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水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

早稲田吹奏楽団

2012年06月25日 | 演奏会・映画など

 昨日の貴重なオフ日は、早稲田吹奏楽団さんの演奏を聴きに大井町のきゅりあんまで出かけた。
 大井町の改札を出るのはたぶんはじめだ。新しいビルが林立していながら、戦後の焼け跡の名残のような(といっても知らないんだけど)路地が残っている不思議な雰囲気だった。
 きゅりあんも区の建物のようだが、正面に見える入り口は電気量販店さんで、そこからエレベーターで8Fにあがってホールに向かう。官か民間かどっちがメインかわからないのが不思議な感じ。
 一部と二部を聴かせてもらった。曲は、

 一部 酒井格  てぃーだ 
    樽屋雅徳 トビアスの家を去る大天使ラファエル
    福島弘和 交響的詩曲「地獄変」
 二部 清水大輔 夢のような庭
    足立正  じゅげむ
    保科洋  復興

 というように、邦人作曲家の最近の代表作がならぶ。「日本の吹奏楽の到達点」的なタイトルがついていてもおかしくないプログラムだ。
 奇をてらわずに楽譜をきちんと演奏しようという姿勢の演奏だったように感じたが、それもあってか、どの曲も聴きやすかったし、いい曲いっぱいあるよねと思えた。
 一昔前って、邦人作品で、わかりやすくて、しかもいい曲を、こんな簡単に並べられなかったのではないだろうか。
 演奏について欲を言えば、もう少しはめをはずしてあそんでみたり、ダイナミクスレンジを思い入り広げてみたりしてもいいかなとも感じたところもある(なんか、わかってる人みたくね?)。でもホールのせいもあるかな。あと、ステージにいるはず二人のOBを、保護者のような気分で探してたからかもしれない。
 この誠実なバンドの仲間にいれてもらってよかった。前団長のように、きっと中心となって活躍するだろう。

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6月25日

2012年06月25日 | 日々のあれこれ

 1学年だより「再チャレンジ」

 何かをやろうとしてうまくいかなかった時、私たちはその原因探しをする。
 そしてそういう場合、大体は自分以外のものに原因を求めてしまうものだ。
 何かが足りなかった、何かに阻害された、環境が整ってなかった、などというように。
 でも、本質的にはその人自身のなかに原因があることが多い。
 その人自身の問題が皆無だったという場合は現実にはほとんどない。
 たとえ天変地異によるものであったとしても、その場所でやらねばなかったのか、その日程しか選択肢はなかったのか、などを考えてみたなら、自分側に責任がみつかることもある。
 かりに自分の問題がゼロだったとき、では天を恨むべきか。
 そうしても何の解決にもならないことは言うまでもない。
 だとしたら、物事がうまくいかないときに、自分以外に原因を求めても時間のムダだ。
 自分についてだけは少し反省し、すぐに再チャレンジするのが、次にやるべきことだ。
 すると、たんに自分のやり方が足りなかっただけだと気付くのがほとんどだろう。
 もう一度やってみることによって、それに向かう気持ちが生まれる。
 「何くそ!」という思いで再チャレンジすれば、一回目とは明らかに結果が変わる。
 簡単にできてしまうことは、そこで終わり。自分の能力を確認できればそれでいい。
 大事なのは、とりあえず失敗する事柄を、繰り返しやってできるようにしていくことだ。
 そうなってはじめて、一歩成長したと言える。


 ~ 負荷の高いことを突破できた経験があると、他のことはハードルが低く感じられて、ラクにできるようになります。
「あれができたんだから、それに比べればこのくらい軽い、軽い」と捉えることができる。
 経験値によって、ポテンシャルが高くなるのです。
 特訓とか修業というのは、グッと締め付けて、自分で行ききることのできる範囲を超えるもの。それをやると、普通の状態に戻ったときに「ああ、なんてラクなんだ」と感じる。いわば、「心の加圧トレーニング」のような効果があります。
 修業経験のある人は、トレーニング効果で心に耐性ができている。「平気、平気、こういうことってあるんだよね、どこでも」と受けとめられる。心の防弾チョッキが弾よけに効いている。だからハードな戦場にも勇ましく出て行ける。
  … 早いうちに特訓や修業に浸って「修業感覚」という防弾チョッキを手に入れておくことは、他の誰のためでもなく自分のためになるのです。(斉藤孝『結果を出す人の「やる気」の技術』角川ONEテーマ21) ~

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