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水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

コンクール

2011年05月10日 | 日々のあれこれ

 コンクールの参加申し込み要項が送られてきた。
 先日1年生を迎えたと思ったら、もうコンクールだ。
 コンクールの抽選会のときに、出演日調整というのが行われてきた。
 指揮をする先生が年次研修にあたっていたり、他の学校行事と重なっていたりした場合、たとえば出演できる日程が三日間あるとすると、そのうちの都合のいい日のくじをひくまで引かせてもらえるのだ。
 といっても吹奏楽関係者以外には、そのイメージがわきにくいかもしれないが。
 コンクールの日程が8月3日、4日とあったとする。
 3日は校内模擬試験なので、4日に出させてくださいと言えば、それが通ったのだ。
 指揮者の都合がわるいとか、演奏メンバーが入試だから、なんてのも実は認められてきた。
 たとえば野球の大会で、「8月7日は校内実力試験があるので、8月8日に一回戦を戦いたい。そこがあたるまでくじを弾き直させてください」と言ったら、頭おかしいの? と言われることは必至だ。
 「いつも面倒みてもらってるコーチの家庭の都合で、この日は試合ができません」と言ったなら、それなら抽選会来なくていいです、出ないでください、と言われるだろう。
 そういうことが吹奏楽コンクールでは行われていた。
 初めて抽選にいったときは驚いたものだ。
 しかもそれを教育的配慮と述べてらっしゃる先生がいたことにも。
 今年の要項には、出演日調整は、教員の公的な出張のみ考慮する、とある。
 さらに当日の申し出は認められないと記載されている。
 長かった。常識の範囲と思われる抽選会になるまで。
 勇気を出して、それはおかしいんじゃないですかと初めて意見をいったとき、「誰? こいつ」って顔で見られてたなあ。
 大滝理事長ならではのご英断だと思う。
 抽選会でなんか言う人がいたら、ちょっとがっつり意見してしまうかもしれない。

コメント
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