたくしにしてみれば、

「安全な原発推進派」というのは

「墜落しない飛行機は賛成」というのと同じですから、

当たり前のように感じますが、

それが異端になるという日本の状態を変えなければならないと思っています。


(平成23年3月25日 午後10時 執筆)」


茨城県知事を始め、東海村の関係者には、読んで欲しいです。

続いて、「プルトニウム」の記事です。



原発 緊急情報(32) プルトニウムの毒性


(メールのご質問に十分にお答えできず誠に申しわけありません。

今のところは全数を読んでおりますので、

順次ブログでお答えしていきたいと思います。

ここではご質問も多かったプルトニウムについて解説をしたいと思います)


今回の福島原発では、

1号機、2号機、4号機が通常のウラン燃料を使っています。

ウラン燃料というのはウラン235を核爆発させるもので、

多くの原子炉で使われているものです。


これに対して3号炉は、

プルトニウムという元素を燃料に使っています。

これはウラン235を核爆発させますと

プルトニウムはできますので、

それを回収して再度、燃料として使うのです。


つまり、普通のウラン235の燃料の時には

4.5%程度のウラン235の純度で

燃料として使うのですが、

プルトニウムは9%程度で使用します。


また少しややこしいのですが、

ウラン235燃やすとプルトニウムができます。

お役目が終わって燃料を取り出すときには

ある程度のプルトニウムを含んでいます。

・・・・・・・・・

ところで、プルトニウムがなぜ問題かというと、

一つにはプルトニウムというのは自然界にはない元素で

ウラン235の核爆発で作られます。

第2番目はプルトニウムには

非常に強い毒性があるという考えられていることです。


大震災と福島原発の事故の後なので、

これまで話を控えていましたが、

広島の原爆がウラン235、

長崎の原爆がプルトニウムでした。


そこで今回、万が一、3号炉が水素爆発したときに、

プルトニウムの飛散が予想されますので、

それに対して事前に準備をしておくべきかどうかを中心に

話をしたいと思います。

・・・・・・・・・

プルトニウムの毒性は次の三つです。


1. 放射線が強い、

2. 放射線の中でも体の表面や内蔵の表面を損傷する、

3. 人体へ特別強い毒性を持っていると言われている。


わたくしがウラン濃縮の研究をしている当時、

プルトニウムの毒性を知ることが大切だったので、

かなりの量のアメリカの文献を読んだことがあります。


ウランが核爆発をする条件とか、

プルトニウムの毒性の基礎的な研究は、

第2次世界大戦時代のアメリカに最も多く、

特に初期の研究では

研究者の死につながるような事故等も伴いながら研究をしています。

従って、その時代の文献はとても大切です。


また長崎原爆、チェルノブイリ等、

関係する資料も比較的整理されています。


それらによると、プルトニウムの特性は次のように考えられます。


1.放射線は強いのですが、放射線の量を常に測定して管理しておけば、

  他の放射性物質と同じと考えられる、


2.放射線の中でも体の表面や内臓の表面を損傷する特徴があるが、

  これもプルトニウムばかりでなく他の放射性物質でもその程度は同じ、


3.プルトニウムだからといって人体に特別な毒性はない。


1.や2.はすぐ理解できると思います。

まず外から来る放射線は人間にとって

「どの放射性物質から出ている放射線か」かということをわかりません。

放射線の種類やエネルギーによって人体に対する影響が決まるだけです。


プルトニウムか体内に入った場合ですが、ほとんどは口から入ったら、

胃や腸を通って比較的早い時期に排泄されます。

その時に、消化器官の表面に放射線があたりますが、

これもプルトニウム以外の放射性物質と同じです。


このようなことから、

プルトニウムだから毒物だということないというのがわたくしの判断です。

・・・・・・・・・

このようなわたくしの判断は今までも機会のあるときに、話してきましたが、

それに対して、主に原発反対派の人から強い反論があります。


それはプルトニウムの毒性は特別で

「角砂糖5ヶで日本人が全滅する」と言われます.


わたくしは責任ある立場でしたから、

事実を調べるために、随分文献を読んでみましたが、

このような毒性を見つけることはできませんでした。


科学的事実に賛成派も反対派もないのですが、

この件についてはわたくしは「推進派」と同じ考えです。

繰り返しますが、

科学的事実には推進派も反対派もありません。

ただ国民の健康だけを考えて判断する必要があります。


それなのに、「プルトニウムの毒性」という問題を、

科学ではなく思想の問題に置き換えてしまうことが、

これまでこの問題がハッキリしなかった原因です.


おそらくこのブログでも、

ここで「プルトニウムの毒性は特別なものではない」と書きましたので、

「武田はけしからん」という反論もあると思いますが、

プルトニウムの毒性は科学的事実ですから

微量のプルトニウムによって、

大きな損傷を受けたという医学的事実が必要なのです。

・・・・・・

ところで、「プルトニウムの毒性は特別である」という考えに対して、

2006年に電気事業連合会が反論を出しています。


ただ、電気事業連合会の普通の説明と同じで、

「プルトニウムを燃料に使うことは安全である」ということを繰り返しているだけで、

厳しく言えば答えになっていないという面があります。


少なくとも

プルトニウムの毒性に対して心配している人がいるのですから、

形式的な答えではなく、

実質的に踏み込んだ答えをしていれば

プルトニウムに対する不安感はかなり弱まったと考えられるからです。


わたくしはこのブログで常に

国際放射線防護委員会 (ICRP)の勧告に基づいて作られた

日本の法律の考え方と数値を使っていますが、

それによると、

プルトニウムはごく普通の放射性元素として分類されています。


わたくしがウラン濃縮研究をしているときに、

ウランとプルトニウムの人体内での振る舞いがかなり似ていることを知りました。


ウランもプルトニウムも、


1) 比較的、消化器表面を損傷する放射線を出すこと、

2) 人間にとってウランもプルトニウムも必要のない元素なので

    口から入ったら比較的短時間で排泄されること、


3) ウランやプルトニウムは腎臓に行きますが、

    それは排泄のためであり、だから早期に排泄されること、


4) ウランを間違って飲んだ例では、障害がでていないこと、


等です。


生物関係の方面ではよく知られているように、

「人間は必要なものは取り込み、不必要なものを排泄する」という機能を持っています。


例えば人間の血液に必要な「鉄」を考えますと、

鉄の放射性同位体が体の中に入ると、

人間の身体は「放射性かどうか」を見分けることができないので、

その鉄を体に取り込んでしまいます。


体に取り組むとそのあとずーっと放射線を浴びることになります。


逆に、ウランが入ってきてもどこに使っていいかわからないので、

すぐ排泄してしまうのです。


このように、

ウランやプルトニウムが人間に対して強い毒性を持たないのは、

人間が使う元素ではないということが決定的な理由だとわたくしは考えています。

・・・・・・・・・

従って福島原発からプルトニウムか飛散しても、

これまで通り放射線の強さに注意していれば大丈夫ということになります。


プルトニウムを燃料に使う3号炉について、

わたくしはこれまで、

危険度を他の号機に対して2.5倍にしていました。

この理由は、第1にプルトニウムの特性をもう一度調べてみようと思ったこと、

第二に燃料の中の放射性物質の状態がウラン燃料と違い、

やや危険側にあるということで、2.5倍をかけていました。


現在でも3号炉については、

やはり2.5倍程度の数字は必要と思います。

これはプルトニウムを燃料とする軽水炉の大事故が

初めてであるということです。

・・・・・・・・・

3号炉に関する最終的な結論は、

「注意しておかなければいけないが、

決定的にわたくしたちの健康に影響を及ぼすものではない」

ということです。


(平成23年3月27日 午前8時 執筆)」

ベートーヴェン:交響曲第8番 第1楽章 フルトヴェングラー(1954)

私の杞憂です

2011年03月29日 13時56分53秒 | 日記
規制緩和とバラマキが党是の民主党が、

野菜の出荷制限を盾に、

放射線量の規制緩和を迫っているように感じられる所が、

気に入らないのです。


放射能汚染騒動は、

あと半月か一箇月で収束、

その前に、

日本の農家が弱っている今、

緩和に踏み切り、

アメリカに隷属させるのではないかと、

形を変えたTPPでなければよいがと…、

まあ、私の杞憂です。

ホロヴィッツ ショパン 英雄ポロネーズ

ひょっとして、技術者も研究者もいないの?

2011年03月29日 02時41分31秒 | 日記
テレビやネットを見る度に、

毎回、新しい

しかも悪いニュースが流れてきます。


東北の被災地も

とても、日本の風景とは思えませんが、

関東とて同じ事で、


11日以前には、

私の人生とは全く関係のなかったはずの物が、

そこら辺をフワフワ浮かんでいて、

雨が降ると、

落ちてきたりしているようです。


以下は、「JCOM NET」の記事です。


『東電、仏に支援要請 原発事故受け』

3月28日(月) 22時4分

「東京電力が

福島第1原発の事故で、

フランス電力(EDF)や核燃料会社アレバ、原子力庁など

フランスの原子力関連企業・機関に支援を要請したことが分かった。

ベッソン産業・エネルギー・デジタル経済担当相が

28日、ラジオ番組で明らかにした。

29日付フランス紙ルモンドによると、

アレバは事故発生直後から東電側と連絡を取り合っていたが、

事態が急展開したのは「この36時間」としており、

26日ごろに緊急要請があったことを明らかにした。

同紙は「東電が原発事故の統御不能に陥った可能性」との見出しを掲げ、

事態を深刻視している。

ベッソン担当相は

「東電からの(フランス各機関に対する)支援要請は(事故発生後)初めて」

と述べた。

EDFは18日、

専門家の派遣や

原発事故に対応するロボットを含む資材130トンの搬送など

独自の救援計画を発表。

だが、ルモンド紙によると日本側はこれを拒否したという。」

記事は此処までです。


最初に海水注入をためらって、

事故を引き起こし

次に、フランスの救援計画を断り、

今になって支援要請。


国内に対しては、生命の危険、

海外に対しては、恥さらし、


現場が命がけなだけに、尚更、腹が立ちます。

【ホロヴィッツ】 スカルラッティ ソナタ ホ長調 & ト長調