昨日の貴重なオフ日は、早稲田吹奏楽団さんの演奏を聴きに大井町のきゅりあんまで出かけた。
大井町の改札を出るのはたぶんはじめだ。新しいビルが林立していながら、戦後の焼け跡の名残のような(といっても知らないんだけど)路地が残っている不思議な雰囲気だった。
きゅりあんも区の建物のようだが、正面に見える入り口は電気量販店さんで、そこからエレベーターで8Fにあがってホールに向かう。官か民間かどっちがメインかわからないのが不思議な感じ。
一部と二部を聴かせてもらった。曲は、
一部 酒井格 てぃーだ
樽屋雅徳 トビアスの家を去る大天使ラファエル
福島弘和 交響的詩曲「地獄変」
二部 清水大輔 夢のような庭
足立正 じゅげむ
保科洋 復興
というように、邦人作曲家の最近の代表作がならぶ。「日本の吹奏楽の到達点」的なタイトルがついていてもおかしくないプログラムだ。
奇をてらわずに楽譜をきちんと演奏しようという姿勢の演奏だったように感じたが、それもあってか、どの曲も聴きやすかったし、いい曲いっぱいあるよねと思えた。
一昔前って、邦人作品で、わかりやすくて、しかもいい曲を、こんな簡単に並べられなかったのではないだろうか。
演奏について欲を言えば、もう少しはめをはずしてあそんでみたり、ダイナミクスレンジを思い入り広げてみたりしてもいいかなとも感じたところもある(なんか、わかってる人みたくね?)。でもホールのせいもあるかな。あと、ステージにいるはず二人のOBを、保護者のような気分で探してたからかもしれない。
この誠実なバンドの仲間にいれてもらってよかった。前団長のように、きっと中心となって活躍するだろう。